主に関西地方の建築物や有名建築家の建物を紹介するブログです。

「愛媛県」の建築物

★No.140  「一六茶寮」

所在地:愛媛県松山市  設計:中村好文+レミングハウス  竣工 2008年。

     
愛媛建築もひとまずここまでということで、最後は道後温泉本館前にある銘菓「一六タルト」の
店舗&カフェで、「中村好文」さんの設計です。

1枚目の写真の手前が店舗で、奥がカフェです。わずかな情報を頼りに見に行ったので、
どこまでが中村さんの設計なのか良くわかりませんが、奥のカフェは間違いないと思います。

店舗上部のスリットは正面から見ると何も見えないのですが、斜めから見ると一六タルトが
浮かんで見えます。とても面白いのですが、このベタな部分も中村さんの設計なんでしょうか??

        
一六茶寮 1


   
一六茶寮 2


   
一六茶寮 3


   
一六茶寮 4


   
一六茶寮 5


   
一六茶寮 6


   
一六茶寮 7


   
一六茶寮 8


   
一六茶寮 9


   
一六茶寮 10

         
アーケード側からカフェに入り2階へ登ると、伊丹十三記念館で見た黒い焼板を基調とした
展示スペースが現れます。これを見ると中村さんの設計だということが確信に変わります。
窓側を見るとしっかりと切り取られた道後温泉本館の借景・・・見事です。

借景を独り占めしながら団子を頂きました。座ったときに見た窓の高さや大きさが絶妙です。
あとは、階段手すりの握り心地と1階にあった一六タルトテーブルが印象的でした。
さりげないところにある、さりげないこだわり。このカフェ1つ見てもいろんなことを考えさせられます。


                    
※建築主・建物管理者の方々へ

現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
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★No.139  「ミウラート・ヴィレッジ」

所在地:愛媛県松山市  設計:長谷川逸子/長谷川逸子建築計画工房  竣工 1998年。

     
約2年ぶり「長谷川逸子」さんの建築紹介で、松山市の郊外にある小さな美術館です。
島田紳助がCM出演している"オイラはボイラ、ミウラのボイラ"(これって全国区?)でおなじみの
ボイラメーカー三浦工業の本社敷地内に建っています。

三浦工業の創業者・三浦保氏の陶板画をメインに、それに共感する作家の陶板画などが
展示された建物全体がとてもアートな空間です。
三浦氏の陶板画のことをミウラ+アート=ミウラートと呼ぶことからこの名称になったようです。

         
ミウラートヴィレッジ 1


   
ミウラートヴィレッジ 2


   
ミウラートヴィレッジ 3


   
ミウラートヴィレッジ 4


   
ミウラートヴィレッジ 5


   
ミウラートヴィレッジ 6


   
ミウラートヴィレッジ 7


   
ミウラートヴィレッジ 8


   
ミウラートヴィレッジ 9


   
ミウラートヴィレッジ 10  

   
建物は不等辺四角形をベースにデザインされたという斬新なフォルムです。下部はピロティに
なっていて、くねくねとしたベンチのような彫刻がとてもいい感じです。

青いタイル部分の陶板画は、長谷川さん自らが手がけたものだそうです。写真にある赤い離れは、
一体何なんでしょう?(手洗い場??)・・面白いです。
しかし、会社の敷地内に美術館を造ってしまうという創業者の美術愛に脱帽です。

前回紹介した「菅井内科」も同じく松山市。長谷川さんの建築はやはり関西に暮らしていては、
なかなかお目にはかかれません(汗)

          
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★No.138  「坂の上の雲ミュージアム」

所在地:愛媛県松山市  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 2006年。

   
先週の「情熱大陸」は安藤忠雄さんでしたが、面白かったですね。東大卒の新人さんが、
建築現場で職人さんと共に働いている姿がとても印象的でした。

そんな安藤建築を愛媛からということで、松山城のふもとにある美術館です。司馬遼太郎の
小説「坂の上の雲」をテーマにしており、主人公である正岡子規、秋山好古・真之兄弟が
松山出身ということでここに建設されました。

2つの三角形を重ね合わせた建物は、通りから見える城山の緑をさえぎらないように造られ、
ガラスのカーテンウォールには、城山の緑が映し出されるよう周囲の自然環境に配慮されています。

         
坂の上の雲ミュージアム 1



坂の上の雲ミュージアム 2



坂の上の雲ミュージアム 3



坂の上の雲ミュージアム 4



坂の上の雲ミュージアム 5



坂の上の雲ミュージアム 6



坂の上の雲ミュージアム 7



坂の上の雲ミュージアム 8



坂の上の雲ミュージアム 9



坂の上の雲ミュージアム 10


三角形の形状の建物を登って行くと展示スペースが次々と現れてきます。私は小説の内容に
ついては何にも知りませんが、上へと導くスロープはまさに坂の上を目指しているようでした(笑)
エントランスの上部を横断するコンクリート階段の凸凹感がとても斬新です。

しかし、広い日本どこに行っても安藤建築に出会うことができますね。改めて日本を代表する
建築家だということを再認識させられます。
このコーナーにもまだまだ安藤建築が足りないことを痛感しております(汗)


          
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★No.137  「今治市市庁舎他」

所在地:愛媛県今治市  設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築研究所  竣工 1958年。

     
タオルの町今治市にある市庁舎・公会堂・市民会館で、3つの建物が同じ敷地の中にあり、
あの「丹下健三」さんの建物を3つ同時に拝めてしまうという魅惑のスポットです(笑)

大阪生まれの丹下さんですが、少年時代を今治で過ごしたということで愛媛をはじめとして
四国には今でも多くの丹下建築が存在しています。

3棟共、コンクリート建築で時代の趣を感じます。竣工して50年程経ちますが近代建築らしく
それぞれの素材とボリュームが生み出す緊張感がストレートに伝わってきてよい感じです。

   
「市庁舎全景」 
    
今治市市庁舎他 1

       
「以下3枚、今治市市庁舎」

         
今治市市庁舎他 2

       

    
今治市市庁舎他 3


今治市市庁舎他 4

   
「以下3枚、今治市公会堂」

   
今治市市庁舎他 5



今治市市庁舎他 6



今治市市庁舎他 7

   
「以下3枚、今治市民会館」

    
今治市市庁舎他 8



今治市市庁舎他 9



今治市市庁舎他 10

  
以前、紹介した旧香川県庁と同年の竣工です。この1960年前後というのは、日本の庁舎建築の
建設ラッシュだったともいわれ、確かにこの時代の丹下建築の庁舎は多いと思います。

この建物は、市民会館の大庇から市庁舎の高層建築まで時代の変遷を楽しむことが出来ます。
ちなみに当時の丹下事務所の担当スタッフは、あの磯崎新さんだったとのことです・・・

今治は、このように丹下健三の影響も大きく今後は建築をテーマに観光客誘致を目指しています。
あの伊東豊雄が設計する日本初の建築に特化した美術館(2011年完成予定)も出来ると言うことで
建築ファンは今後今治から目が離せません。

                
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★No.136  「愛媛県総合科学博物館」

所在地:愛媛県新居浜市  設計:黒川紀章/黒川紀章建築都市設計事務所  竣工 1995年。

     
次は愛媛県に移動して、まず新居浜市にある県立の博物館で「黒川紀章」さんの設計です。
円錐のエントランス棟、正方形の展示棟、三日月の生涯学習棟に球形のプラネタリウム棟という
それぞれが異なる形状の建物で構成されています。

その幾何学的に組み合わされた外観が科学する心をイメージし、近未来を予感させるという
黒川エッセンスがたっぷりと注入された建物で90年代半ばには数々の雑誌を賑わせました。
仕事移動の高速道路からもよく見えるので、一度足を運んでみました。

    
愛媛総合科学博物館 1


   
愛媛総合科学博物館 2


   
愛媛総合科学博物館 3


   
愛媛総合科学博物館 4


   
愛媛総合科学博物館 5


   
愛媛総合科学博物館 6


   
愛媛総合科学博物館 7


   
愛媛総合科学博物館 8


   
愛媛総合科学博物館 9


エントランス棟と展示棟の一部しか見てませんが、何とも写真映えのする建物です。
円錐の内部を取り巻くスロープがスリリングです。たしかこの日は夏に近い季節の好天日だったので
ガラスえんぴつの上部がかなり高温だったことを鮮明に憶えています(汗)

晩年の黒川建築に多用されたガラス円錐ですが、この愛媛県総合科学博物館の頃から使われ
始めたと言われています。私が過去見た中では一番大きなものでした。気合い入ってます。
こういうロボットチックなものに魅了されてしまうところが、やはりバブル世代??(笑)


       
        
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★No.38  「菅井内科」

所在地:愛媛県松山市  設計:長谷川逸子/長谷川逸子建築計画工房  竣工 1986年。

   
松山からもう1件。女性建築家のパイオニア「長谷川逸子」さんの作品です。

長谷川さんは、日本で初めて公共建築を手がけた女性建築家です。
男社会であった建築業で、今日女性が活躍できるのは長谷川さんがひいたレールが
あるからといって過言でないです。

球形や丸い線を使うデザインで、それまでにない独特の表現力で注目されるようになり、
湘南台文化センター」のコンペ当選で一躍脚光を浴びるようになりました。

この病院は、長谷川さんの初期の作品で女性らしい色彩と可愛い模様が特徴的です。

    
菅井内科1


菅井内科2


菅井内科3


菅井内科4


菅井内科5


菅井内科6

   
病院のデザインとしては、親しみやすいイメージで成功なのではないでしょうか。
これなら子供でも嫌がらずに病院へ行くかも知れません(笑)

長谷川さんと松山との関係はよくわかりませんが、初期の病院や住宅なども多いようです。
伊東豊雄さんと同様に関西に作品の少ない方なので紹介にはいい機会となりました。

ちなみに長谷川さんも安藤・伊東と同い年です。ということは安藤色の強い関西には
やはり入り込み余地がなかったのでしょうか(笑)

     
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★No.37  「松山ITMビル」

所在地:愛媛県松山市  設計:伊東豊雄/伊東豊雄建築設計事務所  竣工 1993年。

    
「伊丹十三記念館」の駐車場からふっと目に飛び込んできた事務所ビル。
「見たことあるな~」と調べてみたら、伊東豊雄設計の建物であることが判りました。

関西には皆無の伊東建築。地方に行けばやはり意外なものに出会います。
紹介できませんでしたが「伊東豊雄」さんは、今の日本では3本の指に入る屈指の建築家です。

一言で言って「風のように軽く洗練された」建築が多く、妹島和世やヨコミゾマコトなど著名建築家を
輩出するなど、現在60代の建築家としては、安藤忠雄と双璧です。(同い年)

伊東さんの建物は、雑誌以外で初めて見ました。このビルも一見普通そうですが竣工して15年。
いや~15年前は、かなり斬新だったと思いますよ。

   
ITMビル1



ITMビル2



ITMビル3



ITMビル4


ITMビル5


ITMビル6

  
伊丹十三記念館と同じ敷地に建っています・・・ということはITMビルという名称ですが
一六本舗の本社ビルのことです。
玄関のガルバリウムの壁とか15年前にしてはかなり新しいものに挑戦してるなという印象です。

やはり関西は、安藤パワーが強すぎて、伊東さんの出番がないのでしょうか(笑)
代表作「せんだいメディアテーク」には、ぜひ一度行って見たいものです。


     
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★No.36  「伊丹十三記念館」

所在地:愛媛県松山市  設計:中村好文+レミングハウス  竣工 2007年。

    
仕事で愛媛に出張する機会がやってきました。
もし松山へ行くことがあれば、絶対に行ってみたいと思っていた「伊丹十三記念館」に
ついに足を運ぶことができました!!!

設計は、「中村好文」さんです。奇抜なデザインや目新しいことを盛り込んでる訳でもないのに、
どこか品があって抜群にセンスがよい・・・そんな作品の多い建築家です。

とはいえ、中村さんの仕事の大半は、個人住宅の設計。ですから、公の場で中村さんの建物を
見る機会も希少なので、いろんな意味でスペシャルな建物なのです。

    
伊丹十三記念館1



伊丹十三記念館2



伊丹十三記念館3



伊丹十三記念館4



伊丹十三記念館5


伊丹十三記念館6



伊丹十三記念館7



伊丹十三記念館8

     
真っ黒な焼杉で覆われたシンプルな四角い外観です。中は庭を中心とした回廊になっていて
1本だけ立つカツラの木がとっても印象的です。
緑の綺麗な春先、それも晴天の日に松山に来れてとっても良かったです。

余談ですが館員さん達の暖かい振る舞いや、中村さんが手書きされた館内マップ、
お土産屋さんの雰囲気などどこをとってもサービスの質が高くとても感銘を受けました。
この雰囲気、いつまでも大切にして欲しいと思います。

この建物は、松山の有名銘菓「一六タルト」の会社の敷地内に建っております。
伊丹さんと一六本舗の社長さんがご親戚のようで、この地に記念館が設立されたそうです。

     
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