
夜景の写真というのは、大変ウケが良い。
幻想的でカッコいいし昼とは対照的な表現の1つとして、もちろんアリである。
しかし撮り手として、「この建物は本当に夜の見え方を意識して作られてるの?」と
言いたいようなときもある。
例えば、学校建築や老人ホームの撮影。主に昼間に活動したり、生活を拠点とする施設が
本当に夜間利用することを意識した設計がされているんだろうか。
実際に、夜を意識した意図的な照明もなく蛍光灯の寒々しい光ばかりが外に漏れてくるような
写真を何枚も撮るような悲しい場合もある。
そんな夜景は恐らく、営業ツールとしても何の役にもたっていないだろう。
次に住宅建築の場合。ある部屋には電球、ある部屋には蛍光灯と種類がチャンポンされた
家の夜景は美しくない。
部屋それぞれが「個」として考えられ、間違いなく外から見える夜の姿など意識もせずに作られている。
住宅の場合、無理に夜景を撮るくらいなら、あえてない方が良い時もある。
同業者や少し写真が撮れる方なら解ると思うが、夜景を撮影するのにテクニックなど別段必要ない。
私は、夜景の写真をキレイと褒められることは、評価の数には入れていない。


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