くり
秋、いい季節ですナ。
ルッカ県近郊の山へ栗拾いに行った折、友人の父が「葉っぱの形をよく見て」と教えてくれ、マッローネとカスターニャに分けて拾い集めました。
秋が深まるごとに甘みが増すという栗。夜、肌寒くなってきたイタリアの街角に”焼き栗屋”さんが現れます。
「ひとすくいください」と注文すると、クルクルっと厚紙をコーン状に丸めて渡してくれます。
手がジワーっと暖かくなる。焼けた匂い。何故か焼きイモ屋さんと出会ったような嬉しさがある。
さて、一方こちらは山のはずれの友人宅。拾ってきた栗を1.5mくらいの柄の付いた穴あきフライパンにゴロゴロと入れ、カミーノ(暖炉)の中でザッザッと返しながら付きっきりでお父さんが焼いてくれました。
皆で1つ剥いては口の中、1つ剥いてはワインで湿らせた布を敷いたボールの中に…。
そう、ここはワインの国イタリア。酸味が出て少し飲みづらくなったワインを使って焼き栗を保湿し、ワインの香りをつけて、田舎の人々は寒い冬を慎ましやかに過ごすのです。
(^_^)b
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