主に関西地方の建築物や有名建築家の建物を紹介するブログです。

「東京都」の建築物

★No.150  「表参道ヒルズ」

所在地:東京都渋谷区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 2006年。

   
1ヶ月近くも穴を開けてしまった「たてもんめぐり」ですが、ようやく150作品達成です!
ということで切り番(00と50)は勝手に安藤建築と決めているので、だらだらと10作続いた
東京建築の最後は、「表参道ヒルズ」を紹介します。

昭和初期の文化的シンボル「旧同潤会青山アパート」の建て替えに伴う再開発によって
生まれた新商業施設+住宅です。歴史的価値の高かったアパートの建て替えには、
賛否両論があったと思いますが、現在は最新のファッションやライフスタイルを提案する
表参道の情報発信地に生まれ変わりました。

          
表参道ヒルズ 1



表参道ヒルズ  2



表参道ヒルズ 3



表参道ヒルズ 4



表参道ヒルズ 5



表参道ヒルズ 6



表参道ヒルズ 7



表参道ヒルズ 8



表参道ヒルズ 9



表参道ヒルズ 10


建物の高さを抑えて表参道のケヤキ並木とうまく調和しています。コンクリート・ガラスなどの
組合わせで、過度に主張してくる訳でもなく、さりげなく「安藤建築」という言葉がピッタリです。
斬新ではありませんが時代に流される訳でもなさそうです。

内部は撮影禁止でしたが、大階段と大きなスロープが印象的でした。この建物の隣には、
同潤会アパート竣工当時のレプリカがあります。(写真撮るのを忘れてました・・・)

建物は見事に生まれ変わりましたが、古いモノ好きの私にはやはり、昔の青山アパートの方が
好きだったかも(笑)


                    
※建築主・建物管理者の方々へ

現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
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★No.149  「東京都新都庁」

所在地:東京都新宿区  設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築研究所  竣工 1991年。
   
言わずと知れた東京の顔、そして「丹下健三」氏の代表作です。私にとってはカメラマンになって
初めて撮影練習に出かけた思い出深い建物です。

都庁を最初に見た時の印象は、高層ビル群の中に建つ「巨大なお墓」といった感じでした。
威圧的でとても冷たく見えました。ところが改めて見ると、とても優美で気品があるように見えます。
難しいことはわかりませんが、都庁には他の建物にない独特のオーラがあります。

   
東京都新都庁 1



東京都新都庁  2



東京都新都庁 3



東京都新都庁 4



東京都新都庁 5



東京都新都庁 6



東京都新都庁 7



東京都新都庁 8



東京都新都庁 9



東京都新都庁 10

    
「どうしていつもピカピカに見えるのだろう?」と感じたことが何回もあります。
都庁のデザインは徹底的に「左右対称」が強調され複雑な凹凸が陰影を深くし、
まるで鏡に写ったかのような錯覚に陥るのでは?という説もあります。

都庁は写真の第一本庁舎・第二庁舎・議事堂の3棟で構成されていて3棟の建築費は、
1569億円。年間維持費が40億円。都庁はどこまでもスペシャルな建物です。

丹下健三最後の大作は、いつまでも色褪せることのない日本の名建築であることでしょう。
そういえば屋上展望台が無料のはず・・・行くのを忘れてました(汗)

        
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★No.148  「中銀カプセルタワービル」

所在地:東京都中央区  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 1972年。

   
高層ビル群に生まれ変わった汐留近くにひっそりと建つこのビルは、「黒川紀章」氏が設計し
世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅です。

積み木のように積まれたカプセルが1つの部屋になっていて、老朽化すればカプセルごと
交換できる設計になっています。これで大きな建て替えをしなくても建築の寿命を伸ばして
いけるという考えが当時の都市建築にはありました。

しかし実際には一度も交換されることなく現在に至っております。1970年代高度成長期の
都市建築の在り方を考える名建築として有名です。

          
中銀カプセルタワービル 1



中銀カプセルタワービル  2



中銀カプセルタワービル 3



中銀カプセルタワービル 4



中銀カプセルタワービル 5



中銀カプセルタワービル 6



中銀カプセルタワービル 7



中銀カプセルタワービル 8


1階部分にサンプルとしてカプセルが1つ置いてありますが、かなり狭くて驚きです。
ワンルーム10㎡で天井高2.1m。ここで暮らすには・・・ちょっとどうなんでしょうか(汗)

上階の丸窓からは山積みの書類やちぎれたカーテンなどが目立ち、生活感がありません。
今後は一体どうなるんでしょう?取り壊しの噂も多いので、一目見ることができて良かったです。

当時は、近未来の象徴的なビルだったんだろう思います。「夢が一杯詰まっていたんだろうな」
という目で見るととても評価できる建物だと思えます。余談ですが、2008年の不動産情報で
1カプセル550万円で売ってました。超都心での生活にお1ついかがですか?(笑)


                
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★No.147  「MIKIMOTO Ginza2」

所在地:東京都中央区  設計:伊東豊雄/伊東豊雄建築設計事務所  竣工 2005年。
   
銀座からブランドビルをもう1件。真珠販売で有名は「ミキモト」の旗艦店です。
形や大きさが異なるガラス窓がランダムに点在し、ひときわ目を引くデザインで
外から見ても何階建てのビルなのか全くわかりません。

設計は「伊東豊雄」さんで、このコーナー2年半ぶりの伊東建築紹介です。
ピンク色の建物ってなかなかお目にかかれませんね。しかし、何とも上品なピンクの色づかい。
下品さを微塵も感じません。既成概念に囚われないところがさすがに大先生です!

        
MIKIMOTO Ginza2 1



MIKIMOTO Ginza2    2



MIKIMOTO Ginza2 3



MIKIMOTO Ginza2 4



MIKIMOTO Ginza2 5



MIKIMOTO Ginza2 6



MIKIMOTO Ginza2 7



MIKIMOTO Ginza2 8


ガラスと薄い外壁自体が構造になっているので、内部は柱のない空間で小さな敷地を
目一杯生かすように設計されているということです。

あと凄いのは表面に凹凸がなく、階層のつなぎ目もないので一言で言って「ツルツル」です。
細かなこだわりの結集はやはりすごい力です。さすが世界を股にかける建築家です。
ただ、窓の雨垂れで外壁が汚れているのだけが少し残念でした。

銀座には多くのブランドショップがあり、有名建築家の建物が競いあうように建っています。
少しずつ紹介できたらとは思いますが、最近のペースでは、いつになることから・・・
ダラダラと続いている東京建築もあと3本でひとまず終わりにしたいと思います。


          
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★No.146  「メゾン・エルメス」

所在地:東京都中央区  設計:レンゾ・ピアノ/Renzo Piano   竣工 2001年。

  
ソニービルの隣にあるガラス建築で、設計は、関西国際空港でお馴染みのイタリア人建築家
「レンゾ・ピアノ」氏です。日本初の旗艦店としてオープンしたエルメスの銀座店です。

13000枚のガラスブロックでできた建物は「マジック・ランタン」と呼ばれ、夜になると内部照明で
光の塔に変身します。ガラスブロックの所々がショーケースとなっていて、とても面白いです。
形はとてもシンプルなものですが、昼間でも異彩を放つ圧倒的な存在感です。

          
メゾン・エルメス 1



メゾン・エルメス 2



メゾン・エルメス 3



メゾン・エルメス 4



メゾン・エルメス 5



メゾン・エルメス 6



メゾン・エルメス 7



メゾン・エルメス 8


土地が90億円、総工費170億円ともいわれ、エルメスの日本への意気込みを感じます。
エルメスはもともと馬具商からスタートしたブランドで、ヨーロッパの皇室の御用達でした。

やがて馬具職人の優秀な技術が、カバンや財布など革製品へシフトしたのが現在のエルメスです。
なのでエルメスのロゴマークには、馬車を牽いた紳士が描かれています。知りませんでした。

この建物のガラスブロックは、全てイタリア職人の手作りです。こんなこだわりこそエルメスの
精神的な部分でしょうか。数あるブランドの中で一流で支持され続けるのも、伝統と歴史を守る
強いこだわりがあるからなのだと思います。

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★No.145  「ソニービル」

所在地:東京都中央区  設計:芦原義信/芦原建築設計研究所  竣工 1966年。

   
銀座の1等地、数寄屋橋交差点に建つ日本初の企業ショールームビルです。
「こんなに地価の高いところで物を売っても元が取れないので、展示スペースにしよう。」
という発想から生まれたこのビルは、ソニーの広告塔として活躍しています。

設計は、「芦原義信」さんです。戦後建築で街並みを重要視した正統派建築家です。
アルミルーバーで覆われた水平と垂直が美しい建物は、今年で竣工44年目(驚)
とてもハイセンスはビルで、今もなお斬新な印象を与えて続けています。

   
ソニービル 1



ソニービル 2



ソニービル 3



ソニービル 4



ソニービル 5



ソニービル 6



ソニービル 7

   
外部の写真しかありませんが、建築的には内部も見所満載で来客は最初に7階まで登り、
そこからスキップフロアーに沿って下りるというとても楽しい動線になっています。
ソニービルHPに詳しく書いてありましたのでリンクさせていただきます。

写真ではわかりにくいですが、敷地一杯に建物を建てず、コーナーをオープンスペースに
しています。これが日本初のポケットパークということで、この辺りに芦原さんの街並みへ
の意識が見え隠れするのではないでしょうか。


                  
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★No.144  「国立西洋美術館」

所在地:東京都台東区  設計:ル・コルビュジェ/Le Corbusier  竣工 1959年。

   
国内で唯一「ル・コルビジェ」が設計した建物で、上野公園内にある美術館です。
川崎造船社長であった松方幸次郎氏がヨーロッパで収集した美術品のコレクションを
フランス政府から日本に返還される際、受け皿として造られた施設です。

薄緑色をした外観は、いたって簡素なものですがピロティや直線の自由な組み合わせが美しい
「見れば見るほど味のある」建築です。
この建物、基本設計はコルビジェですが、実施設計は前川國男・坂倉準三・吉阪隆正の
弟子御三家で造られ、前川國男さんが後に増築などを手掛けられています。

元々は上野公園全体を包み込むほど大きな構想だったそうですが、美術品の保存目的のみに
注視したことからコルビジェ案の大半は実現されなかったと言われています。
閉館20分前、何とか見ることができました(汗)

      
国立西洋美術館 1



国立西洋美術館 2



国立西洋美術館 3



国立西洋美術館 4



国立西洋美術館 5



国立西洋美術館 6



国立西洋美術館 7



国立西洋美術館 8



国立西洋美術館 9



国立西洋美術館 10


外から建物を見る限りあまりオーラを感じませんが、中に入るとしっとりと薄暗い独特の
空気感があります。内部は撮影禁止でしたが廊下から見えた中庭が(これはコルビジェの
建物に多い屋上庭園?でしょうか)圧巻でした。

さりげなく現れる洗練されたオーラが凄いと感じました。ちょっとコルビジェフィルターが
掛かり過ぎでしょうか(汗)

ちょうどコルビジェ建築を世界遺産にしようという運動の真っ最中で、公園内には多くの
のぼりが立っていました。結果は見送りということでしたが「モダニズム建築の巨匠」が
さらに脚光を浴びるのも時間の問題だと思います。

                 
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★No.143  「国立代々木屋内総合競技場」

所在地:東京都渋谷区  設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築研究所  竣工 1964年。
   
さて、すっかりさぼってしまいましたが何事もなかったかのように続けたいと思います。
東京オリンピックに合わせて建築された屋内競技場で、設計はもちろん「丹下健三」さんです。

日本建築界が世界のトップレベルに躍り出るきっかけになった戦後を代表する名建築です。
屋根の形状は圧巻で目を奪われます。この「吊屋根構造」こそが世界を驚嘆させた技術で、
内部に柱のない空間を作り上げました。

吊り橋が建物の中に飲み込まれてしまった・・そんな印象です。内部に柱がないことから、
観客は競技観戦に集中することができるんだそうです。なるほど!!

    
国立屋内総合競技場 1



国立屋内総合競技場 2



国立屋内総合競技場 3



国立屋内総合競技場 4



国立屋内総合競技場 5



国立屋内総合競技場 6



国立屋内総合競技場 7



国立屋内総合競技場 8



国立屋内総合競技場 9



国立屋内総合競技場 10

    
とても46年前の建築だとは思えない美しさです。中も見てみたかったのですが、ドリカム
コンサートの準備のため無理でした。もうこの建物に関しては特にコメントもありませんが、
まともに見たことがなかったのでいい機会になりました。

東京は、丹下建築の宝庫です。まだまだ見たい建物はたくさんありますが、まずはしっかり
「王道から」というところで足早に電車に乗り次へと向かいました。
世界をアッと言わせた建築は、これからもずっと建築ファンを魅了することでしょう。

                 
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★No.142  「東京中央郵便局」

所在地:東京都千代田区   設計:吉田鉄郎/逓信省営繕課   竣工 1931年。

     
東京駅を出発しようとした時、解体が始まっているビルを目前にしました。
これも名建築の1つで、以前紹介した「大阪中央郵便局」よりもさらに古く、昭和6年に
建築された日本の初期モダニズム建築で、「吉田鉄郎」さんの設計です。

こちらの郵便局も地味ですが、当時の日本の流れを継承したシンプルで飽きのこない
デザインが特徴的です。郵政民営化と東京駅周辺の再開発の波に飲まれ、この建物を残した
状態で上部を高層化するという建て替えが現在進められています。
             
東京中央郵便局 1



東京中央郵便局  2



東京中央郵便局  3



東京中央郵便局  4



東京中央郵便局  5



東京中央郵便局  6



東京中央郵便局  7 

   
シンボルである時計の針も外され、裏側にまわると想像よりも多く壊されていました。
東京駅が「創業当時に復元」という形をとり、周辺景観を維持するためにはこの郵便局も
簡単には壊せなかっただろうというのは理解できます。

一方で大阪中央郵便局は、およそ1年前に移転して以来そのままの状態。
東京と違って、周辺は新規の高層ビルだらけ。こちらの方がむしろ心配です。
一等地ならではの問題は、我々が想像するよりもはるかに難しいことなんでしょうね。


              
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★No.141  「東京中央停車場 東京駅」

所在地:東京都千代田区  設計:辰野金吾/辰野建築事務所  竣工 1914年。

   
さて、今回からしばらく東京建築を紹介していきたいと思います。私は東京でおよそ5年間
サラリーマンをしておりましたが、当時は働きアリのように全てを仕事に捧げていました。
建築に携わる仕事をしながら、東京建築を見る心の余裕などどこにもなかったです。

そんな当時の後ろめたい気持ちを察したかのように、東京出張の予定が入りました。
東京建築探訪に与えられた時間はわずか1日。どこまで見ることができるのか??
紙切れ1枚とカメラを片手に朝8時の東京駅です。

設計はもちろん、明治の建築王「辰野金吾」さん。旅情をかきたてられる赤レンガ建築ですが、
もともと丸の内口というのは皇室専用出入口でありました。

             
東京駅 1



東京駅 2



東京駅 3



東京駅 4



東京駅 5



東京駅 6



東京駅 7



東京駅 8



東京駅 9


東京駅は現在開業当時の原型に戻す復原工事を行っています。昭和20年の東京大空襲で
駅舎は一度焼けてしまい、創建当時にあった3階建ての円筒形のドームが、終戦後2階建ての
角形ドームに変更されたのが現在の東京駅の姿です。
 
写真は、およそ1年前の東京駅ですが、復原工事は現在もっと進んでいると思われます。
2012年には、新しい東京駅がお目見えということでまた東京の新名所となることでしょう。

品川に駅ができてから、全く東京駅まで行くことがなくなりましたが、「丸ビル」をはじめとする
高層ビル群に囲まれていてビックリするほど変わっていました(驚)
おのぼりさんには、時間がないので足早に次へ行ってみることにします(汗)

       
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