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たてもんめぐり
主に関西の建築や有名建築家の建物を紹介するブログです。

2009年9月アーカイブ

★No.109  「tokimekiビル」

所在地:滋賀県大津市   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 2003年。

         
もう1件大津から。大津西武のちょうど向かい側にあるガラス張りの建物です。
一見誰が設計した建物かわかりにくいですが、何と、あの「高松伸」さんの設計です!!

このコーナーで紹介してきた高松建築は、バブル期のいわゆる「ロボット建築」ばかりでした。
しかし1990年台後半からこういった軽やかな、おとなしい建築が多くなってきます。

高松さんだけはずっとメタリックでいて欲しかったのですが、時代の流れには逆らえません。
個人的には、どうしてもこの建物を高松さんの設計だと信じたくないです(笑)

    
tokimekiビル 1


   
tokimekiビル 2


   
tokimekiビル 3


   
tokimekiビル 4


   
tokimekiビル 5


   
tokimekiビル 6


この建物からJR膳所駅までの坂道を「ときめき坂」というそうです。
その入口にふさわしいおしゃれなビルで、レストランやヘアサロンなどが入っています。

吹き抜け部分の天井(庇の下部)は、鏡になっていて最後の写真のアッパーライトが
点灯し、夜になるとさらに華やかさを演出していることでしょう。

2003年度、「グッドデザイン賞」受賞作品です。やはり高松さんはどんな時代の波にも
乗れる方です。大津の新しいランドマークとしてこれからも賑わうことでしょう。
ロボット建築だけでなくシンプルなった高松さん、これからも探しに行きたいと思います。

           
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    現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持って
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★No.108  「西武大津ショッピングセンター」

所在地:滋賀県大津市  設計:菊竹清訓/菊竹清訓建築設計事務所  竣工 1976年。

     
これは名建築か、それとも迷建築か(笑)??
大津市の中心部に建つショッピングセンターで、「菊竹清訓」さんの設計です。

もう30年以上前の建物ですが、デパートの屋上緑化ということで注目を集めたそうです。
建物の各階にガーデンテラスが設けられ、階段状に大きなバルコニーのようになっています。

その両脇(両妻側)から、異常なほど存在感のある屋外階段・・・・凄いインパクト。
でも、これデザイン的にどうなんやろ??お世辞でもカッコイイとは思えない(笑)

      
西武大津ショッピングセンター 1



西武大津ショッピングセンター 2



西武大津ショッピングセンター 3



西武大津ショッピングセンター 4



西武大津ショッピングセンター 5



西武大津ショッピングセンター 6



西武大津ショッピングセンター 7


今となっては屋外バルコニーに人も店舗もなく、寂しい限りの雰囲気なのですが
見れば見るほど、当時の斬新さを垣間見ることもできます。

30数年前、屋上に観覧車などがあったデパートはたくさんありましたが、
果たしてこんなに外を回遊できるショッピングセンターがあったでしょうか。

やっぱり当時は新鮮で、現在のモールのような存在であったと思われます。
もちろん西武は今も、しっかり営業してます。何といってもここは大津の一等地ですからね。

何故か、滋賀県建築・・・まだ2件目でした。何でこんなに少なかったんだろう??
それから、菊竹大先生の名建築も早く紹介しないといけませんね(汗)

                  
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★No.107  「近鉄橿原神宮前駅」

所在地:奈良県橿原市  設計:村野藤吾/村野建築事務所  竣工 1940年。


神武天皇が奉られた「橿原神宮」の玄関口の駅舎で、「村野藤吾」さんの設計です。
スレートと瓦葺の大きな屋根が特徴で、国家の威信を示すような重厚さが印象的です。

まだ箱型の近代建築の時代ではなく、レンガのような「洋風建築」と御所や伊勢神宮のような
「日本伝統建築」に二極化していた時代のものでとても保守的な外観です。

荘厳さやいうか威圧感が強い建物ですが、駅のコンコースに入って天井や壁面の装飾を
見ると村野建築らしさが溢れ出しています。

    
近鉄橿原神宮前駅 1


   
近鉄橿原神宮前駅 2


   
近鉄橿原神宮前駅 3


   
近鉄橿原神宮前駅 4


   
近鉄橿原神宮前駅 5


   
近鉄橿原神宮前駅 6


   
近鉄橿原神宮前駅 7


   
近鉄橿原神宮前駅 8


   
近鉄橿原神宮前駅 9


1940年竣工ですので、戦争の真っ只中に建てられた駅舎です。
一般には公開されていませんが、この駅には当時の皇族用の貴賓室もあるそうです。

国粋主義に受け入れ易いものが、駅舎のデザインにも求められたのは橿原神宮という
場所柄にはあったと思われます。

そんな中、ドアや壁面にはたくさんのレリーフが見られ重厚な外観とは対照的で
ホッとする印象です。本当はそういうことがやりたかったんだというのが所々に表れています。

制約の厳しい歴史的な背景も、村野藤吾を大建築家にする礎になったのではないでしょうか。


            
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★No.106  「下御門ビル」

所在地:奈良県奈良市   設計:妹島和世/妹島和世建築設計事務所  竣工 2003年。

   
意外と身近なところにあった「妹島和世」さんの建築(゜o゜)
奈良市の中心部にある店舗兼住宅だと思います。町屋が今も沢山残るいわゆる「ならまち」と
呼ばれる伝統建築群の近くに建っています。

その界隈の町並みとシルバーのアルミ外壁とのギャップには少し違和感も感じるのですが、
建物を「街のオブジェ・エッセンス」のような視点で考えてみると、あえてそこが妹島さんらしい
のかなという感じがしてきます。

    
下御門ビル 1


    
下御門ビル 2


    
下御門ビル 3


    
下御門ビル 4


    
下御門ビル 5


    
下御門ビル 6

             
「銀色の細長い箱」といった感じで、開口部も少なく不思議な建物です。
1階のお店にも入ってみたかったのですが、時間もなく見ることができませんでした。

外から見ると雑貨屋さんっぽい感じでしたが、看板を見ると車関係のお店だったのかな??
今考えると、もっとゆっくり見たらよかったと後悔しています(汗)

この界隈の「ならまち」は、若い人が雑貨屋さんやパン屋さんなど町屋を使ってどんどんお店を
始めているとてもおもしろい町です。お寺や鹿に興味がなくても十分に楽しめます。

ぜひ遊びに行って見てください。そしてこの建物の感想も教えて下さい。
このコーナーで約1年半ぶりの妹島建築でした・・・やっぱり関西には全然ないんですよね。


       
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