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たてもんめぐり
主に関西の建築や有名建築家の建物を紹介するブログです。

たてもんめぐり 京都の最近のブログ記事

所在地:京都市中京区  設計:辰野金吾吉田鉄郎 他   竣工 1902~1926年。



四条烏丸~三条通りにかけての1㌔四方程の間に、沢山のレンガ建築が残っています。
西洋に追いつけ・追い越せと頑張っていた明治時代の象徴ともいえます。

ところがレンガ建築は、空襲や地震の多い日本には適さないと判断されて見る見るうちに
消えていったのです。

この界隈は、そんなレンガ建築が補修・復元され、再生されているものが多いです。
さて、貴方は何番の建物が好きですか?(笑)


旧北国銀行京都支店

①旧北国銀行京都支店   設計:辰野・片岡建築事務所    1916年


   
第一勧銀京都支店

②第一勧銀京都支店     設計:辰野・葛西建築事務所    1906年


中京郵便局

③中京郵便局          設計:吉井茂則            1902年


   
京都文化博物館別館

④京都文化博物館別館    設計:辰野金吾+長野宇平治   1906年

   
京都中央電話局

⑤京都中央電話局(現新風館)     設計:吉田鉄郎       1926年


この時代の赤レンガ建築は、建築家「辰野金吾」の手にかかっているものが多いです。
辰野さんと言えば、一番有名な赤レンガ建築は、何と言っても「東京駅」です。

「旅情」というものが赤レンガにマッチして、ノスタルジックな空気が蘇ってきますね。
そういう意味で、京都のレンガ建築も貴重な遺産なのです。

"第一勧銀"や"文化博物館"なども、綺麗に改修されましたし、新風館も真新しくなって
いいのですが、私は個人的に①の北国銀行がこじんまりしていて好きです。


          
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所在地:京都府福知山市   設計:川崎清/川崎清+環境・建築研究所   竣工 1992年。

    
60回目にして初めての、福知山市建築です(笑)
大江山の中腹にある、鬼にまつわる文化を学ぶ博物館と交流ホールです。

設計は、「川崎清」さん(京都大学名誉教授)です。1970年の大阪万博では、
万国博美術館(後の国立国際美術館)を設計するなど関西では大御所の建築家です。

鬼の頭の形の外観に、入口には日本全国の瓦屋さんの共同作業だという巨大鬼瓦。
建物自体は、とてもユニークなものです(笑)


鬼の交流館 1

    
鬼の交流館 2

    
鬼の交流館 3

    
鬼の交流館 4

   
鬼の交流館 5

   
鬼の交流館 6

   
鬼の交流館 7


平成12年には、天皇陛下が訪問された施設です。そのくらい鬼にまつわる施設というのは
珍しいものなのだと思います。

中には、沢山の鬼瓦が展示されています。著名な方が作った鬼瓦も展示してあり、
あの建築家の竹山聖さんが作ったものもありました。ちょっと意外だったので笑えました(~_~)

5枚目と6枚目の写真が後に増築された研修施設で、こちらも川崎さんの設計です。
木と打ちっ放しをうまく使ったこっちの建物の方が、私は好きです(笑)


     
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所在地:京都府舞鶴市   設計:若林広幸/若林広幸建築研究所   竣工 1993年。

    
舞鶴で若林広幸さんの建物を発見しました。
何度か近くを通ったことはありますが、ずっとパチンコ屋さんだと思ってました。

地上7階建ての駐車場です。恐らく近くの商店街の為のものだと思われます。
もうコメントの必要はありません。ポストモダンの駐車場建築、とくとご覧あれ(笑)


マイコム 1


マイコム 2


マイコム 3


マイコム 4


マイコム 5


マイコム 6


マイコム 7

・・・・・。よくわかりませんが、凄い造形です。
誰にも真似することはできません。天才だと思います。凡人には理解できません。

93年、地元の都市デザイン賞に輝いています。立地を考えると竣工当時は、
市街地や商店街の核だったのではないかと思います。

現在は錆びれた雰囲気です。派手な造形を見ると何だか夢の跡を見たような気分になりました。
この建物に限らず、全国に沢山あるポストモダン建築全てにかかわる問題です。


     
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所在地:京都市左京区   設計:大江匡/プランテック総合計画事務所   竣工 1998年。



京都岡崎にある、日本の古美術を中心とした私立美術館です。

設計は「大江匡」さんで、京都の町屋をモチーフにした建物です。小さな美術館に見えますが、
地下が大きく掘り下げられたサンクンガーデンになっていて、正直ビックリしました。

私もこんなお洒落なところだとは知りませんでした。建築通の方で(いや、建築通でなくても)
まだ行ったことない方にはオススメいたします(笑)


細見美術館 1


     
細見美術館 2


     
細見美術館 3


     
細見美術館 4


     
細見美術館 5


     
細見美術館 6


     
細見美術館 7


     
地上3階、地下2階の大きな吹き抜けになっていて、中庭、カフェレストラン、屋上庭園、
茶室、ミュージアムショップなどの憩いの空間になっています。

赤茶色に塗られた左官塗りが美しいです。個人的には安藤仕様のコンクリート美術館より、
こっちの方が好きかなあ(笑)

洗練されたビル作りが得意だと思っていた大江さんの作品だけに、改めてこの方が
「凄い建築家」であるということを再認識させられました。



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所在地:京都市下京区  設計:永山祐子/永山祐子建築設計  竣工 2004年。


またしても旬な若手女性建築家、「永山祐子」さんの紹介です。

以前紹介した乾久美子さんと同じく、青木淳事務所出身の建築家です。
今やルイヴィトン設計は、「青木王国」なのでしょうか(笑)

四条通の大丸前にあるルイヴィトンのファサード設計です。昼間はあまりにも凄い人と
交通量なので夜間に写真を撮ってきました。


ルイヴィトン京都1


     
ルイヴィトン京都2


     
ルイヴィトン京都3


     
ルイヴィトン京都4


     
ルイヴィトン京都5


     
ルイヴィトン京都6


     
一見派手そうに見えて、とても京都らしさを意識してるなと思います。歩きながら見ると、
白と黒の移り変わる表情がとても綺麗で、正面から見るとそれは縦格子のようにも見えます。

永山さんはまだ30代前半(だったと思う)の建築家ですが、コンペでの受賞も多くこの建物を
始めとして個人住宅や茶室なども設計されマルチな才能を発揮されています。

特に都心住宅「丘のある家」は、屋上を山のような白い屋根で囲い光と影の効果を使って、
空を囲いながら奥行きを出すという渾身の住宅設計です。

まだ知名度は低いですが、必ずブレイクする建築家の1人です。


     
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所在地:京都市中京区  設計:山下和正/山下和正建築研究所  竣工 1974年。



この建物は、京都市内にあるとてもユニークな住宅です。
私も雑誌やwebでは知ってましたが、一度この目で見たかった知る人ぞ知る建物です。

その名の通り、「顔の家」です。丸窓が目、入口が口、ベランダが右耳、鼻の穴は覗いてみると
空洞でした。鼻は飾りのようであまり機能的な意味はなさそうです。

設計は、「山下和正」さん。申し訳ありませんが全然知りませんでした。
しかし、この方1976年に日本建築学会賞を受賞している大御所建築家でありました・・・


顔の家1



顔の家2



顔の家3



顔の家4



顔の家5



基本的にお遊び建築だと思うのですが、レトロな雰囲気がたっぷりのいい建物だと思います。
1階は、デザイン事務所のようです。仕事場としてインパクトもあっていいんじゃないでしょうか。

昔からの佇まいの残る通りの真ん中に、突然こういうモノが現れるのが京都の面白いところです。
この顔は、一体誰をイメージして作られたのでしょう。外人?日本人?それとも建築主??・・・

誰がご存知の方がいらっしゃったら、是非教えて下さい(笑)



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所在地:京都市左京区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1988年。



次は、安藤忠雄の小建築です。左京区の京大近くにあるマンションです。
全体がコンクリートブロックで造られ、四角い箱の前に円弧の壁が建っています。

以前紹介した「TIMES」と同じく京都の安藤建築には、コンクリートブロックの建物が多いです。
何故なんでしょう??・・・打ちっ放しより京都の街並みにあっているのかなあ。



B-Lock神楽岡1



B-Lock神楽岡2



B-Lock神楽岡3



B-Lock神楽岡4



B-Lock神楽岡5



おそらく賃貸のマンションで学生さんが住んでると思うのですが、事務所やアトリエに使うのも
いい建物だと思いました・・・安藤建築にオフィス、いいですね~(笑)

2枚目の写真のお地蔵さんをかわして造られたファサードは、よく出来てるなと思いました。
京都の人は、こういうの動かすという事をかなり敬遠しますからね。

88年竣工ということは、築20年ですか・・とてもそうは思わせない建物ですよ。



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所在地:京都市西京区   設計:遠藤秀平/遠藤秀平建築研究所   竣工 2006年。


     
主に関西を中心に輸入車や中古車を販売している会社のショールームです。
設計は、今や大人気の建築家「遠藤秀平」さんです。

コルゲート鋼板(土木工事で水路やトンネルを造る時の製品)を巧みに使った建物が多く、
一言で言って「アート感覚の斬新な」作品が多いです。

オーラッシュの新店舗は全て遠藤さんの設計で、素材は同じなのですが店舗によって
それぞれ形が違うのでそれもまた面白いところです。


     
オーラッシュ1


     
オーラッシュ2


     
オーラッシュ3


     
オーラッシュ4


     
オーラッシュ5


     
クネクネと波打たせた曲線の屋根とガラスがとても明るい雰囲気を出しています。
何と言っても遠藤さんの建物は「見ていて楽しい」ですし、人気があるのもわかります。

こんな芸術家のような設計をする遠藤さんですが、意外に住宅や公共建築の設計も多く
今後も目が話せない存在です。

あと個人的な話ですが遠藤事務所の建築写真は、レベルが高いのでどなたが
撮影されているのかもとても興味があるところです(笑)


     
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所在地:京都市西京区   設計:若林広幸/若林広幸建築研究所   竣工 1986年。

    
洛西の丘の上に2つ並んで建つ建物。国道9号線からも良く見えます。
私はずっとマンションだと思ってました。驚くことに実は老人ホームだったんですね。

設計は、京都が生んだ鬼才。知る人ぞ知る「若林広幸」さんです。
陶磁器メーカー「たち吉」の元デザイナーで、インテリア事務所を経営しながら我流で
建築を学んだという異色の経歴の持ち主です。

一言で言って、「派手な造形で自己主張の強い」建物が多く、特にバブル期の京都では
高松伸と並んで大絶賛された建築家です。

この老人ホームは、若林氏のデビュー作です。
こんな老人ホームにお目にかかるのは、人生最初で最後になると思います(笑)



ライフイン京都1



ライフイン京都2



ライフイン京都3



ライフイン京都4



ライフイン京都5



中では、たくさんのお年寄りが生活されてるんでしょうか。ちょっと想像がつきません。
この建物には、「生のダイナリズム、前向きで積極的なイメージ」がデザインされているようです。

20数年前の老人ホームといえば、恐らく病院の延長線上のようなものしかなかったでしょう。
そういう意味では、けっこう斬新だったのかも知れません。
現在のアットホームな老人ホームとは全く考え方が違いますね。これも時代でしょうか。

そう言えば最近、若林さんのお名前を聞かなくなってきました。お元気されてるんでしょうか。
京都を中心に若林さんが全力で走り続けた軌跡を、これからも紹介できたらと思います。



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所在地:京都市上京区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1981年。



京都御所近くの住宅街にある老舗の呉服問屋です。
最初の写真の食パンのような建物が表側、後の写真のロケットのような建物が裏側で
同じ敷地の中に全く違う建物が建つ異色の建築です。

表の食パンが1981年、赤丸ロケットが1986年の竣工ということでバブル期に輝いた
高松伸の表現力の変遷を知るにはベストな建物かも知れません。

周辺環境との圧倒的な違和感と、敷地内での一体感のなさに驚いてしまいます(笑)
恐らく、それも1つの狙いなんだろうとは思いますが・・・・



織陣1



織陣2



織陣3



織陣4



織陣5



織陣6


どこかで聞いたことがあるんですが、施主さんから「使い方は後から考えるから、君の建築を
作りたまえ!」と言われて作ったという話です。

凄い話ですね。高松さんも意気に感じて精一杯表現したのだと思います。そのパワフルさは、
建物を見るだけで十分に伝わってきます(笑)

高松伸のオリジナル性は、ここを出発点としてどんどん頭角をあらわしていきました。
あの赤丸ロケットの内部はどうなっているのか、とても気になります(^_^;)



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所在地:京都市東山区   設計:谷口吉生/谷口建築設計研究所  竣工 2001年。



京都国立博物館の百周年を記念して作られたエントランス兼カフェです。

設計は、「谷口吉生」さんです。あまり表舞台には出られませんが知る人ぞ知る名建築家です。
特に美術館建築においては、日本で第一人者の建築家ではないでしょうか。

その実力は、ニューヨーク近代美術館(MOMA)の設計でも発揮されています。
一言で言って「研ぎすまされた」建築が多く、玄人好みされる建築家の一人です。



京都国立博物館1



京都国立博物館2



京都国立博物館3



京都国立博物館4



京都国立博物館5



京都国立博物館6



薄いフラットな屋根に、差し込まれたような壁などシンプルで洗練されていてカッコいいです。
また、カフェから見る博物館の借景も美しいです。

谷口さんも私のお気に入り建築家の一人なのですが、今まで幾度となく近くまで行きながら
見たことがありませんでした。これが初めての見学となります。

博物館内では現在、新展示館とお土産屋さん(だったと思う)の工事が谷口さんの設計で
進行していました。完成は2011年だそうでこちらも楽しみです。

それから谷口さんは、丹下事務所出身の建築家としても有名です。
黒川、磯崎、槇、谷口・・・丹下の弟子はやはり大物ばかりが名を連ねています。



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所在地:京都市左京区   設計:磯崎新/磯崎新アトリエ   竣工 1995年。



平安京建都1200年を記念して建設された、京都北山にあるコンサートホールです。
設計は、「磯崎新」さんです。丹下事務所出身の建築家で、黒川紀章と肩を並べる大御所です。

20代の時から天才と言われていた方で、その建築をどう説明したらよいのか難しいです。
少々やり過ぎっぽいですが、それを補って余りあるパワフルな建築が多いです。

なのでとても好き嫌いに分かれてしまうのですが、このコンサートホールは磯崎建築としては
随分おとなしい部類に入ると思います(笑)



京都コンサートホール1



京都コンサートホール2



京都コンサートホール3



京都コンサートホール4



京都コンサートホール5



京都コンサートホール6



京都コンサートホール7



外部のリズミカルな曲線と、円柱部分の床の模様が幾何学的で何か音楽と関係がありそうです。
それにしてもクラシックコンサート専用のホールとは、何とも贅沢です。

京都は、音楽イベントとなると京都会館のような施設しかなく、ここをもっと活かせないのかと
率直に思いました。それは、北山という土地が許さないんでしょうか(笑)

北山のこの界隈は、他にも名建築家の建物が目白押しですので、いつか北山建築特集を
やってみたいと思います。

私個人的には、磯崎さんの建築はあまりグッとこない・・・というかわからないです。
磯崎さんは今では海外中心に活動をされ、これから日本を支えていく若手建築家も
沢山育成している超有名建築家なのです。



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所在地:京都市左京区   設計:槇文彦/槇総合計画事務所  竣工 1986年。


平安神宮の大鳥居横にある美術館です。岡崎周辺の環境に合った落ち着いた建物です。
設計は、「槇文彦」さんです。丹下事務所出身の建築家でその作品はインパクトは薄いものの
装飾の少ないシンプルさが美しい建物が多いです。

代表作「スパイラル」は、日本を代表するポストモダン建築で、海外で建築を志す人の中で
知らない人はいないという世界的にも有名な建物です。
一見複雑そうですが、やはり気品のある建物で高松さん辺りとは対局にあると思います(笑)



京都国立近代美術館1



京都国立近代美術館2



京都国立近代美術館3



京都国立近代美術館4



京都国立近代美術館5



京都国立近代美術館6



疎水に面したカフェは、いいロケーションでとても心地よさそうです。
又、4階の大きな窓からは、東山の景色を借景のように楽しむことができるようです。

どうも中の方が建築的には面白いようなのですが、美術に無知な私にとって1000円近い
入場料を払って見る勇気がありませんでした(笑)

この建物1つで槇さんを語るのは難しいのですが、わずか1人の建築家の都市計画で
35年掛け「代官山」を今のメジャーな土地したのはこの方の功績です。

又、更地になったニューヨークの世界貿易センター跡地に建つ新ビルの設計も槇さんです。
80歳になってもアトリエでバリバリ働いているという槇さんにまだまだ陰りはありません。



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所在地:京都市中京区   設計:みかんぐみ   竣工 2006年。



建築家という職業は、60~70代でもバリバリの現役で、30~40代はまだ子供みたいなものです。
妹島さんや隈さんで50代。これくらいを、ちょうど脂が乗り切ってる世代というんでしょうか。

今回は、「みかんぐみ」(加茂紀和子、曽我部昌史、竹内昌義、M・タルディッツ)の紹介です。
40代の若手建築家ユニットで、首都圏を中心にジリジリと注目を浴びてきている次世代建築家です。

そんな、みかんぐみの作品を京都で見つけました。
辰野金吾が設計した「京都文化博物館」の前に建てられた仮設のカフェです。



ソボロ1 



ソボロ2



ソボロ3



ソボロ4



ソボロ5



白いテーブル状の型が、屋根・テーブル・椅子の順に小さくなっていってるのがとても面白いです。
ただ、白いが故に錆やペンキの剥がれがとても目立ちました。せっかく一等地に建ってるんだから
その辺のメンテとかはしっかりして欲しいと思いました。

「プレミアムホットドック」という響きにそそられましたが、ボックス内の店員さんのやる気のなさが
伝わってきて買う気がなくなりました(笑)

平日の寒い日だったので、ここは多めに見て。休日は、賑わっていることを期待します。
仮設の可動式だけにいつまであるかわかりませんが、建物的には、見る価値がありました。



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所在地:京都市下京区   設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所   竣工 2004年。



妹島和世さんが今一番ホットな女性建築家なら、男性ならこの方「隈研吾」さんです。
バブル期は、ポストモダン派として激しい装飾で世間の目を釘付けにした人ですが、
近年は素材の良さを生かす斬新さが脚光を浴び、日本で一番忙しい建築家かも知れません。

隈さんは「負ける建築」(予算や条件に打ち勝たない)というのが持論です。
あらゆる逆境も味方にして独創性を生み出すところが「隈流」であり、人気の原点なのです。

まさにそんな隈さんを待っていたかのようなビル再生事業です。
昭和13年竣工の旧丸紅ビルは、「烏丸通りの核」として見事にリノベーションされました。



cocon烏丸1



cocon烏丸2



cocon烏丸3



cocon烏丸4



cocon烏丸5



「過去と現在(古今)、2つの重なりを表現したかった」ということで、できるだけ既存ビルを生かし、
低層部に雲をイメージした緑のプリントフイルムを挟み込んだガラスの壁面を採用しています。

このビルを初めて見た時の第一印象は、「うわ~、イマイチ」でした。
「緑の雲=京都の歴史との融合」もピンとこないし、どうもデザインが・・・と思ってましたが、
最近何だかどんどん街になじんできて、とってもよく見えるようになってきました。

これって隈マジック???。いつの間にか、このビル好きになりました(笑)
確かに外観には、賛否両論ありそうですが中は落ち着いていてとてもいい感じです。

「アクタス」などのインテリアショップに、カフェや映画館。オフィス棟には京都のFM「α-station」
もあり、ここはまさに京都の情報発信地でもあります。

世界でも活躍する隈研吾さんですが、残念ながら関西には作品が少ないです。
今ノリにノッている隈さんから、今後も目が離せそうにありません。



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所在地:京都市伏見区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1983年。



この建物なしに高松伸は語れないという、「伝説の歯医者」です。
ARKという名は、「ノアの箱舟」のことらしいです。大洪水から家族を救ったとされる「箱舟」と
オーバーラップさせてるんでしょうか。

確かにちょっとやそっとじゃ壊れそうにもありません(笑)。何ともユニークな外観です。
大絶賛か???か。やはりこの建物も何か世界に向けてメッセージを発信してるんでしょうか。



ARK1



ARK2



ARK3



ARK4



ARK5



個人的には全く理解できない建物なのですが、80年代前半はそれまでの建物の常識に疑念を
持った建築家が、新たな表現の可能性に挑戦を始めた時代でした。

良しも悪しもその先駆者の1人が高松さんだったことには、間違いはありません。
あの穴の中は一体どうなってるんでしょうね。宇宙人の虫歯治療でもしてるんでしょうか??

高松さんは、島根県出身で京都大学の教授です。山陰や京都には、目を丸くさせるような
驚きの建築がありますので、又たくさん探しに行きたいと思います。



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所在地:京都市下京区   設計:原広司+アトリエφ建築研究所    竣工 1997年。



すっかり、日も暮れてしまった夜の京都駅です・・・・

設計は、「原広司」さん(東京大学名誉教授)です。鉄道駅舎としては、異例の国際設計コンペで
安藤・黒川他外国人を含む複数の建築家の中から、原さんの設計案が採用されました。

高さの抑制、周辺環境との調和、そして古都の玄関口としてふさわしい建物であるか。
今でも賛否両論を巻きおこす京都駅も、竣工から10年の歳月が過ぎました。



JR京都駅1



JR京都駅2



JR京都駅3



JR京都駅4



JR京都駅5



10年前の自分は、「何だかんだいっても格好ええ建物やん」と思ってました。
しかし、時が経つほどこの駅が「果たして京都の雰囲気に合ってるのか?」と考えさせられます。

仮に、この建物が京都の玄関らしく和風建築だったと考えた場合、果たして格好いい建物に
なっていたでしょうか。

和風建築は小じんまりしているからこそ趣があるもので、景観ばかりに着目していると
逆に中途半端なお城みたいなものができていたような気さえします。

ということは、やっぱりこの京都駅が正解か。さすが原広司って天才やな~!!
でもやっぱりオブジェのようなこの建物ってどうなんやろ??・・・どこまでいっても答えは出ません(^_^;)

でも、そうやって今でもいろいろと考えさせるところが、きっと名建築なのだと思います。



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所在地:京都市伏見区  設計:黒川紀章建築都市設計事務所   竣工 1998年。


京都も黒川建築は少ないです。その中で、一番大きなものはこのビルです。
地上20階建て、屋上と南面に大きなソーラーパネルが設置されているのが特徴です。

敷地内には公園も設置され、環境や景観に配慮をしたというメッセージ性の強いビルです。
黒川さんは、創業者稲盛氏の出身地鹿児島で「ホテル京セラ」の設計もされているようで、
京セラお気に入りの建築家なのかも知れません。


京セラ1



京セラ2



京セラ3



京セラ4



京セラ5



あまりにオーソドックスな事務所ビルだけに、「どこが黒川紀章?」って感じですね。
唯一、入口の車寄せのシャープな部分だけがそれっぽいです。
中にはもっと特徴的な所はあるのかも知れませんが訪れた日は、残念ながら休みでした。

ビルの1階と2階がそれぞれ、美術館とセラミック館になっているようで
いずれも入館無料のようでした。また機会があればぜひ行って見たいものです。

「派手さはないですが、実は黒川紀章が設計しているビル」と覚えておいて下さい(笑)



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所在地:京都府綾部市  設計:安藤忠雄建築研究所   竣工 1995年。



ありますあります、さすが有名建築家。こんな田舎にも、安藤建築は存在します。
京都府北部の工業団地内にある企業同士の研究・交流をする施設です。

斜面に建物を埋め込むように建っていて、周囲も回遊式の公園になっています。
私が行った時は、天気は良かったのですが残念ながら休館日でした。



綾部工業団地1



綾部工業団地2



綾部工業団地3



綾部工業団地4



綾部工業団地5



写真ではあまりわかりませんが、近くで見ると打ちっ放しの汚れやヒビが目立ちました。
これは、この建物にかかわらず経年していくコンクリート建築の1つのテーマなんでしょうね。

しかし、休みとは・・・・中はちょっと見てみたかったですね(-_-;)
最後の写真は男子トイレから見ました。建物の一番上の開いている部分の下は公衆トイレです。

まあ、遠くないのでまた寄ってみることにします。
段差になった池は、とってもいい感じですし、気持ちよく清掃も行き届いてました。

安藤建築は、ひとまず終わりにしたいと思いますが、やはり関西出身の方なので
安藤さんの作品は今後もたくさん紹介する事になると思います。



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所在地:京都市中京区   設計:安藤忠雄建築研究所    竣工 1984年。



高瀬川沿いに建つ商業施設。京都を代表する安藤建築です。
水面と建物の距離がとても近く、高瀬川との一体感が素晴らしい名建築です。

私が大学生の頃は、この界隈で一番輝いていた建物です。
今の新築ではほとんど見ませんが、当時の商業建築に流行したコンクリートブロックも
時の流れと共に、とてもいい感じに落ち着いています。



TIMES 1



TIMES 2



TIMES 3



TIMES 4



TIMES 5



しかし、何と空きテナントの多いこと・・・・2/3は空いてるでしょうか(T_T)
迷路みたいになっていて建築的には面白いのですが、結果的にあまり商業向きではないようです。

ただ、1つだけ元気なお店を見つけました。
復刻モデルをだして一躍脚光を浴びるようになった靴の「オニツカタイガー」です。
商業建築としてのこの建物の運命は、やはり元気なテナントに託されています。

頑張れオニツカタイガー!!(笑)



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