主に関西地方の建築物や有名建築家の建物を紹介するブログです。

「福井県」の建築物

★No.105  「福井県立図書館・文書館」

所在地:福井県福井市   設計:槇文彦/槇総合計画事務所  竣工 2002年。


福井シリーズもひとまずここまで。福井市郊外にある図書館で「槇文彦」さん設計です。
田園地帯の広大な緑に包まれた大型図書館ですが、風景の中にしっかり溶け込んでいます。

開架図書が30万冊というすごい数の本が、開放的なガラス空間に収められています。
勉強机に座って、あるいは外を見ながらソファに座って・・・と人々が自由に読書している姿が
何とも羨ましい限りです。

さすが教育先進国、福井県。こういうところにはしっかりお金かけているんでしょうね。
私の町にもこんな図書館が欲しい!!と誰もが思うのではないでしょうか。

   
福井県立図書館 1



福井県立図書館 2



福井県立図書館 3



福井県立図書館 4



福井県立図書館 5



福井県立図書館 6



福井県立図書館 7



福井県立図書館 8



福井県立図書館 9



福井県立図書館 10


外部は、木の風合いを出したコンクリートと赤いタイルが上品で美しいです。
大きな建物なのにそれを感じさせない絶妙なバランスが、さすが槇さんと思わせるのでしょう。

既存の図書館というのは、何でも詰め込み過ぎて、かえってざわめきが耳に付いたりして
本来の読書環境を損ねたりしてますが、ここは、混み合っているにも拘わらず「本を読む」という
図書館の本質的な機能がしっかり保たれていることに驚きます。

カフェも併設され、まさに「1日いても飽きない図書館」です。周辺のランドスケープも見事です。
最後の写真の起伏あるジョギングコースも面白いと思いませんか?(笑)


 

                                 
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★No.104  「福井市美術館」

所在地:福井県福井市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 1997年。

     
続いては「黒川紀章」設計の美術館です。このガラス・この逆円錐・この連続曲線・・・
明らかに晩年の大作「国立新美術館」へ通じていく外観の構成です。

地方美術館らしく、「みる」と「つくる」を一体化した市民や子どもの参加型スペースも多く
展示の他にもソフト面が充実したいい建物だと思いました。

常設展には、福井ゆかりの彫刻家高田博厚さんの作品が展示されています。
私がこの手の黒川建築を見るのは、「堺市のびやか健康館」以来ということになりました。

    
福井市美術館 1



福井市美術館 2



福井市美術館 3



福井市美術館 4



福井市美術館 5



福井市美術館 6



福井市美術館 7



福井市美術館 8

    
ガラス建築の魅力たっぷりです。公園と隣接しているので内外の一体感が気持ちいいです。
白い骨のような鉄骨や曲線のスロープなどがさらに空間を引き立たせています。

丁度私が見にいった時は、次回イベントへの入替日で人も少なく企画展示や喫茶などは
残念ながら閉まっていました。

しっかりメンテされているんでしょう。竣工して10年も経っているとは思えない美しさです。
地方都市は、こういった少し大型の公共施設が充実していてとてもうらやましいと思います。

           
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★No.103  「Halftecture 福井」

所在地:福井県福井市   設計:遠藤秀平/遠藤秀平建築研究所   竣工 1997年。

    
福井県どんどん北上していきます!次は、駅の待合室で「遠藤秀平」さん設計です。
福井と武生を結ぶ私鉄「福井鉄道」のハーモニーホール駅という無人駅です。

単線なので1本しかないホームに一目で遠藤さんの建物だとわかるコルゲート鋼板の
待合室が2つついていて上り下りに分かれています。

隣に「ハーモニーホールふくい」という音楽堂ができたため、新設された駅です。
積雪量を考えて積もりにくい形に変形してあります。駅名称の看板も可愛いですね。

   
ハーモニーホール駅 1



ハーモニーホール駅 2



ハーモニーホール駅 3



ハーモニーホール駅 4



ハーモニーホール駅 5



ハーモニーホール駅 6



ハーモニーホール駅 7 


待合室と駅のホームをセットにして見ると、♭(フラット)を横にしたように見えるということです。
なるほどそう言われると、どんどんフラットに見えてきます(笑)

この駅が前回紹介した兵庫県にある遠藤さんの「Springtecture播磨」より、さらに1年
古い建物になります。コルゲート建築の原点は実はこの福井や滋賀あたりかもしれません。

いつもながら、遠藤さんの建物を見つけると何だか楽しい気分になります!
これは関西で暮らしているメリットですね。引き続き調査したいと思います。


                         
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★No.102  「武生ナイフヴィレッジ」

所在地:福井県越前市  設計:毛綱毅曠(もづなきこう)建築事務所  竣工 1993年。

    
刃物作りが盛んな越前市(旧武生市)にあるナイフ工房と販売施設です。
設計は「毛綱毅曠」さんで、「火と鉄と水の神様がここに舞い降りてほしい」という
思いを形にしたと言われています。

メタリックな大きなドラム缶(コルゲートでしょうか?)に三角の屋根が付いて
「研ぎ澄まされて鋭い」というイメージは確かにあります。
中に入るとまた色彩豊かな毛綱さんらしい空間が待っています(笑)

    
武生ナイフヴィレッジ 1


   
武生ナイフヴィレッジ 2


   
武生ナイフヴィレッジ 3


   
武生ナイフヴィレッジ 4


   
武生ナイフヴィレッジ 5


   
武生ナイフヴィレッジ 6


   
武生ナイフヴィレッジ 7


2階建ての1階部分が販売施設。平日なのにお客さんが意外と多くてビックリしました。
また2階には千代鶴国安(魔よけ、縁結び)の神棚があり、周囲の鉄骨の柱や梁が
赤、黄、緑に塗られ火と鉄と水の神様を表しています。

写真にはありませんが、1階から2階に登るとき実際に刃物を打つ光景を見る事が
できます。鍛治の現場らしい強烈な暑さと埃っぽさがまたとても良かったです。
この日の教訓は「鉄は熱いうちに打て!!」でした(笑)

特殊な作業施設なので毛綱さんのイメージにピッタリだと思いました。
あと、外の大階段からは直接2階に入ることができません。何故なんでしょう???


           
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★No.101  「若狭三方縄文博物館」

所在地:福井県若狭町   設計:横内敏人/横内敏人建築設計事務所   竣工 2000年。


初の福井県です。若狭湾に近い三方五湖のほとりに建つ縄文遺跡の博物館です。
ドーム型の屋根が全て土で覆われ、その上に芝生を植えるというユニークな建築です。

設計は、「横内敏人」さんです。前川事務所の出身で、力強さと洗練さを併せ持つ
木造住宅の設計で有名な建築家です。

設計コンペでの採用だそうです。「大地が妊娠した女性のように縄文の文化を胎内に
宿したようなイメージ」で周辺の自然との一体感も抜群です。
確かに芝の間から顔を出すコンクリートの列柱は、まるで人間の骨のようにも見えます。

   
若狭三方縄文博物館 1



若狭三方縄文博物館 2



若狭三方縄文博物館 3



若狭三方縄文博物館 4



若狭三方縄文博物館 5



若狭三方縄文博物館 6



若狭三方縄文博物館 7

            
見に行った日は、確か真冬の休館日でした。芝生はキレイに生えそろってなくて
とても残念でした。季節が良ければ、もっと美しいと思います。

中に入ると地中から地上に突き出したコンクリートの列柱に、トップライトから光が差し込むと
いうことでしたがこれも休館日で見れませんでした。

おまけにこの近くにもう1つあった横内さんの建物まで見逃し、いいとこなしでした・・・
必ずリベンジしたい建物の1つです(笑)
住宅建築の多い横内さんの公共建築だけに、見る価値が十分あると思います。

 
          
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