アクセスカウンター たてもんめぐり: 2009年2月アーカイブ
たてもんめぐり
主に関西の建築や有名建築家の建物を紹介するブログです。

2009年2月アーカイブ

★No.77  「東山魁夷せとうち美術館」

所在地:香川県坂出市   設計:谷口吉生/谷口建築設計研究所  竣工 2004年。

   
瀬戸大橋の香川県側のたもとにある小さな美術館で、「谷口吉生」さんの設計です。
東山魁夷の祖父が坂出市櫃石島の出身ということで、それを望むように建っています。

海の色をそのままに写し出したような緑色の外壁とガラスの組み合わせが上品で、
今ではすっかり有名になった「緑響く」のような鮮やかなグリーンです。


東山魁夷せとうち美術館 1



東山魁夷せとうち美術館 2



東山魁夷せとうち美術館 3



東山魁夷せとうち美術館 4



東山魁夷せとうち美術館 5



東山魁夷せとうち美術館 6



東山魁夷せとうち美術館 7

     
以前から気にはなっていたのですが、出張の帰り道に思い切って寄ってみました。
いや~良いところです。平日にもかかわらず結構お客さん多かったです。

少し暗めの展示室を抜けると、眼前に瀬戸内を望むカフェ。
櫃石島は、まだまだ岡山県側。建物もまた遠い故郷を望んでいるようで、何だか心憎い。

シンプルな形にシャープな庇。そして海を見せる演出・・・素晴らしいです。
谷口先生の美術館をたくさん見たくなる方の気持ちが少しわかってきたような気がします。


   
※建築主・建物管理者の方々へ

現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
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★No.76  「沢田マンション」

所在地:高知県高知市  建主:沢田嘉農(さわだかのう)・裕江  竣工 1973年~


今回は、ちょっと番外編。皆さん「沢田マンション」ご存知ですか?
この建物は、夫婦2人で作り上げたセルフビルドの鉄骨鉄筋コンクリート造の集合住宅です。

別名「日本の九龍城」「天空の城」とも呼ばれ、最近はメディアでも取り上げられる
建築探訪の名所にもなってます。

セルフビルドは数あれど、2人で5階建てのマンション・・・信じがたいですが本当の話です。
少々ぎこちなくモダニズムの雰囲気を醸し出してるところがたまらないです(笑)

Wikipediaにリンク貼りましたので、詳しくはこちらをご覧下さい。


沢田マンション 1


   
沢田マンション 2


   
沢田マンション 3


   
沢田マンション 4


   
沢田マンション 5


   
沢田マンション 6


   
沢田マンション 7


   
沢田マンション 8


   
沢田マンション 9

       
1~4階が賃貸住宅100人くらい生活されてます。5・6階が沢田さんの家になっています。
屋上のクレーンを見るとまだまだ未完。まるでガウディのようです(笑)

実は、沢田マンションに来たかったもう1つの理由があります。
それは、私が長年使ったビューカメラがこのマンションに住む方のもとに嫁いだのです。

その方のお名前も職業も忘れてしまって、できれば一度お目にかかりたかったのですが
残念ながらわかりませんでした。

そうなんです。沢田マンションには沢山の芸術家の卵も生活されているのです。
今回は時間もなく足早に帰りましたが、次来る機会にはもっと詳しく見てみたいと思います。

セルフビルドの力に驚くと共に、建築当時の役所も大らかであまり問題なかったのかな~と
いろんな思いにふけりました。

                 
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★No.75  「float (浮箱の家) 」

所在地:広島市安佐南区  設計:谷尻誠/SUPPOSE DESIGN OFFICE  竣工 2003年。

        
広島市にあるカフェ+住宅で、「float」という名の通り小高い丘の上にまるで宙に
浮いたかのように建ち、広島市街を一望できます。

設計は、「谷尻誠」さんです。主に広島を中心に活躍されてますが、大胆な構造や
個性的なデザイン・発想で次々と新しい建物を生み出す今や全国注目の若手建築家です。

このカフェは広島インターからも近く、前から一度行ってみたいと思っていたのですが
おじさん1人で勇気を振り絞って行ってきました(笑)

    
float 1



float 2



float 3



float 4



float 5


   
float 6


      
float 7

     
それにしても素晴らしい景色で、広島を一望できます!!
建物は図面のように建っているのですが、まるで空中に浮いている船のような感じです。

テラス下の斜面には畑が作られ、お店で使う野菜が栽培されていました。
それを見てるだけでこの土地を愛するオーナーさんの気持ちが十分伝わってきます。

ランチもヘルシーメニューでとっても美味しかったです。私以外みんな女性客でした・・・(汗)
夜は、また違った雰囲気を味わえるんでしょうね。

私は中国四国地方への出張が多いので、谷尻さんの建物には前から目をつけてました。
またいくつか紹介させていただきます。


        
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★No.74  「近鉄奈良ターミナルビル」

所在地:奈良県奈良市  設計:坂倉準三/坂倉建築研究所  竣工 1970年。

  
近鉄奈良駅のターミナルビルです。奈良ってJRよりも近鉄のイメージ強いですね(笑)
設計は、「坂倉準三」さん。ル・コルビュジェに師事し、前川國男らと共に戦後の日本建築の
リーダーシップをとった建築家です。

一言でいうと「繊細ながら男性的で力強い」モダニズム建物が多いです。
この駅もメタリックなボディに箱が積み重なった感じが、シンプルなようでとても力強く見えます。

    
近鉄奈良駅 1


   
近鉄奈良駅 2


   
近鉄奈良駅 3


   
近鉄奈良駅 4


   
近鉄奈良駅 5


   
近鉄奈良駅 6

    
1階部分の柱(最後の写真)が、大きなビルを持ち上げているようでとても力強いです。
寺院のようなJR奈良駅とは対照的でとても正統派のモダニズム建築です。

この駅は、坂倉さん晩年の建物だと思います。坂倉さん没後の坂倉建築研究所は、
紹介するまでもなく、大手設計事務所として第一線でたくさんの建築を生み出しています。

準三さんの功績も称えながら、坂倉事務所の建築も機会があれば紹介できれば
と思っております。

           
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★No.73  「奈良公園シルクロード交流館」

所在地:奈良県奈良市  設計:菊竹清訓/菊竹清訓建築設計事務所  竣工 1990年。

     
奈良シルクロード博を記念して作られた資料館で奈良公園の真ん中にポツっと建っています。
設計は「菊竹清訓」(きくたけきよのり)さんで、丹下健三に並ぶ大御所建築家です。

村野事務所出身で、その弟子といえば伊東豊雄・長谷川逸子・大江匡・仙田満・内藤廣・・・・
大先生と呼ばれる方々は皆、菊竹イズムを継承されています。

菊竹さんと言えば物議を醸し出すような奇抜なデザインが特徴。
それがカリスマといわれる所以かもしれませんが、この建物に関しては、奈良という土地に
抑制され残念ながら菊竹色を感じることができません。

      
奈良公園館 1


   
奈良公園館 2


   
奈良公園館 3


   
奈良公園館 4


   
奈良公園館 5


   
奈良公園館 6

     
あまりにノーマルな建物なので、何のコメントも出来ません・・・(汗)

関西には菊竹オーラのある建物は皆無で、これまで紹介できませんでしたが
特に山陰地方に多いので機会があればまた報告したいと思ってます。

主な作品といえば、「江戸東京博物館」や上野にあった「ソフィテル東京」、
関西ではエキスポランドにあった「エキスポタワー」などです。

菊竹さんは、2005年の愛知万博では総合プロデューサーも勤められました。
現在80才を超えられましたがまだまだ勢力的に活動されていて嬉しい限りです。


          
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