主に関西地方の建築物や有名建築家の建物を紹介するブログです。

「兵庫県」の建築物

★No.170  「西宮商工会館」

所在地:兵庫県西宮市  設計:村野藤吾/村野・森建築事務所  竣工 1966年。

  
西宮市の中心部にある商工会館で、「村野藤吾」さんの設計です。
赤褐色の外壁とグリッドのような打ち放しコンクリートの組み合わせが印象的な建物です。

もともと、高層棟と大ホールのある低層棟の2棟でできていましたが阪神・淡路大震災によって
低層棟は倒壊してしまいました。
  
              
西宮商工会館 1



西宮商工会館  2



西宮商工会館 3



西宮商工会館 4



西宮商工会館 5



西宮商工会館 6



西宮商工会館 7



西宮商工会館 8


  
西宮商工会館 9

 
最後の写真がかつての姿です。手前部分は、建て替えにより新しい建物が建っています。
高層棟にもかなり震災のダメージがあったと思いますが、改修して残すと考えられた方々の
思いに頭が下がります。

内装インテリアには、かなり村野色が出ているようですが、残念ながら休館日でした。
西宮の名物と謳われた名建築だけに、いつまでも残ってもらいたいと思います。


                                 
※建築主・建物管理者の方々へ

現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
写真・コメント掲載には十分配慮しているつもりですが、万一内容に問題がある場合は、
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★No.169  「旧シャルレ本社ビル」

所在地:神戸市中央区  設計:石井修/美建・設計事務所  竣工 1982年。


女性下着メーカー「シャルレ」の旧本社ビルで、「石井修」さんの設計です。北欧家具のショップ
IKEAなどが建築され再び活気を浴びるポートアイランドに、開島初期から建つオフィスビルです。

写真は冬場に撮影したもので、普段は蔦や周囲の緑に覆われその全貌を見ることができません。
人工島で既に30年近く前から自然との共生が考えられた建物です。

                 
旧シャルレ本社ビル 1


   
旧シャルレ本社ビル  2


   
旧シャルレ本社ビル 3


   
旧シャルレ本社ビル 4


   
旧シャルレ本社ビル 5


   
旧シャルレ本社ビル 6


   
旧シャルレ本社ビル 7


   
旧シャルレ本社ビル 8


   
旧シャルレ本社ビル 9


   
旧シャルレ本社ビル 10

   
建物は、鉄の素材とガラスの素材の2棟に分かれていてブリッジで繋がっています。茶色をした
カーテンウォールがとても珍しいですが、違和感なく周囲の緑を写しこみます。

ポートアイランドのどの建物よりも、最先端をいくエコ精神が素晴らしいです。それは30年前から
既にお見通しだったのか?石井修はやはり大建築家です。

                            
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★No.168  「RIN'S GALLERY」

所在地:神戸市中央区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所  竣工 1981年。


北野坂を登ったところにある安藤建築初期の建築です。以前紹介した「北野ローズガーデン
と同じく正面がレンガ張りの建物で、少しレアものです。

中に入ると中庭の雰囲気とか、独特の回遊性で「安藤建築」だとすぐにわかる商業施設です。

              
RINS-GALLERY 1


   
RINS-GALLERY  2


   
RINS-GALLERY 3


   
RINS-GALLERY 4


   
RINS-GALLERY 5


   
RINS-GALLERY 6


   
RINS-GALLERY 7


   
RINS-GALLERY 8


   
RINS-GALLERY 9


   
RINS-GALLERY 10

  
竣工が1981年と古いですが、とても綺麗です。さすがにテナントの稼働率は低そうですが、
レストランやオフィス・工房など建物の雰囲気にあったものが多くていい感じです。

丁寧に使われていて建物愛を感じます。最近、外壁などの修繕工事をされているようです。
いつまでも、北野のシンボルであり続けて欲しいですね。


                            
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★No.167  「コナ・ヴィレッジ」

所在地:兵庫県尼崎市  設計:長谷川逸子/長谷川逸子建築計画工房  竣工 1990年。


尼崎市に「長谷川逸子」さんの建築がありました。1990年に建てられたデザイナーズ仕様の
分譲マンションですが、現在は賃貸でも住むことができるようです。

パンチメタルを使った装飾やくねくねとした曲線が独自の「90年代の女性らしさ」というものを
醸しだしています。しかし既に錆び始めている箇所があり、そこは少し残念です。

                
コナヴィレッジ 1



コナヴィレッジ  2



コナヴィレッジ 3



コナヴィレッジ 4



コナヴィレッジ 5



コナヴィレッジ 6

 
賃貸情報によると、共用設備には専用プール、ジャグジー、フィットネスジム等の利用が
可能で、最寄り駅まで専用無料シャトルバスで通勤できるとか・・・何とも素晴らしい待遇です!

この建物について調べていたら面白い動画を発見しました。お暇でしたら一見下さい。

                            
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★No.166  「キューブ南武庫之荘Ⅱ」

所在地:兵庫県尼崎市  設計:高松伸/高松伸建築設計事務所  竣工 1987年。


以前紹介した、尼崎市にある「高松伸」さんのデザイナーズ賃貸マンションシリーズです。
一昔前という印象は拭えませんが、ちょっと行き過ぎた感のある装飾が流石です。

   
キューブⅡ 1


   
キューブⅡ  2


   
キューブⅡ 3


   
キューブⅡ 4


   
キューブⅡ 5

        
円柱等の青の塗装部分は、以前は赤だったようです。相当奇抜であったことは想像できます。
室内はいたって普通で、専有面積18平米だそうです。6畳一室と水廻りくらいかな?
やや狭いかもしれませんが、今なら賃料もお手頃かもしれませんね。駅近でしたよ(笑)


                                
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★No.165  「名塩地区 斜行エレベーター」

所在地:兵庫県西宮市  設計:遠藤剛生+都市整備公団関西支社  竣工 1991年。

中国自動車道を走っていると、山々の風景の中に現れる巨大住宅群。
車で通るたび気になっていましたが一度見に行ってみようと思い、足を運びました。

確かエレベーターなのでは・・・と思ってはいましたが、想像以上のスケールと近未来感に
とてもワクワクしてしまいます。

              
名塩斜行EV 1



名塩斜行EV  2



名塩斜行EV 3



名塩斜行EV 4



名塩斜行EV 5



名塩斜行EV 6



名塩斜行EV 7



名塩斜行EV 8



名塩斜行EV 9



名塩斜行EV 10

 
高低差60メートルで2基ある斜行エレベーターは、西宮名塩の駅がある1階から3階とある
住宅群を繋ぎます。かつては、「日本一速くて長い」といわれていました。

写真では余り伝わりませんが上まで登ると、そこはまさしく「天空の街」でした。
一見の価値はありますが、住人の方がたくさんいらっしゃるので、マナーはお守り下さい。
設計は、「遠藤剛生」さんで、関西を拠点に活躍されている建築家です。


                                  
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★No.164  「姫路市水道資料館 水の館」

所在地:兵庫県姫路市  設計:横内敏人/横内敏人建築設計事務所  竣工 1996年。


姫路市北部の浄水場内にある、水の資料館で「横内敏人」さんの設計です。
水を入れる容器をイメージした円筒形の建物が2つ繋がっているように建っています。

このコンクリートブロックを見ていると、横内さんの設計とは程遠いイメージです。
若狭三方縄文博物館」と同様に、木のテイストがとっても少ない横内さんの作品です。

                
水の館 1


   
水の館  2


   
水の館 3


   
水の館 4


   
水の館 5


   
水の館 6


   
水の館 7


   
水の館 8


   
水の館 9


   
水の館 10

  
竣工時は建物の廻りに水が張ってあったようですが、今はすっかり枯れてしまってるようです。
入館料は無料ということで行ってみると、何と定休日(汗)

中はとても良さそうですが・・・横内建築を見に行くと、どうも休みの日に遭遇します。
よく考えるとこの姫路シリーズは、3連続定休日。あまりに残念なので横内事務所のHPに
かっこいい写真がありましたのでリンクさせていただきます。

                            
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★No.163  「姫路市書写の里 美術工芸館」

所在地:兵庫県姫路市  設計:宮脇檀/宮脇檀建築研究室  竣工 1994年。


またしても、おサボり感が出てきてますが・・・姫路建築第3弾は、書写山のふもとにある
「宮脇檀」さん設計の美術工芸館です。

竹林に包まれたアプローチから建物がチラリと見えてきます。あいにく休館日で、ロープが
かかっていましたが、優しい警備員さんが中まで入れてくれました。感謝感謝!!

                 
書写の里 1



書写の里  2



書写の里 3



書写の里 4



書写の里 5



書写の里 6



書写の里 7



書写の里 8



書写の里 9



書写の里 10
 

大きな屋根と朱色の列柱が目を引きます。屋根がかなり歪んで見えますが、本当にこんな風に
見えます。歪曲収差ではありませんので、同業の方は突っ込まないでください(汗)

エントランスのガラスブロックは、伊藤清永美術館を思い出させました。内部はというと姫路の
伝統工芸である、はりこやコマなどの製作などが体験できる施設だそうです。


                            
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★No.162  「兵庫県立歴史博物館」

所在地:兵庫県姫路市  設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築研究所  竣工 1982年。


姫路にも、丹下建築あります。姫路城隣にある歴史博物館です。そんな大きな建物では
ありませんが、モダンで落ち着いた外観にガラスのカーテンウォールがバッチリとキマってます。
中から見える姫路城の借景を期待しましたが、施設は残念ながら休館日でした・・・

              
兵庫県立歴史博物館 1



兵庫県立歴史博物館  2



兵庫県立歴史博物館 3



兵庫県立歴史博物館 4



兵庫県立歴史博物館 5



兵庫県立歴史博物館 6



兵庫県立歴史博物館 7



兵庫県立歴史博物館 8



兵庫県立歴史博物館 9



兵庫県立歴史博物館 10

 
ガラスの渡り廊下の先にあるガラスボックスは喫茶店のようです。気になります。
正統派建築に見えますが、やはり、「普通そうで普通でない」オーラはたっぷり出ていました。
次回は、開館日&晴天でリベンジです。


                               
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★No.161  「姫路文学館」

所在地:兵庫県姫路市 設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所  竣工 1991年。


京都府が10作続きましたので、次は兵庫県から10作紹介していきたい思います。
まずは、姫路城近くにある文学活動を主とした施設で、「安藤忠雄」さん設計です。

旧館(北)と新館(南)の2棟があり、2つは斜面の上と下でスロープで結ばれています。
どこを歩いていてもチラリと見える姫路城がなかなかナイスです。

  
姫路文学館 1



姫路文学館  2



姫路文学館 3



姫路文学館 4



姫路文学館 5



姫路文学館 6



姫路文学館 7



姫路文学館 8



姫路文学館 9



姫路文学館 10

 
水に面したスロープはいい感じで、敷地内には大正時代に建てられた「望景亭」と呼ばれる
和風建築もあり、ちょっとしたお出掛けにはとても良いところです。

写真を撮影した日は、小雪舞う真冬日。新館は工事中で、館内は私を含めてわずか数名。
安藤建築は、「晴れの日に見に行こう」と新たに誓いを立てた日でもあります(汗)


                                
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★No.128  「三木総合防災公園 ビーンズドーム」

所在地:兵庫県三木市   設計:遠藤秀平/遠藤秀平建築研究所   竣工 2007年。

     
気がついたら1週間サボってました・・・申し訳ありません。
耐震実験施設「E-ディフェンス」で有名な、三木市の三木総合防災公園内にある
世界最大の屋内テニスコートで「遠藤秀平」さんの設計です。

名の通り豆の形をした斬新なデザインの外観は、壁1面が芝で覆われて緑化され、
柔らかくて可愛らしい印象です。又、鉄骨トラスが美しい内部も驚きの空間です。

現在は、ブルボンが命名権を取得し「ブルボン・ビーンズドーム」の名称で三木市の
新しい顔になっています。私が行った時は、まだオープンして間もない頃でした。

   
ビーンズドーム 1



ビーンズドーム 2



ビーンズドーム 3



ビーンズドーム 4



ビーンズドーム 5



ビーンズドーム 6



ビーンズドーム 7



ビーンズドーム 8



ビーンズドーム 9



ビーンズドーム 10


普段はテニス場ですが、名目上は非常時の防災施設だそうです。
高速道路を走っていると見えますが、今は屋根の緑が生え揃い美しくなっていると思います。

あまりのスケールの圧倒さに見落としがちなのですが、細かいところを見れば見れほど
かなりのこだわりようです。それは、小さな建物でもとことんこだわりをもって創ってきた
遠藤さんの集大成のようにも見えました。

建物だけでなく、机や椅子、小物に及ぶまで抜群のセンスです。テニスに興味がなくても
十分楽しめるので、一見の価値ありです。暖かくなったら是非一度遊びに行ってみて下さい。

            
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★No.127  「子午線ライン明石船客ターミナル」

所在地:兵庫県明石市   設計:岸和郎/Waro Kish + K.ASSOCIATES   竣工 2003年     
   
本州と淡路島を結ぶ連絡船のターミナルです。「明石⇔淡路」と言われて真っ先に
思い浮かぶのは「たこフェリー」ですが、こちらは淡路島の岩屋までをわずか13分で結ぶ
高速船「淡路ジェノバライン」の待合所になります。

設計は、「岸和郎」さんです。直線が多くスッキリとした建物の多い京都を代表する建築家です。
外観は紺色のガルバリウム鋼板でシンプルにまとまっていますが、中に入ると明石の街に
ふさわしい空間が待っていました。

    
明石船客ターミナル 1



明石船客ターミナル 2



明石船客ターミナル 3



明石船客ターミナル 4



明石船客ターミナル 5



明石船客ターミナル 6



明石船客ターミナル 7



明石船客ターミナル 8



明石船客ターミナル 9


天井にある十字のスリットから、落ちてくる光が印象的です。
光のスリットは子午線のライン(南北)と日時計(東西)の役割を果たしています。
天井が少しR状になっているのは、明石にある時計台をイメージしているそうです。

建物の正面は、後付の看板とペイントでかなり残念な感じでお見せできません(汗)
岸さんの建築は、個人住宅などが多くあまり紹介できませんが公共建築を紹介する
機会ができて良かったです。

しかし、明石大橋の下に2社の客船が走っていたとは知りませんでした。何かと船会社には
逆風続きの環境ですが、ナイトクルーズなど独自の手法で頑張っておられるようなので
陰ながら応援したいものです。

            
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★No.126  「西脇市立古窯陶芸館」

所在地:兵庫県西脇市   設計:渡辺豊和/渡辺豊和建築工房  竣工 1982年。

     
西脇市の住宅街の中にある平安時代の古い窯跡を保存した施設です。
山の斜面に現れた窯跡をそのまま屋根で覆った姿は、シルバーの「前方後円墳」といった感じです。

設計は、「渡辺豊和」さんです。造形的で誰もが驚く建築を作り出す日本のポストモダンを
代表する建築家です。1980年代前半にできたこの建物は関西の、いや日本の中でも
かなり前の方を走っていた「前衛建築」だと思われます。

    
古窯陶芸館 1


   
古窯陶芸館 2


   
古窯陶芸館 3


   
古窯陶芸館 4


   
古窯陶芸館 5


   
古窯陶芸館 6


   
古窯陶芸館 7


    
古窯陶芸館 8


冬枯れの景色に曇り空、おまけに定休日まで重なり、見学にはふさわしくない日でした。
どちらかというとドーム状の内部を見たかったのですが、次の楽しみということにしておきます(汗)

渡辺さんの代表建築と言えば、間違いなく「秋田市体育館」でしょう。
透明でピュアなものに対するアンチテーゼが造形に表れています。凄い気合です(笑)
数は多くないですが渡辺さんのびっくり建築をまた改めて紹介したいものです!!

西脇市は、磯崎新、毛綱毅曠、渡辺豊和・・・とかなり異色な公共建築が多いです。
これってやっぱり、横尾忠則さんの影響なんでしょうか???


            
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★No.125  「伊藤清永美術館」

所在地:兵庫県豊岡市   設計:宮脇檀/宮脇檀建築研究室  竣工 1989年。

     
出石町出身の洋画家伊藤清永さんからの作品寄贈を受け、研究と顕彰を目的として
建てられた美術館で、「宮脇檀」さんの設計です。

古い町並みと緑の多い周囲の景観にマッチした瓦屋根の落ち着いた外観ですが、
コンクリートにガラスブロック、鉄板などの素材が積極的に使われています。

よ~く見ると派手にも見える。でも、存在感がありながら決して目立つことはない。
そういう部分には細心の注意が払われているんでしょう。見事に街に溶け込んでいます。

   
伊藤清永美術館 1



伊藤清永美術館 2



伊藤清永美術館 3



伊藤清永美術館 4


伊藤清永美術館 5


伊藤清永美術館 6


伊藤清永美術館 7



伊藤清永美術館 8


1990年前後に多かったコンクリート壁の建物は、重厚で寒々しい感じになりそうなのですが、
エントランスの柱や木製の建具がそうならないよう温かみを与えている感じです。

レンズのようなガラスブロックもなかなかの存在感です。大きな瓦屋根の一部がガラス瓦が
なっていたような。ちょっと記憶が曖昧ですが・・・

街の景観は、「公共物」。改めて宮脇さんの功績は出石の町にとって大きなものだったと思います。
こちらでの紹介は、前回同様「いるか→宮脇」という流れになりました(笑)

               
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★No.124  「出石町ひぼこホール」

所在地:兵庫県豊岡市  設計:重村力+Team ZOO いるか設計集団 竣工 1992年。

     
次は出石町から「弘道小学校」に続く第2弾、大小2つのホールとギャラリーからなる
複合文化会館で、「いるか設計集団」の設計です。

外観からして何とも面白げでかわいらしい風貌です。建物名称の「ひぼこ」とは、
播磨の国で豊作の神と伝えられる「アメノヒボコ」から取られています。

そんな神話の残る地域の文化活動の拠点として、この建物には古墳,矛,盾,舟などを
イメージさせる要素がたくさん詰められています。

    
出石ひぼこホール 1



出石ひぼこホール 2



出石ひぼこホール 3



出石ひぼこホール 4



出石ひぼこホール 5



出石ひぼこホール 6



出石ひぼこホール 7



出石ひぼこホール 8



出石ひぼこホール 9


キノコのような多面体ホール、槍の刃先のように伸びるピロティの屋根、まるで手のように
曲線的なホワイエの大柱など古代の力強いイメージを何ともコミカルに柔らかく表現して
いるなという印象です。

「田舎らしい」「出石らしい」というのがストレートに伝わってくる感じでいいですね。
外観の白は出石焼きとちりめんの白を基調としているそうです。

team ZOOの地方建築には、独特の「味」があります。
「ぞうさん」もいいですが「いるかさん」もやっぱりいいですね(笑)

             
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★No.123  「但馬国府・国分寺館」

所在地:兵庫県豊岡市  設計:栗生明+栗生総合計画事務所  竣工 2005年。

  
次は、豊岡市日高町にある歴史博物館で「栗生明」さんの設計です。
同じく栗生さんが設計した「植村直己冒険館」の数キロ手前(豊岡市側)にある建物です。

「国分寺」ということは、古代但馬の中心地。遺跡に隣接する形で作られたというこの施設は
多くの出土品が展示され、但馬の歴史を学ぶことができます。

4つ並んだ黒い箱がガラスでくっついた感じがちょっと普通じゃないと気になっていましたが、
車を停めて足を運んでみることにしました。

  
但馬国府・国分寺館 1



但馬国府・国分寺館 2



但馬国府・国分寺館 3



但馬国府・国分寺館 4



但馬国府・国分寺館 5



但馬国府・国分寺館 6



但馬国府・国分寺館 7



但馬国府・国分寺館 8

  
私は全く誰が設計した建物か知らずに行ったのですが、最後の写真のアプローチの切り口を
見て栗生さんの設計だと確信しました(笑)

前庭の砂利敷が凄い広さです。「国分寺館のホームページ」には建物の空撮が載ってるのですが、
それを見ていると、この砂利敷が池のように見えてきて驚きです!

黒箱の展示ブースには中庭があり、自然光を取り入れた気持ちの良い鑑賞スペースです。
しかし来客は私1人・・・逆に緊張して落ち着いて見れませんでした(汗)
いろんな企画・展示・学習の場として、普段はもっと賑わっているものだと願っております。


                 
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★No.117  「yzcorp+bld」

所在地:神戸市中央区  設計:若林広幸/若林広幸建築研究所  竣工 2008年。


超久しぶり「若林広幸」さんの最新作だと思います。生田神社の西隣にあるマンションで、
1階がカフェ、2階が店舗、それより上階が賃貸マンションとなっています。

そして地下には、神戸を代表する老舗ライブハウス「チキンギョージ」があります。
数々の有名アーティストを輩出したチキンジョージも震災時に全壊。数年後に再開しましたが
長い将来を見越し複合ビルとして2008年5月再スタートとなりました。

「バブル世代、団塊世代」の元気を取り戻したい施設に、若林さんの設計。いいですね!!
アーティストの登龍門としての復活、期待しています。

   
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さて建物はというと、特殊な丸みを帯びたような感じでコンクリート壁で、低層階はモルタル塗りの
荒々しさがあってとても面白い建物です。

立地や地域性を考えると神戸らしいエッセンスがいっぱい詰まっているように思えます。
個人的には、元気な若林さんに出会えたことが何よりも嬉しかったです。

チキンジョージには、月に一度中高年のアマチュアバンドに演奏の機会もあるそうです。
バンドに明け暮れたおじさんたち、もう一度ロックをやって見ませんか?(笑)

                
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    現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持って
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★No.114  「浦邸」

所在地:兵庫県西宮市  設計:吉阪隆正/吉阪隆正+U研究室  竣工 1956年。


こちらも、コルビジェの弟子である「吉阪隆正」さんが設計された個人住宅です。
関西では数少ない吉阪さんの建物で、ドコモモ100にも選ばれている名建築です。

吉阪さんと親交の深かった数学者「浦太郎」さん(wikipediaや建築関連のwebにもお名前が
多数掲載されてますので紹介させていただきます)の自宅で、閑静な住宅街にあります。

交互に積み上げられたレンガが独特の表情で、2階が浮遊している感じです。
建物がくの字型の柱で持ち上げられ、1階にあるピロティも明るくとてもいい雰囲気でした。


   
U邸 1



U邸 2



U邸 3



U邸 4



U邸 5



U邸 6


以前は敷地も大きくアプローチが長くて、緑に包まれ落ち着いた雰囲気だったようです。
しかし近年、道路拡幅工事が行なわれ建物がすっかり表に露出してしまいました。

実は、私も道路工事で建物が幹線道路に飛び出した為、この住宅の存在を知りました。
あとお隣には双子のような建物ができていて、こちらは保育園になっています。
しかし原物の域に到達するには、まだまだ時間がかかりそうですね(笑)

コルビジェの弟子の前川さんや坂倉さんからは、日本の建築を支える沢山の建築家が
輩出されてますが、吉阪さんからの脈は大変少ないです。
私の知る限りでは、象設計集団が(のみ?)吉阪さんの脈を受け継いでいると思います。

主な作品として、八王子にある「大学セミナーハウス」です。
学生紛争の激しかった1960年を象徴する建物。いつか絶対見に行きたいと思ってます。

 
          
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★No.97  「キューブ南武庫之荘 Ⅲ」

所在地:兵庫県尼崎市   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1987年。

         
「デザイナーズマンション」という言葉の先駆け的な存在かもしれません。
不動産会社と建築家のコラボレーションで作られたマンションで「高松伸」さんの設計です。

コンクリート打放しの外観に円形を連続させたデザインや螺旋階段、エントランスの庇など
強烈な装飾で高松ワールド全開です(笑)

20年くらい前は、こういうのがカッコよかったんやな~と懐かしい気持ちになります。
しかし味気ない無機質な箱を彩る高松さんのセンスは天才的です。

     
キューブⅢ 1



キューブⅢ 2



キューブⅢ 3



キューブⅢ 4



キューブⅢ 5



キューブⅢ 6

  
黄色に塗られた装飾は、以前は赤と緑がだったようで最近塗り直されたようです。
1990年前後に高松さんが設計した賃貸マンションは、京阪神を中心に相当な数だと思います。

車で走っていても、「今の高松さん?」と思うものによく遭遇します。
バブルの臭いが漂うそんな時代の面白マンションも数多く紹介できたらと思います。

最後の写真ですが、黄色に塗りなおしたときに建物名称も変わっているようです。
銘板には、「CUBE HEART OF GOLD」。お~黄色だと思いきや実はゴールドだったのか!!

でもこのベタな名前をつけるノリが・・・嫌いではありません(笑)

              
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★No.96  「北野アイビーコート」

所在地:神戸市中央区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1980年。

       
ローズガーデン」に続く、レンガ造りの北野安藤建築シリーズです。
不動坂と呼ばれる急な坂道の上部にあり、普通に歩いていると安藤オーラは全くなく(笑)
レンガとコンクリートのとても落ち着いた住宅です。

webなどで調べてみると、「集合住宅・診療所」と明記されてるものが多いのですが、
私が見た感じは「集合住宅・店舗(ギャラリー)」といった感じでした。

沢山の緑に囲まれて暖かい季節だといい雰囲気だったんでしょうが、真冬に見に行って
しまいました。大失敗です・・・

  
北野アイビーコート 1



北野アイビーコート 2



北野アイビーコート 3



北野アイビーコート 4



北野アイビーコート 5


住宅へと続くアプローチがとてもいい感じです。少し痛み始めた赤いレンガと、
ツタのからみ具合がまたいい風合いを出しています。

この建物は、安藤忠雄の北野建築の中ではかなりマイナーな部類だと思います。
ただレンガを使った住宅建築はおそらくこれだけだと思うので早めに紹介しました。

この時も久しぶりに北野へ出かけた訳ですが、やはり最近は店舗も少なくなり
昔ほどの活気がなくなってちょっと寂しい感じでした。

最近は、インフルエンザの風評など何かと神戸の観光地には逆風が強いですが
また活気ある北野に戻ってくれると信じています!


               
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★No.95  「伊丹市平和モニュメント地下めいそう空間」

所在地:兵庫県伊丹市  設計:栗生明+栗生総合計画事務所  竣工 1991年。

     
伊丹市の荒牧ばら公園に建つモニュメントです。
彫刻家が作った自由・平等・人類愛を象徴する3本の柱と建築のコラボレーションで、
地下の「めいそう空間」を、「栗生明」さんが設計されています。

地上から見ると斬新な赤いモニュメント。しかしそのモニュメントがまさか地下に突き刺さって
いるとは・・・行って見ないと、いや行ってもわからないかもしれない不思議な建築です。

モニュメント近くにある打ちっぱなしの入口(3枚目の写真)だけが、それを感じさせます。
この入口だけ見ると確かに栗生さんっぽいです。

         
伊丹平和モニュメント 1



伊丹平和モニュメント 2



伊丹平和モニュメント 3



伊丹平和モニュメント 4



伊丹平和モニュメント 5



伊丹平和モニュメント 6



伊丹平和モニュメント 7

    
平和への祈りを清楚に表現しているということで、地下へ潜りこむと結構広いです。
地上のモニュメントが地下に貫通している姿は、静寂な空間にとてもダイナミックな感じです。

行った時も誰一人いませんでした。公園に来た人もここの存在知ってるんでしょうか??
ただ地下にはたくさんの監視カメラがあって写真を撮ることさえ怖い雰囲気です。
いい建築だと思いますが、不良の溜まり場になってなければいいんだけど・・・・

建築好きの方なら是非一度見に行ってみてください。入場は無料です。
ただ駐車料金は高かったような・・・夏はとても涼しいかも知れません(笑)

                 
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★No.90  「ゼンカイハウス」

所在地:兵庫県宝塚市  設計:宮本佳明/宮本佳明建築設計事務所  竣工 1997年。


阪神大震災で全壊判定を受けた住宅で、建築家「宮本佳明」さんの生家です。
「生まれた家を壊すわけにいかない。」という強い思いから、鉄骨を使って見事に補強され
現在は、宮本さんの事務所として使われています。

長屋であったため、長い年月をかけ裁判所に足を運んで調停によってようやく取得され、
建築界では震災後の住宅の在り方を考えさせられる話題作となりました。

   
ゼンカイハウス 1


   
ゼンカイハウス 2


   
ゼンカイハウス 3


   
ゼンカイハウス 4


   
ゼンカイハウス 5


   
ゼンカイハウス 6

   
ギブスのように建物から突き出した鉄骨が痛々しく感じますが、震災の傷跡をいつまでも
感じさせる強いメッセージ性がこもっています。

小さな家ですが「そこに住む!」ということへの強い執念を感じます。
雑誌に載っていた補強の絵を載せて見ましたが、実際は表現できないほど複雑だそうです。

宮本さんは、この他にも震災からの復興住宅などを多く手掛けられています。
建築家としてのコンセプトがストレートに伝わってくる素晴らしい建物だと思いました。

    
            
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★No.87  「Springtecture播磨」

所在地:兵庫県たつの市   設計:遠藤秀平/遠藤秀平建築研究所   竣工 1998年。

    
播磨科学公園都市の公園の中にあるトイレと管理人休憩室で、「遠藤秀平」さんを
一躍有名にさせた出世作だと思います。

コルゲート鋼板がリボンを結んだようにクネクネしていてとても楽しいデザインです。
緑の中に綺麗に溶け込んで、公園でオブジェのような役割をしています。

私の年賀状に使わせてもらった建物です。一連の遠藤さんのコルゲート鋼板の作品は、
このあたりからスタートして徐々に進化をしていきます。

   
springtecture播磨 1



springtecture播磨 2



springtecture播磨 3



springtecture播磨 4



springtecture播磨 5



springtecture播磨 6



springtecture播磨 7



springtecture播磨 8

      
それにしても面白い建物です。全体としては連続体なのですが、休憩室に男子トイレ・
女子トイレとしっかり空間が独立しています。

あまりに開放感たっぷりのトイレなので、本当に外から見えないのか確かめて見ましたが
大丈夫でした。当たり前か(笑)

こういったトイレや自転車置場、駅の待合室など公共性の高いものに現代アート的感覚を
持ち込んだ遠藤さんのセンスが光りますね。今後も数多く紹介したいです。

                  
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★No.65  「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」

所在地:兵庫県芦屋市  設計:フランク・ロイド・ライト/Frank Lloyd Wright  竣工 1924年。

    
近代建築の3大巨匠の1人「フランク・ロイド・ライト」が日本に残した数少ない貴重な建築です。

元々は灘の造り酒屋の当主、山邑太左衛門氏がライトに依頼し芦屋の丘の上に造った
個人住宅でしたが、現在は淀川製鋼所の所有で国の重要文化財に指定されています。

ライトが日本に残した建物で、完全な形で現存する唯一の建物です。
私もやっと見に行くことができました。関西に暮らしていて本当に良かったと思います(笑)

     
ヨドコウ迎賓館 1


   
ヨドコウ迎賓館 2


   
ヨドコウ迎賓館 3


   
ヨドコウ迎賓館 4


   
ヨドコウ迎賓館 5

    
写真ではわかりにくいのですが、実際は4階建ての建物で丘の斜面にグッサリと
ささっているような感じで建っています。

しかし全体が低く長い建っているので、斜面との一体感が素晴らしいです。
細部までこだわった内観も素晴らしいものでしたが、残念ながら写真撮影は禁止です。

ちょうど行った時は、外壁の改修工事をしていました。大正時代のコンクリート建築ですから
メンテナンスは大変だと思いますが、頑張ってもらいたいです。

この建物は教科書にも載る有名建築ですから、まだの方は是非見に行ってくださいね。
ライトの代表作として有名なのは、滝の上に建つ住宅、「カウフマン邸」(落水荘)です。

     
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★No.63  「西山記念会館」

所在地:神戸市中央区   設計:村野藤吾/村野・森建築事務所   竣工 1975年。

     
川崎製鉄の初代社長西山彌太郎氏の顕彰を主たる目的として建てられた施設です。
国道同士が交差する三角形の土地に建てられた三角形建築です。

悪者ロボットのようなファサードが三面合体したイカツイ外観ですが、ベージュのタイルで
覆われた自然な感じでそんなに尖った印象を感じさせません。

この建物も村野氏晩年の作品として、有名な建物です。


西山記念会館 1


  
西山記念会館 2


  
西山記念会館 3


  
西山記念会館 4


 
西山記念会館 5


  
西山記念会館 6


  
西山記念会館 7

    
外からは三角形ですが、中に入ると意外なことに円形になってるようです。
残念ながら行った時は改修工事中の為、見ることができませんでした。

気品ある村野オーラは相変わらず凄いと思うのですが、三角形の難しい立地条件を
見事に克服しているところが凄いと思います。

「空撮」を見つけました。上からの立地も是非ご覧下さい。

        
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★No.58  「旧出石町役場」

所在地:兵庫県豊岡市   設計:宮脇檀/宮脇檀建築研究室  竣工 1993年。

     
出石町からもう1件。「宮脇檀」(みやわきまゆみ)さん設計の町役場を紹介します。

宮脇さんと言えば、住宅設計の第一人者。快適に生活する為の細かく気配りある設計は
今でも関心が高く、その道の方のお手本となる建築家ではないでしょうか。

住宅設計が主軸の方だけに、こういった公共建築はとても少ないです。
しかし、出石は宮脇さんが長年にわたり町づくりからかかわり続けて愛した町。

そんな出石には、貴重な「宮脇建築」がたくさん残っています。

   
出石庁舎 1



出石庁舎 2



出石庁舎 3



出石庁舎 4



出石庁舎 5



出石庁舎 6



出石庁舎 7

   
切妻屋根に赤茶色の外壁。出石の街並みを損なわない落ち着いた外観です。
2枚目の写真のガラスの棟からは、出石のシンボル「辰鼓楼」を望むことができます。

中に入ると枯山水の庭に、ガラスの階段。ちょっと意外な空間でしたが、役所独特の
無機質さがなくてこれはこれでお洒落だと思いました。

宮脇さんは10年前に亡くなられましたが、宮脇さんの住宅に関するエッセイや
テキストは素人が呼んでもわかりやすくとても面白いですので、オススメいたします!!

前回紹介した「弘道小学校」の跡地であるという記念碑が残っています。

            
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★No.57  「豊岡市立弘道小学校」

所在地:兵庫県豊岡市  設計:重村力+Team ZOO いるか設計集団  竣工 1991年。

     
出石町にかねてから気になっていた小学校があったので、見てきました。
木造校舎が小さな集落のように並んでいて、見ていて楽しくなるユニークな学校です。

設計は、「重村力」さん(神戸大学教授)です。元は「神鍋湯の森 ゆとろぎ」で紹介した
象設計集団のお1人で、「歴史と風土を大切にする」建物が多いです。

今日でも、「わが町に・・・」と全国の市町村PTAやアジアからも見学者が訪れるという、
教育現場に1つの方向性を示すモデルにもなっている小学校です。

    
弘道小学校 1



弘道小学校 2



弘道小学校 3



弘道小学校 4



弘道小学校 5



弘道小学校 6



弘道小学校 7

     
瓦屋根の校舎に木の柱や梁などに温もりが感じるし、よく見ると教室の掃除道具が
竹ボウキだったり、雑巾なんかも見えます・・・懐かしい!!

こんな環境なら子供は、きっとのびのび育っていくんでしょうね。羨ましいことです。
もともとこの学校は、出石の名所辰鼓楼の横にありました。それを継承しているであろう
コウノトリの時計台がシンボリックです。

重村さんの建物は、こういった世間の流行に流されない確固たる方向性の建物が
特に兵庫県下に多くありますので、また紹介できたらと思います。

             
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★No.56  「おおやホール」

所在地:兵庫県養父市  設計:毛綱毅曠(もづなきこう)建築事務所  竣工 1994年。

    
これはかなりのマイナー建築です。
養父市大屋町の庁舎横に建つホールで、以前「にしわき経緯度地球科学館」で紹介した
「毛綱毅曠」さんの設計です。

コンクリートでできた丸いホールを蔵のような形をした建物が左右から挟みこんでいます。
どうやら隣の庁舎との関係を意識して造られているようです。

     
おおやホール 1


おおやホール 2


おおやホール 3


おおやホール 4


おおやホール 5


おおやホール 6


おおやホール 7

    
「北の高松伸」と私が勝手に名づけた毛綱さんの作品だけに、どれだけ前衛的な建物かと
思い見に行ったのですが、意外に普通でした(笑)

残念ながら休館日で中を見ることができませんでしたが、調べてみると円形のホール内には
森のような沢山の柱が並んでいるようです・・・残念、それを見たかった。

生まれて初めて大屋町へ行きました。兵庫県は広いですね。
まだまだ知らないところがたくさんありそうです。

          
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★No.55  「兵庫県立木の殿堂」

所在地:兵庫県香美町  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1994年。

    
ハチ北高原スキー場に向かう道すがらにある切り株のような建物。
安藤忠雄の設計で、「安藤=打ち放し」のイメージを打ち砕く木造建築です。珍しいと思います。

周辺の森も含めて形にしたいと考えられた建物は、展示物やクラフト教室がある博物館と
数百メートル離れた終端にある展望台で構成されています。

     
木の殿堂 1

   

木の殿堂 2


   
木の殿堂 3


   
木の殿堂 4


   
木の殿堂 5


   
木の殿堂 6


   
木の殿堂 7


   
木の殿堂 8


   
木の殿堂 9

    
いいロケーションです。真夏でしたがとにかく涼しいこと、気持ちいいです。
実は12月上旬に一度来たことがあったのですが、ノーマルタイヤでまさかの積雪に遭遇し
あと数百メートルのところで慌てて下山して帰りました。

見事にリベンジできました。あと、博物館の入館料が何と無料です・・・太っ腹、兵庫県!!
入口には大きな公園もあり、家族連れのドライブにオススメします。

お弁当だけは絶対忘れずに!・・・・何もありませんよ(笑)

      
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★No.54  「神鍋湯の森 ゆとろぎ」

所在地:兵庫県豊岡市   設計:象設計集団(ぞうせっけいしゅうだん)  竣工 1994年。

     
次は、アップかんなべスキー場の脇にある日帰り温泉です。
設計は、「象設計集団」です。元々5人のパートナーシップから始まった設計集団です。

世間の流行とは全く関係のない流れの中で、「自然と正面から向き合った」建物が多く、
特に北海道や沖縄、また小さな離島などに多くの作品があります。

この建物も木造の小じんまりした建物に見えますが、中に入ると豊かな緑に囲まれていて
傾斜地をうまく生かした様々な種類の温泉があるリゾート公園といった感じです。

    
神鍋ゆとろぎ 1

   
神鍋ゆとろぎ 2

   
神鍋ゆとろぎ 3

   
神鍋ゆとろぎ 4

   
神鍋ゆとろぎ 5

   
神鍋ゆとろぎ 6

   
神鍋ゆとろぎ 7

   
建物自体は、土蔵や民家のような風合いがあってとてもいい感じでした。
ただ凝った仕掛けのある温泉は全て水着着用で、裸で風呂に入る日本人の感覚には
ちょっと合っていないようです。

ヨーロッパではないので、もう少し裸風呂を増やした方がいいんじゃないかと少しお節介な
ことを言わせてもらいました(笑)

象設計集団の代表作品に沖縄の「名護市庁舎」があります。
この他にもセルフビルドやワークショップなどもたくさん手掛け、その地域性にねざした考え方が
今後益々重宝されることになっていくことでしょう。

               
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★No.53  「兵庫県立但馬ドーム」

所在地:兵庫県豊岡市  設計:仙田満/環境デザイン研究所  竣工 1998年。

   
まだまだ、兵庫県北部建築続きます(笑)
神鍋高原にある開閉式屋根を装備した、スポーツや大イベントも可能な全天候型ドームです。

設計は、「仙田満」さんです。仙田さんは、特に「こども」にかかわる建物の仕事が多く、
たくさんの科学館や博物館の設計が有名で、こども環境学会の会長を勤められています。

このドームも白いテントと山小屋を思わせる幾何学的なデザインが、遊びごころをくすぐり
屋根が開くと但馬の自然との一体感を感じることができます。

   
但馬ドーム 1

    
     
但馬ドーム 2

   

但馬ドーム 3

  

但馬ドーム 4

  

但馬ドーム 5

  

但馬ドーム 6

     

但馬ドーム 7 

     
個人的に、但馬ドームには沢山思い出があります。当時の「但馬ドーム設計コンペ」で
私は某建築事務所の依頼で、何度も模型撮影に通ってました。(結果は落選)

思い入れもあって私は仙田さんの建物より、今でもこっちの方が当選して欲しかった
し、格好よかったと思っています(笑)

当時、模型デザイナーの方が神戸にお住まいで、模型の制作中に阪神大震災が起こりました。
コンペの締め切りも近く、半壊の家の中で模型を修復しながら撮影しました。

外では大きな被害に遭われた方が右往左往する中、家のカーテンを閉めて仕事をしました。
「こんな不謹慎なことしてていいのか」と自問自答していたのが忘れられません。

完成した但馬ドームを見る度に、いつも当時のことを思い出します。

             
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★No.52  「植村直己冒険館」

所在地:兵庫県豊岡市  設計:栗生明+栗生総合計画事務所  竣工 1994年。

     
日高町出身の世界的冒険家、植村直己さんの功績を伝えるための建物です。
建物自体が周囲の緑に完全に溶け込んでいて、看板がないと入口がわかりません。

設計は、「栗生明」さんです。槇事務所出身の建築家で、ランドスケープを視野に入れた
半地下の建物が多いのが特徴です。

この建物も丘を切り裂くように、クレバス(氷河の裂け目)をイメージした二百メートルの
直線通路が走る半地下構造になっています。

     
植村直己冒険館 1


        
植村直己冒険館 2


     
植村直己冒険館 3


    
植村直己冒険館 4


  
植村直己冒険館 5


  
植村直己冒険館 6


  
植村直己冒険館 7


  
植村直己冒険館 8

     
コンクリート壁やガラスを使って雪道・氷壁などがうまく表現してあります。
又、半地下の館内から何気に目に入ってくる山や川の景色が絶妙だと思いました。

この建物は96年に日本建築学会賞を受賞し、公共建築百選にも選ばれている名建築です。
まだ行ってことない方はぜひ一度行って見て下さい。周囲との一体感に脱帽です。

あと、どうして記念館ではなく「冒険館」なのか。それは、植村直己が今もマッキンリーで
冒険を続けているという深い意味が込められているからです。

           
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★No.51  「西脇市岡之上美術館」

所在地:兵庫県西脇市   設計:磯崎新/磯崎新アトリエ   竣工 1986年。

     
西脇に磯崎新さんの建築があります。JR「日本へそ公園駅」前にある美術館です。
列車をイメージした外観に、玄関の左右にはギリシャ神殿を思わせる円柱が建っています。

西脇市出身の芸術家・横尾忠則さんの作品展示と保存を目的とした建物です。
日本へそ公園内には、この美術館と以前ここで紹介した「地球科学館」が隣接しています。

 
岡之山美術館 1


     
岡之山美術館 2


     
岡之山美術館 3


     
岡之山美術館 4


     
岡之山美術館 5


     
岡之山美術館 6

   
建物自体は意外と小じんまりしていて、展示室のガラスタイルの空間や別棟の瞑想室
(ピラミッドパワーを取り入れる部屋??)・・がとても印象的でした。

そもそも「日本のへその芸術拠点」としての町おこし事業でしたが、近年その熱は一気に冷め
今では駅の乗降客も1日数人という危機的状況になっているようです。

ここは官民一体となって、新たな手腕を発揮していただき「横尾ファンを運ぶ駅」の復活に
ぜひ期待したいものです。


           
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現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
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★No.50  「北野ローズガーデン」

所在地:神戸市中央区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1977年。

   
おかげさまで、このコーナーも50作目の作品を紹介することになりました。
1回目もそうでしたので、節目はいつも「安藤建築」でいきたい思います(笑)

異人館のある神戸北野は、安藤建築の宝庫です。1970年後半~90年前半までの間に
できたものが10棟ほどあります。

「ローズガーデン」はそんな北野の安藤建築第1号です。
こんな赤レンガを使った安藤建築はおそらく神戸でしか見ることができないでしょう。

    
ローズガーデン 1


     
ローズガーデン 2


     
ローズガーデン 3


     
ローズガーデン 4


     
ローズガーデン 5


     
ローズガーデン 6


     
ローズガーデン 7

    
「なぜ、レンガ作りなのか?」、やはり北野は異人館を中心にした町なので景観に
配慮して作られているのです。

当時の北野は、外国人の住宅地とラブホテルが混在する少し近づきにくい雰囲気でしたが
安藤忠雄の手によってお洒落な店舗ができ、そして現在の賑わいになっています。

安藤建築が北野にもたらした功績は、とても大きなものなのです。

      
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★No.47  「ソラリス」

所在地:兵庫県尼崎市   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1990年。

    
阪急武庫之荘駅前にある黒御影石の張られたメタリックな建物です。
パチンコ屋さんだと思ってましたが、元は中華レストランだったらしく現在は1階がスーパー、
上階が不動産事務所のテナントになっています。

当時はよく建築雑誌にも載り、若かりし自分が完全に魅了されたロボットデザインです(笑)
しかし、1階のお店と建物は全然あっていません・・・

    
ソラリス1


     
ソラリス2


     
ソラリス3


     
ソラリス4


     
ソラリス5

     
全体的にそれほど大きい建物ではありませんが、左に見えるエレベーター塔や装飾などが
スケールを勘違いさせるような存在感です。

それにしても真ん中の突出した黒御影とメタリック意匠がカッコいいと思いませんか?(笑)
えっ無駄?意味がない??・・・でもこんなデザイン高松伸以外絶対に出来ないよ!!

私がバブル世代だからかな~、若い人が妹島さんやヨコミゾさんの建物みて「素敵だな~」って
思ってるのと同じレベルだと思ってるんですが・・・

      
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★No.43  「シロトピア記念公園 扇観亭」

所在地:兵庫県姫路市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 1993年。

    
黒川紀章の小建築です。姫路城の北側の公園にある、トイレと休憩所です。
ガラスの箱とコンクリートの箱が対比するように建っていますが、私が行った時は
残念ながら池の水がなくて、あまり情緒がありませんでした。

ちょうど姫路菓子博の会場設営をやっていたので、それと関係があったのかも知れません。
地元では「2億円トイレ」とささやかれているようです・・・バブル期ですからね~
実際その位かかっていたのかも(^_^;)

   
扇観亭1



扇観亭2



扇観亭3



扇観亭4



扇観亭5



扇観亭6

     
ちょうど休憩所では、地元の方がたくさん集まって将棋をされていました。
この他にもよく学生が勉強しにやってきたりするようで、地域に愛された施設で好感が持てます。
休憩所もトイレも冷暖房完備なんですって・・・やっぱりちょっと贅沢ですね(笑)

あと、姫路の施設というのはどこへ行っても必ず姫路城が見えますね。
ここもガラス越しにしっかりと見ることができます。
今度は池にしっかりと水が入っている日に見学したいものです。

     
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★No.39  「4m×4mの家」

所在地:神戸市垂水区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 2003年。

   
約2週間ぶりの更新、大変お待たせいたしました・・・(^_^;)

明石海峡を望む海沿いに建つ、安藤忠雄設計の住宅建築です。
雑誌「Casa BRUTAS」の特集「建築家があなたの家を建ててくれます」で実現した住宅です。
4m角の正方形を4階建ての塔状にして,最上階の立方体が海に向かって迫り出しています。

当初は左の打ちっ放しの建物のみでしたが、翌年隣に木造で双子が建築され現在は2棟が
肩を寄せ合うように建っています。

    
4m×4mの家1



4m×4mの家2



4m×4mの家3



4m×4mの家4



4m×4mの家5



4m×4mの家6

     
しかし、素晴らしいロケーションです。明石大橋はもちろん瀬戸内海を一望できます。

ワンルームの4階建ですから、階段を上がったり下ったりする生活は便利とは言えませんが、
自分だけの大パノラマで海を眺めて暮らす・・・それもまた素敵なことですね。

たとえ不便なことがあっても、それを補って余る魅力をデザインしてしまう安藤忠雄の潔さ。
「住吉の長屋」と同様にまたまた脱帽です(笑)


      
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★No.30  「淡路SA (下り)」

所在地:兵庫県淡路市   設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所   竣工 1998年。

   
明石から淡路島に渡って最初にあるサービスエリアです。
観覧車と展望広場のある下りが隈研吾設計で、花時計のある上りは別の方の設計です。

先日、明石大橋開通10周年のセレモニーがあり確か週末の通行料金が半額になってました。
ということはこの建物も竣工して10年。時が経つのは本当に早いものです(汗)

     
淡路SA 1



淡路SA 2



淡路SA 3



淡路SA 4



淡路SA 5



淡路SA 6

    
ここはいつ来ても人が多いし、いつ見ても垢抜けしている特別なSAだな~という印象です。
建築物として意識して見た事がなかったのですが、内部の空調の配管が剥き出しになっていて
ガラスから出ているようなデザインが面白いです。

白くて透明感のある外観もカッコいいんじゃないでしょうか。
さすがに10年経つと所々に汚い部分も目立ってきますが、こんなに沢山の人に使用されている
建物というのはとっても幸せなのではないでしょうか。

      
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★No.29  「原田の森ギャラリー」

所在地:神戸市灘区   設計:村野藤吾/村野・森建築事務所   竣工 1970年。

    
王子動物園の前に建つこの建物が、「旧兵庫県立美術館」で村野藤吾設計の建物です。
2002年HAT神戸に完全移転した事から、こちらは「原田の森ギャラリー」という分室として
気軽に利用できるギャラリースペースに変わりました。

「白亜のギャラリー」として愛されてきた建物は、現在も地域の方の憩いの場であります。

     
原田の森ギャラリー1



原田の森ギャラリー2



原田の森ギャラリー3



原田の森ギャラリー4



原田の森ギャラリー5



原田の森ギャラリー6

     
早朝に偶然通りがかりに写真を撮ったので、中を見ることができませんでしたがエントランスや
ピロティを見てると十分雰囲気は伝わってきます。

池のブルーの防水塗装は、かなり浮いています。
間違いなく後塗りです。完全に子供用プールです。もっとまともな色はなかったのでしょうか(笑)

中にはまだ当時の窓や階段など沢山の面影が残っているようなので、機会があれば是非、
行ってみたいと思います。

     
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★No.28  「兵庫県立美術館」

所在地:神戸市中央区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 2002年。

   
主な建築家は大体紹介できたと思いますので、再び安藤さんへ戻りたいと思います(笑)
阪神大震災の復興シンボルとしてHAT神戸内にできた新美術館です。

海側に出ているダイナミックな庇が特徴的です。円形階段や内部にコンクリートが見られますが
石張りの外壁の為、一見安藤さんの建物っぽく見えないです。

    
兵庫県立美術館1



兵庫県立美術館2



兵庫県立美術館3



兵庫県立美術館4



兵庫県立美術館5



兵庫県立美術館6



兵庫県立美術館7



兵庫県立美術館8



兵庫県立美術館9

    
この時期「ムンク展」をやっていたので平日にかかわらず賑わっていました。
また苦手の美術館にやってきてしまい(笑)、少額の入場料を払い内覧はそれなりにして
建物を歩いて見ました。

上の方へ登っては見たものの、行き止まりになってまた同じ道を歩いて帰ったり、
何処にいるかわからなくなったりして、人への動線配慮はイマイチだと思いました。

この日は、朝から目一杯仕事してフラフラの状態であまり覚えていないのですが(笑)、
散歩がてらに、安藤さんの「光と影の演出」を十分に楽しむことができる施設だと思います。

      
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★No.23  「にしわき経緯度地球科学館」

所在地:兵庫県西脇市  設計:毛綱毅曠(もづなきこう)建築事務所  竣工 1992年。

    
「ぐるぐるぐるぐる・・・」何だこりゃ??
西脇市の日本のへそ公園にある科学館です。このぐるぐる顔はかなりのインパクトです(笑)

地球や三日月をイメージした建物で、子供達に「科学や地球って不思議だな」という思いを
強くしてもらおうというデザインだそうです。

設計は、鬼才「毛綱毅曠(もづなきこう)」さんです。
北海道の釧路を中心に活躍された建築家で、抽象的なものをストレートに表現する世界観は、
誰にも真似のできない建築であると思います。

凡人には、理解できない世界をぜひご覧になって下さい(笑)

     
にしわき経緯度地球科学館1



にしわき経緯度地球科学館2



にしわき経緯度地球科学館3



にしわき経緯度地球科学館4



にしわき経緯度地球科学館5



にしわき経緯度地球科学館6

     
中にも入って見ました。あのぐるぐるの中身は、プラネタリウムでした。
閉館前だったので中は私1人。最後のプラネタリウム上映に誘導されました。

「いえ、私は建築を見にきたので・・・」と言うと「そうですか毛綱先生の作品を見に来られたのですね」
と言う優しい館長さんが沢山の資料をくれました。有難うございました。

確かに関西で毛綱さんの建築は、大変珍しいです。
代表作品は、「釧路市立博物館」や「釧路フィッシャーマンズワーフ」など個性的なものばかりです。

若くで亡くなられたこと(2001年 59才)が惜しまれる建築家でもあります。
私の独断で、「北の高松伸」と勝手に命名させてもらいます(笑)


    
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★No.20  「宝塚市庁舎」

所在地:兵庫県宝塚市   設計:村野藤吾/村野・森建築事務所   竣工 1980年。

    
武庫川沿いに建つ宝塚市の庁舎で、村野氏89歳時の作品です。
建物の上部にある円形の議場が特徴的で、庁舎というよりホール(会館)のような感じです。

それほど古い建物ではありませんが、重々しく荘厳なイメージが宝塚の気品ある街の姿と
とてもマッチしているようで好感が持てます。

「民間の村野」とも呼ばれ、丹下健三と比べて公共施設の仕事は少ない村野氏ですが
戦後の庁舎建築はとても多く、この分野では圧倒的な表現力があったのかも知れません。

     
宝塚市庁舎1



宝塚市庁舎2



宝塚市庁舎3



宝塚市庁舎4



宝塚市庁舎5



宝塚市庁舎6

    
円柱の並ぶピロティはとても風通しのいい空間で、コンクリートを使った装飾もシンプルだけど
リズムカル・・・素晴らしいです!!。とても役所とは思えない(笑)

噂通り、成熟し切った晩年の傑作でした。93歳まで「生涯現役」だった村野氏のことを思うと、
我々まだまだ仕事に対する精進が足りません(^_^;)

写真にはあまりお役所感がありませんが、受付側はかなりの人で賑っておりました。
これからも年月を重ね、ますます渋みを増す庁舎であると思います。


    
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★No.19  「宝塚カトリック教会」

所在地:兵庫県宝塚市   設計:村野藤吾/村野・森建築事務所   竣工 1966年。

     
この方なしに、日本の建築を語ることはできない大巨匠「村野藤吾」さんの紹介です。

村野さんは1920年代に独立し、90歳を過ぎても創作活動を続け戦時中も含め70年間、
日本のモダニズム建築を代表する作品を世に送り出してきた大建築家です。

建物というものが四角いもので、あまりに無表情だった時代。
村野・丹下が吹き込んだ風が今日の街を造っているといっても過言ではありません。

村野さんは、宝塚に住んでいたということもあり、宝塚には特別の愛着があるようです。
その代表作品がこのカトリック教会です。

    
宝塚カトリック教会1



宝塚カトリック教会2



宝塚カトリック教会3



宝塚カトリック教会4



宝塚カトリック教会5



宝塚カトリック教会6



宝塚カトリック教会7

    
ハイヒールを裏返したような奇抜なデザインです。当時は違和感があったのかも知れませんが、
今では時代を超えすっかり周辺環境になじんでいると言った感じです。

事務局の方のご好意で内部も見学させていただきました。1面に塗られた荒引き壁の仕上げと
モノクロのようなステンドガラスに歴史の重みを感じます。

村野建築は関西に多いのですが、古いのでいつ解体されるのかという心配が付きまといます。
できる限り沢山紹介できるように、今後も追っかけて行きたいと思います。

村野氏は日本建築界では、丹下健三と双璧です。「関西の重鎮」と覚えて下さい(笑)


    
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★No.12  「兵庫県立人と自然の博物館」

所在地:兵庫県三田市   設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所  竣工 1988年。

    
三田市に丹下建築がありました。フラワータウン駅前にある博物館です。
駅前の博物館だというのに、この建物の存在を知る人は意外に少ないのではないでしょうか。

というのも周辺の道路は、全てこの建物より高い所を走っていてさらに緑に囲まれています。
なので車では、よほど注意して見ないとこの建物の存在に気付くことがありません。

   
人と自然の博物館1



人と自然の博物館2



人と自然の博物館3



人と自然の博物館4



人と自然の博物館5



人と自然の博物館6

    
全長150メートルの横に長い巨大な鏡のような建物です。実はこの建物、屋上が住宅群と
駅とを結ぶ長い歩道橋になっています。

大きな谷にまず橋がかかり、その下部を自然の公園や交流を目的とした博物館にならないかと
丹下さんが提案したそうです。

自然との調和を保つようなるだけ存在感を消す為に、ハーフミラーになっているようです。
確かに下部は驚くほど広くて綺麗な公園。しかし博物館は、平日もあってか人はまばらでした。

休日はもっと賑わっいるんだろうと期待したいと思います。
ちなみに、丹波市で見つかった恐竜の化石は、こちらの人々が調査・発掘に携っておられるようです。


     
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★No.4  「姫路市中央保健センター」

所在地:兵庫県姫路市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所 竣工 1994年。

    
次は、一般的知名度では間違いなくナンバー1の「黒川紀章」さんです。
時代に敏感な建築家としてその功績は高く、幅広く活躍されました。

東京都知事選出馬で、マスコミには「変人」扱いされて何だか悲しくなりましたが、
言わずと知れた大建築家だけに、亡くなられたことがとても惜しまれます。

黒川さんの作品は、東京近郊は多いのですが、残念ながら関西にはそう多くありません。
そんな中「黒川らしさ」のある建物を、姫路で発見しました。

    
姫路保健センター1



姫路保健センター2



姫路保健センター3



姫路保健センター4



姫路保健センター5



個人的には、黒川紀章の作品は結構好きです。
理由は、静かな環境には落ち着いた建築。また、時には夢を見させてくれるような斬新な建築。
そのメリハリがとても上手だと思うからです。

この保健センターは斬新ですね。黒川氏特許の「ガラス円錐」(笑)が斜めにつき刺さっています。
ちなみにこの円錐の下は、フィットネス関係のリラクゼーションコーナーでした。

「こんな建築は、無駄だもったいない」という声もあるかも知れませんが
町のランドマークとして自分の町にもこんな素敵な保健センターあったらいいなと思いました。

私が行ったときも多くのお母さん、お子さんがおられ施設として立派に機能しています。
竣工して10数年、黒川建築はさらに価値あるものになっていくでしょう。


  
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