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たてもんめぐり
主に関西の建築や有名建築家の建物を紹介するブログです。

2008年9月アーカイブ

所在地:兵庫県豊岡市  設計:栗生明+栗生総合計画事務所  竣工 1994年。



日高町出身の世界的冒険家、植村直己さんの功績を伝えるための建物です。
建物自体が周囲の緑に完全に溶け込んでいて、看板がないと入口がわかりません。

設計は、「栗生明」さんです。槇事務所出身の建築家で、ランドスケープを視野に入れた
半地下の建物が多いのが特徴です。

この建物も丘を切り裂くように、クレバス(氷河の裂け目)をイメージした二百メートルの
直線通路が走る半地下構造になっています。



植村直己冒険館 1


        
植村直己冒険館 2


     
植村直己冒険館 3


    
植村直己冒険館 4


  
植村直己冒険館 5


  
植村直己冒険館 6


  
植村直己冒険館 7


  
植村直己冒険館 8


  
コンクリート壁やガラスを使って雪道・氷壁などがうまく表現してあります。
又、半地下の館内から何気に目に入ってくる山や川の景色が絶妙だと思いました。

この建物は96年に日本建築学会賞を受賞し、公共建築百選にも選ばれている名建築です。
まだ行ってことない方はぜひ一度行って見て下さい。周囲との一体感に脱帽です。

あと、どうして記念館ではなく「冒険館」なのか。それは、植村直己が今もマッキンリーで
冒険を続けているという深い意味が込められているからです。


     
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所在地:兵庫県西脇市   設計:磯崎新/磯崎新アトリエ   竣工 1986年。



西脇に磯崎新さんの建築があります。JR「日本へそ公園駅」前にある美術館です。
列車をイメージした外観に、玄関の左右にはギリシャ神殿を思わせる円柱が建っています。

西脇市出身の芸術家・横尾忠則さんの作品展示と保存を目的とした建物です。
日本へそ公園内には、この美術館と以前ここで紹介した「地球科学館」が隣接しています。


岡之山美術館 1


     
岡之山美術館 2


     
岡之山美術館 3


     
岡之山美術館 4


     
岡之山美術館 5


     
岡之山美術館 6


     
建物自体は意外と小じんまりしていて、展示室のガラスタイルの空間や別棟の瞑想室
(ピラミッドパワーを取り入れる部屋??)・・がとても印象的でした。

そもそも「日本のへその芸術拠点」としての町おこし事業でしたが、近年その熱は一気に冷め
今では駅の乗降客も1日数人という危機的状況になっているようです。

ここは官民一体となって、新たな手腕を発揮していただき「横尾ファンを運ぶ駅」の復活に
ぜひ期待したいものです。


     
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所在地:神戸市中央区  設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所   竣工 1977年。


おかげさまで、このコーナーも50作目の作品を紹介することになりました。
1回目もそうでしたので、節目はいつも「安藤建築」でいきたい思います(笑)

異人館のある神戸北野は、安藤建築の宝庫です。1970年後半~90年前半までの間に
できたものが10棟ほどあります。

「ローズガーデン」はそんな北野の安藤建築第1号です。
こんな赤レンガを使った安藤建築はおそらく神戸でしか見ることができないでしょう。


ローズガーデン 1


     
ローズガーデン 2


     
ローズガーデン 3


     
ローズガーデン 4


     
ローズガーデン 5


     
ローズガーデン 6


     
ローズガーデン 7


     
「なぜ、レンガ作りなのか?」、やはり北野は異人館を中心にした町なので景観に
配慮して作られているのです。

当時の北野は、外国人の住宅地とラブホテルが混在する少し近づきにくい雰囲気でしたが
安藤忠雄の手によってお洒落な店舗ができ、そして現在の賑わいになっています。

安藤建築が北野にもたらした功績は、とても大きなものなのです。


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所在地:京都市左京区   設計:大江匡/プランテック総合計画事務所   竣工 1998年。



京都岡崎にある、日本の古美術を中心とした私立美術館です。

設計は「大江匡」さんで、京都の町屋をモチーフにした建物です。小さな美術館に見えますが、
地下が大きく掘り下げられたサンクンガーデンになっていて、正直ビックリしました。

私もこんなお洒落なところだとは知りませんでした。建築通の方で(いや、建築通でなくても)
まだ行ったことない方にはオススメいたします(笑)


細見美術館 1


     
細見美術館 2


     
細見美術館 3


     
細見美術館 4


     
細見美術館 5


     
細見美術館 6


     
細見美術館 7


     
地上3階、地下2階の大きな吹き抜けになっていて、中庭、カフェレストラン、屋上庭園、
茶室、ミュージアムショップなどの憩いの空間になっています。

赤茶色に塗られた左官塗りが美しいです。個人的には安藤仕様のコンクリート美術館より、
こっちの方が好きかなあ(笑)

洗練されたビル作りが得意だと思っていた大江さんの作品だけに、改めてこの方が
「凄い建築家」であるということを再認識させられました。



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所在地:京都市下京区  設計:永山祐子/永山祐子建築設計  竣工 2004年。


またしても旬な若手女性建築家、「永山祐子」さんの紹介です。

以前紹介した乾久美子さんと同じく、青木淳事務所出身の建築家です。
今やルイヴィトン設計は、「青木王国」なのでしょうか(笑)

四条通の大丸前にあるルイヴィトンのファサード設計です。昼間はあまりにも凄い人と
交通量なので夜間に写真を撮ってきました。


ルイヴィトン京都1


     
ルイヴィトン京都2


     
ルイヴィトン京都3


     
ルイヴィトン京都4


     
ルイヴィトン京都5


     
ルイヴィトン京都6


     
一見派手そうに見えて、とても京都らしさを意識してるなと思います。歩きながら見ると、
白と黒の移り変わる表情がとても綺麗で、正面から見るとそれは縦格子のようにも見えます。

永山さんはまだ30代前半(だったと思う)の建築家ですが、コンペでの受賞も多くこの建物を
始めとして個人住宅や茶室なども設計されマルチな才能を発揮されています。

特に都心住宅「丘のある家」は、屋上を山のような白い屋根で囲い光と影の効果を使って、
空を囲いながら奥行きを出すという渾身の住宅設計です。

まだ知名度は低いですが、必ずブレイクする建築家の1人です。


     
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