所在地:大阪市北区 設計:渡辺節/渡辺節建築事務所 竣工 1925年。
中ノ島を代表する近代建築で、大正15年に建てられたネオ・ロマネスク様式の建物です。
この「ダイビル本館」と神戸にある「商船三井ビル」の2つだけが、大正時代から現存する
最後の大規模オフィスビルということになります。
まさに重要文化財クラスの建物なのですが、高層ビル化が決定し2010年には取り壊しが
始まるようです。一等地建築の悲劇だといっても過言ではないでしょう。
設計は、「渡辺節」さんです。古典主義をベースにした自在な設計で主に関西の商業ビルの
実績が多く、あの村野藤吾を育て上げた師匠としても有名な人物です。







さすがに高層ビルに飲み込まれてしまいました・・・もう解体も時間の問題だと思われます。
当時としては外観は非常にシンプルで、1階の円柱やレリーフには派手な装飾が施されています。
これは、同時期の帝国ホテルの影響も受けてるのかも知れません。
中へ入ると、天井照明が豪華なホールを始めとした数々の歴史に出会えるような雰囲気です。
「もったいない」と「仕方ない」が交互にやってくるのですが元々が商業建築。
これは「仕方ない」とシフトするのもある意味間違いではないような気もします。
私には、高さが何倍もある超高層ビルに囲まれてもなお毅然として建つダイビルの美しさが
目に焼き付きました。興味がある方は、見納めて置いた方がいいと思いますよ。
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