主に関西地方の建築物や有名建築家の建物を紹介するブログです。

「大阪府」の建築物

★No.180  「オーガニックビルディング大阪」

所在地:大阪市中央区  設計:ガエターノ・ペッシュ/GAETANO PESCE   竣工 1993年。


大阪を代表する「おもしろビル」の1つでしょう。南船場にあるオフィスビルで外壁いっぱいに
植木鉢が取り付けられ、バブル期にエコの最先端を走っていた名の通りオーガニックなビルです。

設計はイタリア人建築家「ガエターノ・ベッシュ」氏。アート志向の強いイタリアの中でも
個性的な建築家として有名です。

              
オーガニックビル 1



オーガニックビル  2



オーガニックビル 3



オーガニックビル 4



オーガニックビル 5



オーガニックビル 6



オーガニックビル 7



オーガニックビル 8



オーガニックビル 9



オーガニックビル 10

  
一度見たら忘れられないインパクトで、ある意味見るもの全てが新鮮です。
植木鉢にはコンピューター制御によって水がやられているようです。

アメ村のような雑然としたところに建っていると意外と目立たないかも知れませんが、
南船場の落ち着きいた雰囲気の中では、さらに奇抜さを醸し出しています。
それも当初からの狙いであれば、やるな!・・・って感じです(笑)


                                
※建築主・建物管理者の方々へ

現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
写真・コメント掲載には十分配慮しているつもりですが、万一内容に問題がある場合は、
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★No.179  「大阪国際会議場 (グランキューブ大阪)」

所在地:大阪市北区  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 2000年。


堂島川沿いに建つ大阪最大級の会議場で、「黒川紀章」さんの設計です。
正式名称は「大阪国際会議場」と重々しい名前ですが、愛称は「グランキューブ大阪」と呼ばれ、
セミナーや展示会などのイベントが頻繁に行われており、皆さんも一度くらいは足を運ばれた
ことがあるのではないでしょうか。

                
グランキューブ大阪 1


   
グランキューブ大阪  2


   
グランキューブ大阪 3


   
グランキューブ大阪 4


   
グランキューブ大阪 5


   
グランキューブ大阪 6


   
グランキューブ大阪 7


   
グランキューブ大阪 8


   
グランキューブ大阪 9


   
グランキューブ大阪 10

  
グランキューブという名の通り、大きな立方体に斬新なデザインが盛り込まれてるように
見えますが、折り紙や松葉といった日本的な美をモチーフにされています。
そう聞かされると屋上庭園やエントランス廻りには、そんな部分もあるのかなと感じます。

昔は中ノ島の外れにある印象でしたが、京阪電車の延伸により活気のある場所になりました。
今後も大阪の経済・ビジネスの拠点として活躍してくれることでしょう。


                                 
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★No.178  「オッパイハウス」

所在地:大阪府寝屋川市   設計:渡辺豊和/渡辺豊和建築工房  竣工 1984年。

  
この建物の近くに仕事に行った時、偶然発見した「渡辺豊和」さん設計の個人住宅です。
ポップアートを描く画家の自宅で、施主の作風からデザインをイメージしていくと結果的に
オッパイになったというのは有名な話です(笑)

かなりの異彩を放っていますが、この時代のエネルギッシュさに圧倒されてしまいます。
外観ばかり注目されますが、実は内部空間の方が面白くてとっても見ごたえがあるとか。

                 
オッパイハウス 1


   
オッパイハウス  2


   
オッパイハウス 3


   
オッパイハウス 4


   
オッパイハウス 5


   
オッパイハウス 6

 
内部はコンクリートの打ち放しをベースにした芸術性の高い空間のようでとても評価が高かった
ようです。なのに何で外部がオッパイ???

「内側と外側の印象を変えて、その落差で勝負しよう」と渡辺さんの記録に書いてありました。
流石ですね(笑)閑静な住宅地だったので、写真を撮って慌てて帰った記憶が蘇りました。


                            
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★No.177  「ライカ本社ビル」

所在地:大阪市住之江区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所  竣工 1989年。

    
これもまたバブル期に竣工し、廃墟化してしまった「安藤忠雄」さん設計のオフィスビルです。
南港にあるアパレル企業の本社ビルですが、ライカという会社は2004年に倒産してしまいました。

竣工当時、建築雑誌を賑わせた斬新なコンクリート美の建物でした。この写真も数年前のもので
現在は更に朽ちているか、なくなっているのかは不明です。

              
ライカ本社ビル 1



ライカ本社ビル  2



ライカ本社ビル 3



ライカ本社ビル 4



ライカ本社ビル 5



ライカ本社ビル 6



ライカ本社ビル 7



ライカ本社ビル 8


 
当時は、オフィス機能の他にギャラリーやショップなどもあって、敷地内にはヨットが飾られていて
建物といい感じで調和していたそうです。大きな建物だけに寂しさがより際立ちます。

この建物が輝いていた時のイメージそのままで見に行ったので、ちょっとショックでした・・・
南港周辺全体の活気が低いのも心配ですが、何とか再活用への道に期待したいものです。

                            
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★No.176  「新ダイビル」

所在地:大阪市北区  設計:村野藤吾/村野・森建築事務所  竣工 1958年。


今から紹介する新ダイビルは、既に解体が始まっています。何年も前に撮影したものですが、
こうして建築を紹介いくうちに、どうしても消え行く建物も現れます。

「新歌舞伎座」
と同じ年に竣工した「村野藤吾」さん設計の事務所ビルで、大阪のオフィス風景を
代表する建物です。外観はシンプルですが、屋上にかなりの気合いが入っています(笑)

              
新ダイビル 1


   
新ダイビル  2


   
新ダイビル 3


   
新ダイビル 4


   
新ダイビル 5


   
新ダイビル 6


   
新ダイビル 7


   
新ダイビル 8


   
新ダイビル 9


   
新ダイビル 10


     
オフィス街の真ん中で先進的に屋上緑化を試みた建物で、展望台(?)のような建物やコーナーの
造形に気合いが入っています。

ビルの角には、何故か羊が暮らしています(笑)よく見ると羊のフロアーだけ窓の形が違うので、
流石だなと思いました。ここは30階建の高層ビルに生まれ変わります。
「ダイビル本館」も取り壊れましたが、新生ダイビルに新たな歴史を作ってもらいたいと思います。


                                
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★No.175  「箕面観光ホテル」

所在地:大阪府箕面市   設計:坂倉準三/坂倉建築研究所   竣工 1968年。

関西で子供時代を過ごした方なら、誰もが知っている「箕面温泉スパーガーデン」のCM。
そこに建つ箕面観光ホテルは、「坂倉準三」さんが設計したモダニズム建築です。

初めて足を運んで見ましたが、傾斜地に張り付くように建つ巨大なスケール感と
高台から街を見下ろす景色が素晴らしいです。建築好きの方なら一見の価値ありです。

            
箕面観光ホテル 1


   
箕面観光ホテル  2


   
箕面観光ホテル 3


   
箕面観光ホテル 4


   
箕面観光ホテル 5


   
箕面観光ホテル 6


   
箕面観光ホテル 7


   
箕面観光ホテル 8


   
箕面観光ホテル 9


   
箕面観光ホテル 10


     
駅からアクセスできるように、大きな空中EVが設置されていますがなかなかの迫力です。
増殖しているようなコンクリートの荒々しい姿は、大きな土木工事を見ているようです。

ロビーもなかなかの雰囲気でした。プールに足を運びましたが入場料が何と2000円!(驚)
子供と数百円のプールにしか行かない私にとって、箕面はやはり都会のリゾート地でありました(汗)

                            
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★No.174  「Halftecture 大阪城城南」

所在地:大阪市中央区  設計:遠藤秀平/遠藤秀平建築研究所   竣工 2005年。

遠藤秀平さんの「アートのような公衆トイレシリーズ」の1つとも言えるのでしょうか。
大阪城周辺には、このような遠藤さんの建物が3箇所あります。

1枚の鋼板が折り曲げられていろんな線を描いています。錆びた鉄を見ると個人的には萌えて
くるのですが、興味がない方にはちょっと敬遠されるかも知れません(笑)

              
halftecture 1



halftecture  2



halftecture 3



halftecture 4



halftecture 5



halftecture 6



halftecture 7



halftecture 8


 
曇天の日の見学だったので写真的には平凡ですが、最後の赤チャリとの相性は抜群に良さそうです。何となく大阪らしい哀愁を感じさせますね。

他にもレストハウスのような施設もあり、そちらも面白いのでまた紹介したいと思います。
素材が素材らしくストレートに使われるモノってやっぱり力があります。

                            
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★No.173  「梅田換気塔」

所在地:大阪市北区  設計:村野藤吾/村野・森建築事務所  竣工 1963年。


再開発や高層化で変わり続ける梅田の中で、阪急前交差点に建つこのステンレスのオブジェは、
昔からの風景です。地下街の為の換気施設で「村野藤吾」さんの設計です。三角地の真ん中に
建っているので歩いて見に行く人など皆無ですが、近づいて見ました(汗)
              
梅田換気塔 1



梅田換気塔  2



梅田換気塔 3



梅田換気塔 4



梅田換気塔 5



梅田換気塔 6



梅田換気塔 7

 
ステンレスを張り合わせたボディはなかなかの迫力です。貝が空気を吸うかのように地下から
ニョキニョキと出てくるような感じに見えます。この生え方というかデザインは一体何がイメージ
されているのでしょう?謎です。

しかし、今でもメタリックに輝き続ける姿がとてもカッコイイです。いつまでも梅田のランドマークで
あり続けて欲しいと思います。

                            
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★No.172  「天王寺博覧会 テーマ館」

所在地:大阪市天王寺区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所  竣工 1987年。


博覧会ブーム真っ只中の1987年、天王寺博覧会(てんぱく)という博覧会があったことを
憶えておられますか?私もてんぱくという響きだけは何となく記憶にあります(汗)

当時、テーマ館としてつくられた建物が「安藤忠雄」さんの設計です。映像パビリオンとして
活躍していたそうですが、現在は植物園になっています。

              
天王寺博覧会テーマ館 1



天王寺博覧会テーマ館  2



天王寺博覧会テーマ館 3



天王寺博覧会テーマ館 4



天王寺博覧会テーマ館 5



天王寺博覧会テーマ館 6



天王寺博覧会テーマ館 7



天王寺博覧会テーマ館 8



天王寺博覧会テーマ館 9



天王寺博覧会テーマ館 10

      
弧を描く打ち放しの壁とアプローチの列柱が、当時の安藤建築の色を強く醸し出します。
ガラス張りの三角アトリウムはなかなかのインパクトです。しかし、イベント後の建物によくある
「祭りのあと感」がとても寂しいです(汗)この建物だけの問題ではありませんが・・・

ちなみにこの博覧会にあわせて、天王寺動物園も現在の形にリニューアルされたそうです。
再開発も加速的に進む天王寺界隈で今一度存在感を発揮してもらいたいものです。


                            
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★No.171  「マリンプラザ堺」

所在地:大阪府堺市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 2005年。


堺市の国道沿いに建つ、企業のショールームで「黒川紀章」さんの設計です。
写真ではわかりにくいですが、全面ガラス張りの建物の中には大きなクルーザーが見えます。

私が近づくような雰囲気ではなさそうなので、足早に写真を撮って帰りましたが、
後から調べると完全予約制の船のショールームということで、予想通りでありました(笑)

              
マリンプラザ堺 1


   
マリンプラザ堺  2


   
マリンプラザ堺 3


   
マリンプラザ堺 4


   
マリンプラザ堺 5


   
マリンプラザ堺 6


   
マリンプラザ堺 7

   
打ち放しに、ドット状の丸いデザインは、同じ堺市にある「のびやか健康館」から継承してきたもの
と思います。黒川建築らしいエッセンスは所々に見て取れます。

改めて、この会社は「木阪製作所」というお名前だそうで、バスフィッシングを本気でやっている人なら
誰でも知っているアルミボートとバッテリーを扱う会社だそうです・・・やっぱり分からんわ(汗)


                            
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★No.118  「パシフィーク心斎橋」

所在地:大阪市中央区   設計:みかんぐみ  竣工 2007年。


心斎橋大丸とそごうの間の道を東へ。雑居ビルや古い民家の多い東心斎橋にある
6階建ての商業ビルで「みかんぐみ」の設計です。

雑然とした場所に突然あらわれるシンプルな白い箱。意外とインパクトがあります。
写真が好きな人ならご存知でしょうが、ここは「カメラのナニワ」の跡地です。

カメラのナニワは地下1階に入り、1階はスノーボードの有名ショップ「バートン」。
2階以上は飲食店やカラオケ店など、幅広い年齢層がどんな時間でも十分に楽しめる
この界隈らしいランドマークに生まれ変わっています。

          
パシフィーク心斎橋 1



パシフィーク心斎橋 2



パシフィーク心斎橋 3



パシフィーク心斎橋 4



パシフィーク心斎橋 5



パシフィーク心斎橋 6



パシフィーク心斎橋 7


建築的には、エントランス付近から見る「斜め大吹き抜け」が特徴的です。
建物の正面が北向きなので暗さを解消することと、テナントビルとして上層階で奥の店舗の
価値を上げることを考えて光の入れ方が工夫されているそうです。

個人的には、地下1階に潜りこんでしまった「カメラのナニワ」の姿が寂しかったです。
いろんな商材を揃えるのに足しげく通ったのに、実はこんなビルに変わっていたことさえ
最近知りました・・・大阪商人「ナニワ」には、本当に頑張って欲しい!!

「みかんぐみ」の建物は斬新でスッキリしたものが多く、メキメキ頭角を表してきましたね。
最近はイベントスペースやアート系のプロジェクトから公共施設や住宅までユニットらしい
幅広い活躍を見せています。

                
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★No.116  「ドムス香里」

所在地:大阪府寝屋川市   設計:石井修/美建・設計事務所   竣工 1981年。


関西の巨匠、「石井修」さん設計の低層集合住宅群(デザイナーズタウンハウス)です。
傾斜地を利用して建てられた自然との一体感が素晴らしい有名建築です。
雑誌等ではよく見る建物ですが、実物からはただならぬオーラを感じました。

見に行ったのが春先だったので、石井さんの真骨頂である「建物が自然と同化する」
「緑が建物を飲み込む」といった感じには少し物足りなかったのですが、その緑に包まれる
美しい姿はここに行けば容易に想像することができます。

今年で竣工28年目、いやいやまだまだ進化の途中。
長年自然に洗われて、今ようやく成熟の時を迎えたという言葉が一番似合います。

  
ドムス香里 1



ドムス香里 2



ドムス香里 3



ドムス香里 4



ドムス香里 5



ドムス香里 6



ドムス香里 7



ドムス香里 8



ドムス香里 9

17戸の賃貸棟と11戸の分譲棟で構成されています。賃貸部はさすがに空きも目立ちます。
個人的には「ここに住んでみたい」と少し興味が湧きました!!

ネットの賃貸情報を見ると、その家賃はおよそ12万円・・・・その夢は儚く散りました(笑)
しかし、巨匠の作品に魅了された1日でした。今まで見た中で3本の指に入る名建築です。

1つ残念だったのは、最後の写真。板張りだった外壁(最初の写真)は、補修の際に黒い
サイデングに変わってました。これは、ちょっと寂しいなあ・・・もうちょっと考えて欲しい。

石井さんといえば、西宮にある「目神山一連の住宅」が有名です。
デザインが流行を追いかけるだけでなく、時間を刻むほど味わいを増すデザインもあると
いうことを教えてくれています。

                
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★No.115  「ダイビル本館」

所在地:大阪市北区   設計:渡辺節/渡辺節建築事務所  竣工 1925年。


中ノ島を代表する近代建築で、大正15年に建てられたネオ・ロマネスク様式の建物です。
この「ダイビル本館」と神戸にある「商船三井ビル」の2つだけが、大正時代から現存する
最後の大規模オフィスビルということになります。

まさに重要文化財クラスの建物なのですが、高層ビル化が決定し2010年には取り壊しが
始まるようです。一等地建築の悲劇だといっても過言ではないでしょう。

設計は、「渡辺節」さんです。古典主義をベースにした自在な設計で主に関西の商業ビルの
実績が多く、あの村野藤吾を育て上げた師匠としても有名な人物です。

     
ダイビル本館 1



ダイビル本館 2



ダイビル本館 3



ダイビル本館 4



ダイビル本館 5



ダイビル本館 6



ダイビル本館 7


さすがに高層ビルに飲み込まれてしまいました・・・もう解体も時間の問題だと思われます。
当時としては外観は非常にシンプルで、1階の円柱やレリーフには派手な装飾が施されています。
これは、同時期の帝国ホテルの影響も受けてるのかも知れません。

中へ入ると、天井照明が豪華なホールを始めとした数々の歴史に出会えるような雰囲気です。
「もったいない」と「仕方ない」が交互にやってくるのですが元々が商業建築。
これは「仕方ない」とシフトするのもある意味間違いではないような気もします。

私には、高さが何倍もある超高層ビルに囲まれてもなお毅然として建つダイビルの美しさが
目に焼き付きました。興味がある方は、見納めて置いた方がいいと思いますよ。

                
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★No.113  「旧枚岡市庁舎」

所在地:大阪府東大阪市   設計:坂倉準三/坂倉建築研究所   竣工 1964年。

    
東大阪市にある旧市庁舎で、「坂倉準三」さんの設計です。
当時の趣がしっかりと残った、坂倉さんらしいとても力強いモダニズム建築です。

反りかえったような大屋根は、材料は違えど日本建築を思わせる大迫力です。
それとは逆に薄いコンクリートのルーバーの組み合わせが繊細で、見事な佇まいです。

同じコルビジェの弟子でも前川さんの建築は女性的、坂倉さんは男性的であると
よく表現されてますが、まさにその通りだと思わせる「荒々しさ」です。

       
旧枚岡市庁舎 1


   
旧枚岡市庁舎 2


   
旧枚岡市庁舎 3


   
旧枚岡市庁舎 4


   
旧枚岡市庁舎 5


   
旧枚岡市庁舎 6


   
旧枚岡市庁舎 7

   
エントランスの玄関庇は凄いインパクトで、反り具合もハンパじゃないです。
この庇を拝めただけで、満足しました!!(笑)「コルビジェ風日本美」といったところでしょうか。

建物は少し小高い所にあって竣工当時は、生駒山の景色も綺麗だったといわれます。
今はマンションが建ち並びそんな面影はありませんが、昔は結構目立った建物だったと思います。

現在は「旭町庁舎」の名称で、図書館や保健センターといった施設として利用されています。
中の螺旋階段もいい感じですよ。名建築がいつまでも大切に使われるといいですね。


 
          
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★No.112  「鉄鋼館」

所在地:大阪府吹田市   設計:前川國男/前川國男建築設計事務所  竣工 1969年。


大阪万博で日本鉄鋼連盟が出展したパビリオンで、「前川國男」さんの設計です。
万博の施設としては、唯一現存する建物です。というのも鉄鋼館は、閉幕後多目的ホールや
音楽堂として利用されることを前提に本格的に建築されていたからです。

しかし巨額の維持費や舞台装置の複雑さなどから、公共施設として利用されることはなく
倉庫やゴミ置場といった状態が続いていました。

私も廃墟と化した鉄鋼館を一目見ておこうと行ったつもりでしたが・・・何と一転再生に向けた
改修や活用が始まっていて驚きでした!!

ちょうど秋の連休だったので、1970年の大阪万博を振り返る「マニアエキスポ」というものを
開催していて多くの家族連れで賑わっていました。

   
鉄鋼館 1



鉄鋼館 2



鉄鋼館 3



鉄鋼館 4



鉄鋼館 5



鉄鋼館 6



鉄鋼館 7



鉄鋼館 8


鉄骨でできたホワイエにツタの生い茂ったコンクリートなど今でもいい感じのモダン建築です。
万博当時は「スペース・シアター」と呼ばれ、最新鋭の設備でコンサートやレーザー光線による
演出が披露されたそうです。

しかし、シンボル「太陽の塔」と比べて知名度も低く再活用も難しいと思われていましたが、
万博40周年の2010年3月「万博資料館」として生まれ変わるそうです。

「高度成長や、未来に夢があった昭和の世相も織り込み、万博の興奮をよみがえらせたい」
ということで大変嬉しいことですね。人身事故以降、活気を失ってしまったエキスポランドや
万博公園の新たな起爆剤になることを願ってます。


 
          
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★No.111  「大阪中央郵便局」

所在地:大阪市北区   設計:吉田鉄郎/逓信省営繕課  竣工 1939年。


大阪駅前にあるモダニズムの名建築です。梅田界隈の再開発に伴い、2012年に40階建ての
超高層ビルに生まれ変わる予定でしたが、現代建築の先駆例でもあり歴史的価値が高く、
「保存」か「解体」で揺れ動く中、2009年5月移転に伴い、営業を終了しました。

とはいえ、大阪駅前の1等地に6階建てビルの存在は、民営化した郵政グループにとっては
許されないわけで、ある程度仕方ないことでもあるのでしょうか。

設計は、「吉田鉄郎」さんです。逓信省(郵便や電信業務を行う官庁)の技官として、
全国の電話局や郵便局の設計に取り組んだ建築家です。

一見平凡ともいえますが、「見ていて嫌でなく、飽きない」シンプルなデザイン。
それが吉田鉄郎の真髄で、この建物も築70年ながらいま見ても全く古くさくありません。

      
大阪中央郵便局 1


   
大阪中央郵便局 2


   
大阪中央郵便局 3


   
大阪中央郵便局 4


   
大阪中央郵便局 5


   
大阪中央郵便局 6


   
大阪中央郵便局 7


私も素人なので、どこが素晴らしいのか調べながらでないとわからないのですが、
まず柱や梁が壁面から張り出しています。さらに、壁が全て窓ガラスになっています。

木造で例えるなら「書院作り」。梁と壁で建築を支える為、壁に強度が必要ないということです。
日本の近代建築が、外国の真似事から脱出した建物だと言われています。なるほど!!
石や煉瓦で壁を支える西洋様式が終わりを告げたのです。

東京駅前にある、「東京中央郵便局」も同じく吉田鉄郎さんの設計です。
こちらは低層部に旧郵便局を残しつつ、現在高層ビル化工事が始まっています。
大阪中央郵便局も何とかいい方向で、「保存」できる形に進んでもらいたいものだと思います。

 
          
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★No.110  「紀陽銀行堺支店」

所在地:大阪府堺市  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1994年。

       
堺市のメインストリート大道筋にある銀行の支店で、「安藤忠雄」さんの設計です。
紀陽銀行は和歌山が本店の地方銀行ですが、この支店は何とも立派です!!

正面と側面に大きくそびえ建つコンクリート壁の存在が圧巻です。
窓1つなく威圧的な感じさえしますが、それが銀行の権威や堅実さを表しているような気がします。

大道筋にはチンチン電車(阪堺電車)も走り、堺の古い街並みの中でもスタイリッシュな存在で
界隈のランドマーク的役割を担っております。

   
紀陽銀行堺支店 1


   
紀陽銀行堺支店 2


   
紀陽銀行堺支店 3


   
紀陽銀行堺支店 4


   
紀陽銀行堺支店 5


   
紀陽銀行堺支店 6


コンクリートの外壁は、見れば見るほど威圧感を感じるのですが円柱のカーテンウォールが
それをかなり和らげているような印象です。

円柱の上部の展望台のような部分は、一体どんなスペースなってるんでしょう??
大口融資の顧客になれば覗けるスペシャルな空間なのかも知れません(笑)

紀陽銀行は、大阪中南部に支店も多いことから堺が大阪の拠点になっているようです。
あの変な顔のロゴマークには、何故か愛着があります!!


           
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★No.100  「光の教会・日曜学校」

所在地:大阪府茨木市  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1989年。

       
祝100回!!パチパチパチ(^。^)・・・(誰もしないので自分で拍手)
1回、50回、100回、節目はいつも安藤建築です。ルールなのです(笑)

私の中でこの「光の教会」が今まで見た建築見学で、一番感動した建物です。
それは雑誌なんかで見る「カッコイイ」とか「洗練された」というありきたりの言葉ではなくて、
実際に足を運んでみると、この建物が包まれている「愛」に感動するのです。

今回は100回記念なので写真をたくさん貼り付けてみます。
数枚の写真でしかこの建物を知らない人も、是非楽しんで見て下さい。

見学には事前に電話連絡が必要で、平日でもOKなのですが建物の良さを知るためには
断然日曜日の礼拝に参加することをオススメいたします。

   
光の教会 1


    
光の教会 2


   
光の教会 3



光の教会 4



光の教会 5



光の教会 6



光の教会 7



光の教会 8



光の教会 9



光の教会 10



光の教会 11



光の教会 12



光の教会 13



光の教会 14



光の教会 15



光の教会 16



光の教会 17



光の教会 18



光の教会 19



光の教会 20

   
「百聞は一見にしかず」なのですがこの教会は、多くの信者さんやボランティアの方々に
よって支えられているということを肌で感じとることができます。

礼拝当日も、私のような建築見学の外国人や学生さんもたくさん来られていましたが
皆様嫌な顔1つせず、とても優しく接してくれます。

礼拝が終わると牧師さんが、安藤さんに依頼した経緯や十字架を持たない空間に
するという答えを出すのに2年かかったこと、また資金不足で屋根をつけるお金が
なく、空の下で礼拝しようとしたところ寄付が集まり天井ができたことなどお話をしてくれました。

何でもお金一辺倒の世の中で、人の心が寄り集まって大切に建物が使われている。
それを実感できる素晴らしい建物です。
私の中でひょっとしたら後にも先にもこれ以上ないかも・・・という位良かったです。

ちなみに十字架の光は、建物が南向きということもあり午前中が一番美しいそうです。
建築好きの方、是非一度行って見て下さい!!


                
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★No.99  「近鉄あべの橋ターミナルビル」

所在地:大阪市天王寺区  設計:村野藤吾/村野・森建築事務所  竣工 1988年。


JR天王寺駅の向かい側、近鉄あべの橋駅と近鉄百貨店が入る巨大ターミナルビルです。
「村野藤吾」さんが現在の姿である増改築と改装の設計をしています。

水平方向にずらっと長く続くバルコニーが特徴的で、そこに描かれたぶどうと鳩のレリーフが
派手な装飾ながら落ち着いた雰囲気を醸し出す近代建築です。

このターミナルビルの旧舘半分(1枚目の写真の手前部分)がシーザー・ペリの設計する
ガラスの高層ビルに建て替わります。もう百貨店自体は3月で閉鎖してますので、
おそらく解体の方も進んでいるんじゃないかと思います。


近鉄あべの橋ターミナルビル 1



近鉄あべの橋ターミナルビル 2



近鉄あべの橋ターミナルビル 3



近鉄あべの橋ターミナルビル 4



近鉄あべの橋ターミナルビル 5



近鉄あべの橋ターミナルビル 6



近鉄あべの橋ターミナルビル 7

   
数年後には、この姿からかなりの変貌ぶりが予想されます。
現在の建物自体半分は残るので、この装飾バルコニーと高層ビルをどう一体化するのか??
個人的には、そこもちょっと注目です!!

しかし、話題にもなった新高層ビルは凄いですね。59階建てで高さ300メートルは日本一。
空中庭園のおよそ倍、通天閣だと約3倍の高さ(゜o゜)・・・2014年完成予定だそうです。

バブル期に多額のお金を注ぎ込んだあべの周辺の再開発。
街の再生と近鉄の威信を賭けて新ビルは着々と作られていくことでしょう。

            
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★No.98  「電通関西支社」

所在地:大阪市北区   設計:槇文彦/槇総合計画事務所  竣工 1983年。


堂島のオフィス街に建つ広告代理店「電通」の支店で、槇文彦さん設計です。

建物の3方向が非常に狭い道になっている為、建物と道路の間に広場を作ることで
周囲からの圧迫感を回避させています。

外壁はアルミパネルと窓ガラスが水平にデザインされて、非常にフラットです。
都市の狭小地で比較的大きな事務所ビルを作る模範解答とも言われているそうです。

    
電通ビル 1



電通ビル 2



電通ビル 3



電通ビル 4



電通ビル 5



電通ビル 6


シンプルな水平線の組み合わせが、静かに槇さんらしさを物語ってきます。
1つ言えることは、このビルもう竣工して25年経つのにかなりキレイです。驚きです!!

オフィス街なので近くにはカーテンウォールが多様された築20年前後の建物が多いのですが
明らかにそれよりも美しいです。アルミパネルの経年美は相当のものです。

もう1つ印象的だったのは、建物の周りに昼間からズラっとタクシーが並んでいたこと。
梅田からでも問題なく歩ける距離なのに・・・やっぱり広告会社ってリッチなのかな~(笑)


    
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★No.89  「ラ・ポルト心斎橋」

所在地:大阪市中央区   設計:大江匡/プランテック総合計画事務所   竣工 2007年。


心斎橋のシンボルの1つであったソニータワー(黒川紀章設計)の跡地に新しく建てられた
商業ビルで、「大江匡」さんの設計です。

「美しく輝く女性」をイメージした外観は、エメラルドグリーンを基調とし洗練された雰囲気で
夜になるとビル全体が発光して心斎橋を鮮やかに彩っています。

建物は8階建てで、上部は飲食店にエステサロン・病院、低層階はカジュアルブランドの
「ZARA」が入り、流行の最先端がビル全体に詰まっているといった感じです。


ラポルト心斎橋 1



ラポルト心斎橋 2



ラポルト心斎橋 3



ラポルト心斎橋 4



ラポルト心斎橋 5



ラポルト心斎橋 6



ラポルト心斎橋 7

  
西側にある半らせん形の壁面には、大型LEDディスプレーが付き文字や映像がコンピューター
制御で流れるということです。

このうねった壁面だけ見上げていると、日本ではなく上海など摩天楼の一角にいるような
気分です。我が青春のランドマークだったソニータワーがなくなったことは残念ですが、
このビルは今の心斎橋にとっても似合っていると思います。

ただ、もう少し男性も近づきやすい雰囲気があればいいのですが・・・それは恐らく向こうも
求めてないと思います、トホホ(笑)

 
         
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★No.86  「泉州銀行本店ビル」

所在地:大阪府岸和田市  設計:村野藤吾/村野・森建築事務所  竣工 1959年。


岸和田に仕事に行った際に、たまたま見つけた「村野藤吾」設計の建物です。
地方銀行の本店で、外壁が花崗岩張りの上品な雰囲気です。

村野藤吾の銀行建築というのは意外に多く、現在の商業ビルのようにハイセンスさが
銀行に求められていた時代なんだと思います。

地域のシンボルって昔は銀行でしたもんね。今は派手だと逆にお叱りを受けそうです・・・

   
泉州銀行本店 1



泉州銀行本店 2



泉州銀行本店 3



泉州銀行本店 4



泉州銀行本店 5



泉州銀行本店 6



泉州銀行本店 7


窓の大きさ・形・模様を変えるだけで、これだけ気品あるファサードを表現できるんですね。
さすが巨匠です・・・シンプルなんだけど絶対真似できないんでしょう、恐らく。

あと、村野建築には何故か羊の銅像の建っている建物が多いです。
人を招くため?それとも建物に愛嬌を加えるため??・・・この部分は不明です。
誰か知っている人がいれば、教えてください!

            
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★No.83  「大阪ガスビル」

所在地:大阪市中央区  設計:安井武雄/安井武雄建築事務所  竣工 1933年。

   
昭和8年、大阪ガスがガス普及のアピール施設として作ったオフィスビル第1号です。
滑らかな曲線に白と黒のコントラストが美しく、とても昭和初期の建物だとは思えません。
現在も「ガスビル」という愛称で親しまれています。

設計は、「安井武雄」さんです。主に大阪を中心に活躍されたモダニズム建築家で、
現在の「安井建築設計事務所」の創始者です。
安井武雄さんの建物は、このビルをはじめとして御堂筋界隈に今もたくさん現存しています。

  
大阪ガスビル 1



大阪ガスビル 2



大阪ガスビル 3



大阪ガスビル 4



大阪ガスビル 5



大阪ガスビル 6



大阪ガスビル 7

   
一言でいって、「気品あふれる。」建物ですね。2階の窓とかカッコいいと思いませんか?(笑)
外壁やタイルなどを竣工当時に近い感じで今も補修を続けているそうです。

写真の通り平成15年に登録有形文化財に指定され、大阪のみならず日本を代表する
モダニズム建築の1つとなっています。

あと8階にある「ガスビル食堂」も有名です。欧風レストランの草分けとして
今も特製ガスビルカレーやハヤシライスなど、昔ながらのメニューも健在ということで
こちらも一度行かなくてはと思っております!!


               
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★No.82  「南海浜寺公園駅」

所在地:大阪府堺市  設計:辰野金吾/辰野・片岡事務所  竣工 1907年。

  
堺市にある今も現役の明治時代の駅舎で、私鉄最古の駅です。
設計は東京駅の設計でも知られる、明治を代表する建築家「辰野金吾」さんです。

堺市西部にある浜寺の海岸は白砂青松の名勝地として知られ、公園や海水浴場があり
今で言うリゾート地への玄関口としてオシャレな洋風木造建築となりました。

駅前なのにスーパーもコンビニもなく、この界隈は今も懐かしい雰囲気が残っています。

     
南海浜寺公園駅 1


   
南海浜寺公園駅 2


   
南海浜寺公園駅 3


   
南海浜寺公園駅 4


   
南海浜寺公園駅 5


   
南海浜寺公園駅 6


   
南海浜寺公園駅 7


   
南海浜寺公園駅 8

  
記念碑に書いてあるようにハーフティンバー様式を採用している為、柱や梁がそのまま
外部に見えている事で、より情緒があるように見えます。

この近辺は電車の高架工事が進んでいるため、この駅舎の存続も心配だったようですが
無事に保存され今後も活用されるそうです。

改札を出たところから見る柱のシルエットが、額縁のように綺麗でした。
夏は海水浴客で賑わってるんでしょうか?そういえば浜寺公園って昔ジャンボプールと
いうのがありましたよね??(笑)

               
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★No.70  「京阪電車 なにわ橋駅」

所在地:大阪市北区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 2008年。

       
安藤忠雄さんの最新作だと思います。2008年秋中ノ島まで延伸した京阪電車の新駅です。
「なにわ橋駅」の出入口のみ安藤忠雄設計です。

大阪市中央公会堂に一番近い出入口で、円弧状に湾曲した壁の内側にLED照明の入った
ガラスブロックが並び、夜になるとブルーに輝きます。

まだ周辺道路の工事が続いてますが、見学ならもちろん夜をオススメいたします。

      
なにわ橋駅 1


   
なにわ橋駅 2


   
なにわ橋駅 3


   
なにわ橋駅 4


   
なにわ橋駅 5


   
なにわ橋駅 6


   
なにわ橋駅 7

          
「水都・大阪」をイメージしたブルーのLEDは、濃淡に移り変わる演出がされています。
地階の電車に乗るためには、水の中に潜ったり浮上したり・・・そんな感じでしょうか。

中ノ島周辺は、近代建築の多い街並みを光で演出するという取り組みがされています。
この駅周辺も整備中ですが、来年の冬にはきっと綺麗はイルミネーションロードに
なっていることでしょう。

安藤さんは、最近鉄道関係の建築が多くなってきましたね。

           
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★No.69  「ラピート」

所在地:大阪(難波)~関西空港  設計:若林広幸/若林広幸建築研究所  竣工 1994年。

        
なんばと関西空港を結ぶ南海の空港特急「ラピート」です。
設計は「若林広幸」さんで、建築家も列車のデザインをすることが大変話題になりました。

関空特急ということでJRの「はるか」と比較されることが多いですが、
私鉄としての存在をアピールするには十分に斬新でいいと思います。

分野や領域を超えて挑戦するところに、新たな発想が生まれる。素晴らしいですね。
若林さんのいいところがピタリとハマった作品だと思います。

      
ラピート 1


      
ラピート 2


     
ラピート 3


     
ラピート 4


     
ラピート 5

    
正面から見ると、鉄人28号か青いダースベーダーのようですね(笑)
力強さと速さを感じるデザインで、航空機のような楕円窓がポイントです。

車内は、古い時代の豪華客船のようなクラシカルさとエレガントを融合したということです。
確かに公共性の高いシンプルなデザインの「はるか」とは全く考え方が違います。

「はるか」=ビジネス・日常、「ラピート」=旅・非日常といった感じでしょうか。
両者ともそれぞれ個性があっていいと思います。

しかし、最近は関空=「はるか」のイメージが強いですね。
「ラピート」も今年で14年目。いつか乗りたいと思いながら・・・時が経つのは早いです(汗)

           
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★No.68  「LVMHビル」

所在地:大阪市中央区   設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所   竣工 2004年。

   
今年も1年よろしくお願いします。
どういう方向性になるかわかりませんが、いけるところまでいってみます(笑)
 
御堂筋にあるファッションビルで、「隈研吾」さんの設計です。
LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン・ジャパン)グループがそごう跡地に建設したものです。

1階にはディオール、フェンディ、ショーメが入っており、夜になると緑色に輝く建物に
白や青といった各々のブランド色が個性的な表情を見せ始めます。

    
LVMHビル 1

   
  
LVMHビル 3


   
LVMHビル 4


   
LVMHビル 5


   
LVMHビル 6


   
LVMHビル 7

     
御堂筋のいちょう並木にビルが溶け込むように緑がメイン色になっているようです。
確かに御堂筋といえば、都会の紅葉スポットですからその辺はよく考えてありますね。

ビルの上層は、薄く切った石をガラスに挟みこんで透過させているということです。
よくわかりませんが凄そうです・・・そこが「隈流ファッションビル」なんでしょうか。
ちょっと簡単には真似出来そうにありませんね(笑)

昼と夜で全く違った表情を見せるビルです。屋上についている☆がとっても可愛いので
やはり見学には、夜をオススメいたします!!

          
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★No.67  「国立国際美術館」

所在地:大阪市北区  設計:シーザー・ペリ&アソシエーツ / César Pelli   竣工 2004年。

    
今年最後の投稿になると思います。また来年もよろしくお願いします。

中ノ島にある、巨大なステンレスパイプのモニュメントです。
これ、美術館のエントランスゲート(玄関)なんです・・・で肝心の美術館は??

実は展示フロアがすべて地階という、世界的にも稀な地下3階建ての完全地下型美術館です。
もともと万博公園にあった「万国博美術館」が老朽化して中ノ島に移転してきました。

設計は、アメリカ人建築家「シーザ・ペリ」です。
世界各国の超高層ビルや都市設計を手掛ける建築家で、日本にも沢山の建物があります。

       
国立国際美術館 1


  
国立国際美術館 2


  
国立国際美術館 3


  
国立国際美術館 4


  
国立国際美術館 5


  
国立国際美術館 6

  
   
国立国際美術館 7

    
「圧巻」・・・とにかく凄いインパクトです。ステンレスパイプが描くしなやかなカーブは、
竹の生命力と現代美術の発展・成長がイメージされてということです。

この界隈は、大阪中央公会堂・中ノ島図書館といった近代建築の多い場所ですが
そんな地域にまさに「新風」を吹き込んだという感じです。

シーザ・ペリの代表的建物といえば、マレーシアにある「ペトロナス・ツインタワー」、
日本では、「愛宕グリーンヒルズ」(東京)や「シーホークホテル&リゾート」(福岡)など
都市のランドマークといえる超高層ビルが有名です。

            
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★No.66  「関西国際空港 ターミナルビル」

所在地:大阪府泉佐野市   設計:レンゾ・ピアノ/Renzo Piano   竣工 1994年。

     
関西空港は、海の上に浮かぶ世界初の国際空港です。
その空港の顔となるターミナルビルは、イタリア人建築家「レンゾ・ピアノ」の設計です。

「飛翔」をイメージしたデザインの大屋根、国際線と国内線とを上下階でつないだ
簡単で明快な吹き抜けなど、芸術性と機能性が融合された建築として評価の高い建物です。

      
関西国際空港 1



関西国際空港 2



関西国際空港 3



関西国際空港 4


関西国際空港 5



関西国際空港 6



関西国際空港 7



関西国際空港 8

    
最上階の国際線ロビー(6・7・8枚目の写真)へ行くと、波のように流れるような曲線屋根と
トラスの骨格が美しく、出発する人の気持ちを高ぶらせるような感じです。
確かにこのままどっかへ行ってしまいたいような気分になりますね(笑)

レンゾ・ピアノは別名「ハイテク建築の巨匠」とも呼ばれ、リチャード・ロジャースと共同で
設計したパリの「ポンピドゥーセンター」は、あまりにも有名です。

関西空港は、二期工事の必要性や想定外の地盤沈下など問題が山積みですが、
24時間運用できるメリットなどを生かして、何とかいい方向にいってもらいたいものです。

      
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★No.46  「ホテルリバティ」

所在地:大阪市淀川区  設計:出江寛/出江建築事務所  竣工 1986年。

     
新御堂筋からよく見える神崎川沿いに建てられたホテルです。
私が知る限り、日本で初めて「新建築」「GA」といった建築雑誌で紹介されたラブホテルだと
記憶していますが、もし間違っていたらごめんなさい・・・

設計は、「出江寛」さんです。現在、JIA(日本建築家協会)会長で大阪では大御所の建築家です。
アルミやステンレスを素材に使った一言で言って「メタリックな」建物が多いです。

     
ホテルリバティ1



ホテルリバティ2



ホテルリバティ3



ホテルリバティ4



ホテルリバティ5



ホテルリバティ6

     
メタリックなアルミの外装と曲線のデザインが独特のファサードです。
ラブホテルなので採光を気にする必要はないのでしょうが、アルミの経年美を称えたい建築です。

私も15年前は、毎日ここの前を通って通勤していた時代がありますが、その当時とほとんど
変わっていないことに改めて驚きました。
1つの建物にオーナーが2人いらっしゃるので、表の裏の入口が違う形をしているということです。

出江さんは、こういった無機質な素材を意欲的に使われる一方、住宅や数奇屋建築なども
数多く手掛けられている大建築家なのであります。

      
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★No.40  「朝日放送新社屋」

所在地:大阪市福島区   設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所   竣工 2008年。

   
中之島に移転したABCの新社屋です。
中ノ島は現在大規模な再開発事業を行っており、商業施設や高層マンションが
今年の5月にようやくオープンいたしました。

ABC社屋は、その中核施設の1つで隈研吾の設計です・・・とは言うものの隈さんは
「デザイン監修」という立場で入っているようで、大振りな建物にウッドスクリーンの
ディテールが合体したという個人的にはちょっとガッカリ・・・・なコラボレーションです(笑)

   
朝日放送1



朝日放送2



朝日放送3



朝日放送4



朝日放送5



朝日放送6



朝日放送7

   
低層部の中庭やピロティの大階段など、水都大阪を意識した川との一体感がいいです。
ディテールも他のビルとは一目置いたとても綺麗なものですが、隈研吾の建物に見られる
「きめ細やかさ」は、ちょっとないような気がします。

ABCの社屋は、他の民放局に比べかなり古くて汚かったのでとてもよかったと思いますが、
あの「おはよう朝日」を生中継していた大阪タワーは、今後どうなってしまうんでしょうか???

      
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★No.35  「LOUIS VUITTON OSAKA HILTON」

所在地:大阪市北区  設計:乾久美子/乾久美子建築設計事務所  竣工 2004年。

   
この方も大注目の若手建築家、「乾久美子」さんの紹介です。

ディオールやルイヴィトン、ヨーガンレールなどファッションブランドの内外装デザインを手がけ、
近年は首都圏で住宅建築なども手がけている気鋭の30代女性建築家です。

青木淳事務所出身の出世頭で、女性らしい繊細さと技術に裏付けられたエレガントさが
高い評価を得て、建築を超えたジャンルの講演会などでも大人気です。

この建物は、大阪駅前のヒルトンプラザにあるルイヴィトンのファサード設計です。

     
ルイヴィトン1



ルイヴィトン2



ルイヴィトン3



ルイヴィトン4



ルイヴィトン5



ルイヴィトン6

     
ガラスの間にステンレスが斜めに入り、鏡が乱反射して不思議な形に見えます。
こういう店舗設計のことは何もわかりませんが、素材の選び方や昼夜の豊かな表情・見せ方など、
かなり高度な設計力が必要なんだろうと思います。

選ばれし者しかできないのが、ブランドショップの設計だと思います。
だって今日の有名建築家は、大抵ブランドショップの設計を手掛けている人ばかりですからね。

乾さんは間違いなく、隈研吾のように大化けする建築家だと思います。
元々は大阪出身の建築家ですから、これから面白い住宅や店舗が関西にも沢山現れて
くるかもしれません。


      
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★No.33  「三起商行本社ビル」

所在地:大阪府八尾市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所   竣工 1991年。

    
子供用品繋がりで、こちらは八尾空港の前にある「ミキハウス」の社屋兼ショップです。
空港と近隣するために高さを抑えられた建物で、逆円錐型にえぐりとられた全面ガラス張りの
アトリウム(中庭)が特徴的です。

このガラスの曲線の感じは、昨年できた「国立新美術館」に似ているなと思いました。
竣工して17年ですか。いや、そんなに古くは感じさせない建物ですね。

   
ミキハウス 1



ミキハウス 2



ミキハウス 3



ミキハウス 4



ミキハウス 5



ミキハウス 6

    
ガラスのアトリウムの中を見ることはできませんが、きっとカッコいいのではないかと思います。
それにしてもどうしてこんな大阪郊外に立派な本社があるのか??ミキハウスと八尾の関係は
最後まで知ることができませんでした(笑)

この窓の配置の不規則さは、子供が遊んでいるようなリズミカルなものに見えます。
大阪でも雪がチラチラと舞う日で、数分で写真撮って慌てて帰った記憶だけが残っています・・・

やはり、建物探訪は晴天に限りますね(^_^;)



      
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★No.32  「アップリカ本社ビル」

所在地:大阪市中央区  設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所  竣工 1989年。

   
大阪市内にあるベビー用品メーカー「アップリカ葛西」の本社ビルです。
正面はロボットのようで、側面は三角の壁を何枚も貼り付けたインパクトのある外観です。

この建物どうやらベビーカーの形をイメージしてるということです・・・納得!
あと社名の「葛西」というのは東京の地名だと思ってましたが、社長さんのお名前でした。

   
アップリカ1



アップリカ2



アップリカ3



アップリカ4



アップリカ5



アップリカ6

    
この建物は、丹下健三の息子、丹下憲孝氏(現:丹下都市建築設設計代表取締役)らが
リーダーとなって作られた作品だそうです。

ちょうど東京新都庁のプロジェクトと同時進行していた時代で、私個人的には憲孝さんが
偉大な父に負けないくらい凄く気合いの入っている建物の1つだと受け止めています。

ネットで内観の写真を見たことがありますが、外の角ばったイメージと違い曲線が多く
非常にソフトな感じだったのを覚えています。

        
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★No.31  「クロスウェーブ梅田」

所在地:大阪市北区   設計:大江匡/プランテック総合計画事務所   竣工 2005年。

    
この方も、人気の建築家「大江匡」さんの作品です。
菊竹事務所出身で、特にオフィスビルや商業施設に洗練されたデザインの建物が多いです。

大江さんが代表を勤める「プランテック」は、設計事務所としていち早くCAD化をし、積極的に
デジタルデザインへの取り組みを図ってきたことでも有名な会社です。
そんな最先端をいく事務所だけあって、建築を志す若い世代にも人気のある企業のようです。

このビルは、まるで「真っ白の箱」のように見える、とっても綺麗なデザインです。

     
クロスウェーブ梅田1



クロスウェーブ梅田2



クロスウェーブ梅田3



クロスウェーブ梅田4



クロスウェーブ梅田5



クロスウェーブ梅田6



クロスウェーブ梅田7

    
白いルーバーが緻密に計算されたかのように、とても綺麗に並んでいでいます。
又、低層部もブランドショップを思わせるようなガラスのデザインです。

この施設は、オリックスが経営する法人用セミナーハウスで首都圏には幾つかあるようですが
関西では、この建物が最初のようです。

私も会社に就職したらこんなところで、社員研修とか受けてみたかった・・・という何だか
せつない気持ちになってきました(笑)

      
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★No.25  「白い教会」

所在地:大阪市住之江区  設計:青木淳/青木淳建築計画事務所  竣工 2006年。


大阪南港のホテルにできた教会です。
白い外壁に、ガラスの中にある無数の白いリングが印象的です。

設計は、「青木淳」さんです。見かけもクリエイターらしいとってもお洒落なおじさんです(笑)
磯崎事務所出身の建築家で、大規模なものは少ないもののその作品は、一言でいって
「繊細でオシャレ」です。

日本では、沢山の「ルイヴィトン」設計が有名でその才能は、美術館や画廊・ショールームなどの
ジャンルにおいては引っ張りだこの人気建築家です。

    
白い教会1



白い教会2



白い教会3



白い教会4



白い教会5



白い教会6

     
このリングは一体どうなってるんでしょう。この組み合わせが建物の構造(柱や壁)の役割を
しているところが凄いし、かなりの手間がかかってるんでしょうね。
夜になり、ライトアップされるとまた違った表情があるんだろうと思いました。

ホテル内の教会ですが、横を走る道路から普通に見えて普通に入れるような所に建っていて
驚きましたが、チャベルの宣伝効果としてはかなりメリットがあるんじゃないかと思いました(笑)

青木さんの数少ない関西の作品です。気軽に見に行って見て下さい。


       
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★No.21  「新歌舞伎座」

所在地:大阪市中央区   設計:村野藤吾/村野・森建築事務所   竣工 1958年。

   
ミナミの顔としてすっかり定着した建物です。歌謡ショーなどの大衆演劇の場として親しまれ、
今年で竣工50年という村野氏代表作の1つです。

幾重にも張り出した屋根が特徴的で、桃山時代の唐破風のアレンジしたということですが、
あまりに異色の和風建築に、当時からかなりの賛否両論があったようです。

そんな「新歌舞伎座」ですが、老朽化も進み2010年に上本町に移転が決まっているようで、
一等地だけに解体話もあり、今のうちにと写真におさめておきました。

    
新歌舞伎座1



新歌舞伎座2



新歌舞伎座3



新歌舞伎座4



新歌舞伎座5



新歌舞伎座6

    
当時から「観光劇場」と呼ばれ、客席数が3フロアで1600席というのは50年前を考えると
圧巻の収容力であったと思います。

斬新なスタイルと大きさ、そんなド肝を抜くようなモノを造ってしまうのもまた大阪らしいです。
さらにこの建物、何とたった10ヶ月の工期でできているんですって(゜o゜)・・・信じられません。

現在保存運動も行われているようですが・・この建物の行く末は、かなり心配です。
大阪の歴史が詰まった建物のいい活用法を、ぜひ考えてもらいたいものです。


       
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★No.14  「なんばヒップス」

所在地:大阪市中央区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 2007年。

     
高松さんの最新作だと思います。なんばに完成した12階建ての複合レジャー施設です。
砂時計をモチーフにしたというユニークな外観は、難波の新たな顔として注目のスポットです。

最大の特徴は、CMでも流れている日本初のビル壁面設置型フリーフォール"ヤバフォ"です。
地上74mの高さから見下ろす難波の街は、一体どのようなものなんでしょう。

     
なんばヒップス1



なんばヒップス2



なんばヒップス3



なんばヒップス4



なんばヒップス5

     
これぞ、高松伸!!という斬新なデザインです。
高松さんの全盛期を知る我々30代にとって、何だかとても嬉しくなりました。

夜になると砂時計の照明が赤や青に輝いていました。その怪しげな感じも結構好きです(笑)
ビルの下では、「ヤバフォペアチケット2人で1000円」のチケットが配布されていました。
1人の私は、無関心を装いそそくさとこの場を後にしました(~_~;)

「キリンプラザ」閉館の後に、新たに生まれたミナミのランドマーク。
時代がまだまだ高松伸の存在を求めているということを、今日新たに再発見できました。



     
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★No.13  「キリンプラザ大阪」

所在地:大阪市中央区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1987年。

    
80~90年代に最も輝いていた建築家。高松伸さんの代表作品です。
独特の装飾や造形・壮大なスケール感でバブル期に絶大な人気を誇った建築家です。

「どんな小さな建築でも世界に向けてメッセージを発信する」というのが座右の銘であり、
とにかく見るものを驚かせる個性的な建築ばかりです。

この建物は、映画「ブラックレイン」の舞台にもなり、サイバー都市大阪の象徴として登場しました。
又、商業ビルとして初めて権威ある「日本建築学会賞」を受賞した名建築です。

そんな「キリンプラザ大阪」が、昨年10月をもって閉館いたしました。
土地売却・取り壊しの噂もあり、何とか一目見ておこうと道頓堀まで走ったのです。

   
キリンプラザ大阪1



キリンプラザ大阪2



キリンプラザ大阪3



キリンプラザ大阪4



キリンプラザ大阪5

    
機能性のない装飾。確かにバブル建築で、否定する方も多いでしょう。
しかし高松建築には夢があり、見るものを楽しませてくれた時代があったことも事実です。

高松氏は現在も活躍中ですが、この時期に存在した独特の魅力は失われつつあります。
しかしこの人の作品ほど「時代を写し出す」建築家は、日本にはいないと思います。

バブル建築を否定的に見ないで、その時代にあった夢を描いてきた高松さんの作品を、
これからも可能な限り追い続けていきたいと思います。

このコーナーは、ある意味高松さんの為にあるといっても過言ではありません(笑)

    
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★No.8  「梅田スカイビル」

所在地:大阪市北区   設計:原広司/原広司+アトリエφ建築研究所  竣工 1993年。

    
次はこの建物だと、想像できた方もおられるんじゃないでしょうか(笑)
京都駅によく似てますよね。そうです、同じく原広司さん設計の作品です。

もう今年で15年も経つんですね。しかし「空中庭園」は、今でも他に類を見ない夢のある建築です。
駅から離れたところにポツっと建っていましたが、大阪駅北口の開発も着々と進んでおり
また、空中庭園がクローズアップされる日がやってくること間違いなしです。

何となく、少し若かった頃を思い出して久しぶりに行ってきました!

   
梅田スカイビル1



梅田スカイビル2



梅田スカイビル3



梅田スカイビル4



梅田スカイビル5



梅田スカイビル6

     
人は、いつも空へのあこがれとか夢を持って生きてます。そんな夢をカタチにした建物です。
空中庭園に登っていくドキドキ感は、今も昔も変わりませんでした。

ビルが青いガラスでできているのは、そこに白い雲が写りこんだ時、空中庭園が
空の雲と写りこんだ雲に挟まれて、空に浮かんでいるように見せる為だと聞いた事があります。

又この建物は、沢山の緑や水路に囲まれて「都会のオアシス」の役割もしっかりと果たしています。
あと、京都駅に比べて全く違和感がないのは何故なんでしょう。やっぱり、立地かなあ。

これからも「スカイビル」がいつまでも夢のある建物であって欲しいと思います。
ちなみに建築主が、積水ハウスだということを皆さんはご存知でしたか?

               
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★No.6  「堺市立のびやか健康館」

所在地:大阪府堺市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 2004年。

    
大阪にも黒川建築はそう多くありません。が、堺市で発見しました。
温水プールやトレーニングジム、テニスコートなどが整ったスポーツ・健康増進施設です。
竣工してまだ3年余りのかなり新しい施設です。

隣接するクリーンセンターのごみ焼却余熱を利用し、資源を有効活用した施設でもあるそうです。
私が見に行ったのが、日曜日だということもあり沢山の老若男女で賑わっていました。

    
堺のびやか健康館1



堺のびやか健康館2



堺のびやか健康館3



堺のびやか健康館4



堺のびやか健康館5

    
「森に浮かぶガラスの舟」をイメージした建物のようです。

堺が港町として栄えた歴史を反映させて船をイメージし、緑に溶け込む透明性の高い建築として、
曲線を用いて柔らかく周辺環境になじませるように考えたということです。

大きいガラス棟の中は、テニスコートが3面もありまるで外のような明るい日差しが差し込んでいます。
ここにも黒川氏特許の「小型ガラス円錐」(笑)がありました。この下は、スパエリアのようです。

黒川建築もひとまず終わりということで、また改めて紹介したいと思います。
都市との「共生」を大切にする黒川建築は、その時代に柔軟に対応したものが多く見応えがあります。


    
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★No.1  「住吉の長屋」

所在地:大阪市住吉区   設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所  竣工 1976年。


記念すべき第1回は、関西出身で日本で最も有名な建築家「安藤忠雄」さんです。
元ボクサー。ファイトマネーで世界を回り独学で建築を学んだ異色の建築家としても有名です。

そしてこの建物こそ、安藤忠雄の名を一躍有名にした作品です。
以前から一度見てみたいと思ってましたが個人住宅なので、詳細な住所がわかりません。
しかし、わずかな情報を頼りに今回やっと見つけることができました。

     
住吉の長屋1



住吉の長屋2



住吉の長屋3



住吉の長屋4



住吉の長屋5



小さな建物ですが、圧倒的な存在感です。
竣工当時は三軒長屋の真ん中1軒を切り取ったということですが、今はその面影もありません。

もちろん中を見ることはできませんが、細長い敷地の中央に庭をはさんで、部屋同士の移動は
全て外を通るという何とも不便な作りです。

しかし、そこまでしても都会の狭い長屋に光や季節感を取り入れようとした斬新なアイデアこそ
今日も安藤建築を凄いものだと思わせる礎なんでしょう。



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