アクセスカウンター たてもんめぐり: 2008年3月アーカイブ
たてもんめぐり
主に関西の建築や有名建築家の建物を紹介するブログです。

2008年3月アーカイブ

★No.19  「宝塚カトリック教会」

所在地:兵庫県宝塚市   設計:村野藤吾/村野・森建築事務所   竣工 1966年。

     
この方なしに、日本の建築を語ることはできない大巨匠「村野藤吾」さんの紹介です。

村野さんは1920年代に独立し、90歳を過ぎても創作活動を続け戦時中も含め70年間、
日本のモダニズム建築を代表する作品を世に送り出してきた大建築家です。

建物というものが四角いもので、あまりに無表情だった時代。
村野・丹下が吹き込んだ風が今日の街を造っているといっても過言ではありません。

村野さんは、宝塚に住んでいたということもあり、宝塚には特別の愛着があるようです。
その代表作品がこのカトリック教会です。

    
宝塚カトリック教会1



宝塚カトリック教会2



宝塚カトリック教会3



宝塚カトリック教会4



宝塚カトリック教会5



宝塚カトリック教会6



宝塚カトリック教会7

    
ハイヒールを裏返したような奇抜なデザインです。当時は違和感があったのかも知れませんが、
今では時代を超えすっかり周辺環境になじんでいると言った感じです。

事務局の方のご好意で内部も見学させていただきました。1面に塗られた荒引き壁の仕上げと
モノクロのようなステンドガラスに歴史の重みを感じます。

村野建築は関西に多いのですが、古いのでいつ解体されるのかという心配が付きまといます。
できる限り沢山紹介できるように、今後も追っかけて行きたいと思います。

村野氏は日本建築界では、丹下健三と双璧です。「関西の重鎮」と覚えて下さい(笑)


    
※建築主・建物管理者の方々へ

現存する名建築や有名建築家の作品を紹介し、1人でも多くの方に建築に興味を持っていただこうという主旨で、このサイトを運営しております。
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★No.18  「ソーシャルデザインカフェ ソボロ」

所在地:京都市中京区     設計:みかんぐみ     竣工 2006年。

   
建築家というのは、60~70代でもバリバリ現役の職業です。
妹島さんや隈さんで50代。これくらいを脂が乗り切ってる世代というんでしょうか。

今回は、「みかんぐみ」(加茂紀和子、曽我部昌史、竹内昌義、M・タルディッツ)の紹介です。
40代の若手建築家ユニットで、主に首都圏で注目を浴びてきている次世代建築家です。

そんな、みかんぐみの作品を京都で見つけました。
辰野金吾が設計した「京都文化博物館」の前に建てられた仮設のカフェです。

  
ソボロ1 



ソボロ2



ソボロ3



ソボロ4



ソボロ5

  
白いテーブル状の型が、屋根・テーブル・椅子の順に小さくなっていってるのが面白いです。
ただ、白いが故に錆やペンキの剥がれが目立ちました。せっかく一等地に建ってるんだから
その辺のメンテとかはしっかりして欲しいと思いました。

「プレミアムホットドック」という響きにそそられましたが、ボックス内の店員さんのやる気の
なさが伝わってきて買う気がなくなりました(笑)

平日の寒い日だったので、ここは多めに見て。休日は、賑わっていることを期待します。
仮設の可動式だけにいつまであるかわかりませんが、建物的には、見る価値がありました。

           
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★No.17  「COCON KARASUMA」

所在地:京都市下京区   設計:隈研吾/隈研吾建築都市設計事務所   竣工 2004年。

    
妹島和世さんが今一番ホットな女性建築家なら、男性ならやはり「隈研吾」さんです。

バブル期は、ポストモダン派として激しい装飾で世間の目を釘付けにした人ですが、
近年は素材の良さを生かす斬新さが脚光を浴び、日本で一番忙しい建築家かも知れません。

隈さんは「負ける建築」(予算や条件に打ち勝たない)というのが持論です。
あらゆる逆境も味方にして独創性を生み出すところが「隈流」であり、人気の原点なのです。

まさにそんな隈さんを待っていたかのようなビル再生事業です。
昭和13年竣工の旧丸紅ビルは、「烏丸通りの核」として見事にリノベーションされました。

    
cocon烏丸1



cocon烏丸2



cocon烏丸3



cocon烏丸4



cocon烏丸5

   
「過去と現在(古今)、2つの重なりを表現したかった」ということで、既存ビルを生かし、
低層部に雲をイメージした緑のプリントフイルムを挟み込んだガラスの壁面を採用しています。

このビルを初めて見た時の第一印象は、「うわ~、イマイチ」でした。
「緑の雲=京都の歴史との融合」もピンとこないし、どうもデザインが・・・と思ってましたが、
最近何だかどんどん街になじんできて、とってもよく見えるようになってきました。

これって隈マジック???。いつの間にか、このビル好きになりました(笑)
確かに外観には、賛否両論ありそうですが中は落ち着いていてとてもいい感じです。

「アクタス」などのインテリアショップに、カフェや映画館。
オフィス棟には京都のFM「α-station」もあり、まさに京都の情報発信地でもあります。

世界でも活躍する隈研吾さんですが、残念ながら関西には作品が少ないです。
今ノリにノッている隈さんから、今後も目が離せそうにありません。


   
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★No.16  「金沢21世紀美術館」

所在地:石川県金沢市   設計:妹島和世+西沢立衛/SANNA   竣工 2004年。

   
日本で一番有名な女性建築家、「妹島和世」さんの建築ユニット「SANNA」の代表作品です。
以前、このブログにも掲載したことがありましたが改めて紹介いたします。

学校跡の敷地に造られた円形総ガラス張りの建物です。
正面があるわけでもなく、360度どの方向からも入る事ができ無料開放スペースが多く、
今までの重厚な美術館のイメージを払拭するオープンな美術館です。

2004年最大の話題作でもあり、日本建築学会賞作品賞などを受賞。
又、国際建築展の最高賞である金獅子賞も受賞し、世界でも絶賛された作品であります。
偶然にも、仕事で金沢に行く機会に恵まれ、行って参りました。

    
金沢21世紀美術館1



金沢21世紀美術館2



金沢21世紀美術館3



金沢21世紀美術館4



金沢21世紀美術館5



金沢21世紀美術館6



金沢21世紀美術館7

     
美術のことなんか、全くわからない私でも1日いて飽きない施設です。
ガラスの軽やかさや、どこにいても外を望める開放感がそんな重々しさをなくしている感じです。

光庭にあるプールは、上から見ても下から見ても予想通り面白かったですし、有料スペースは、
迷路のようになっていて、いろんな形の部屋に展示物がありました。

妹島さんは、自分の設計にあった椅子をデザインされるということで、内外のあらゆる場所に
いろんな種類の椅子があり、面白いです。

何より恵まれていたのは、天気のいい日に見学できたことです。
これから行かれる方は、ぜひ晴天時を狙って下さい!!この建物の魅力が倍増しますよ(笑)

     
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★No.15  「ARK」

所在地:京都市伏見区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1983年。

    
この建物なしに高松伸は語れないという、「伝説の歯医者」です。
ARKという名は、「ノアの箱舟」のことらしいです。大洪水から家族を救ったとされる「箱舟」と
オーバーラップさせてるんでしょうか。

確かにちょっとやそっとじゃ壊れそうにもありません(笑)。何ともユニークな外観です。
大絶賛か???か。やはりこの建物も何か世界に向けてメッセージを発信してるんでしょうか。

     
ARK1



ARK2



ARK3



ARK4



ARK5

     
個人的には全く理解できない建物なのですが、80年代前半はそれまでの建物の常識に
疑念を持った建築家が、新たな表現の可能性に挑戦を始めた時代でした。

良しも悪しもその先駆者の1人が高松さんだったことには、間違いはありません。
あの穴の中は一体どうなってるんでしょうね。宇宙人の虫歯治療でもしてるんでしょうか??

高松さんは、島根県出身で京都大学の教授です。山陰や京都には、目を丸くさせるような
驚きの建築がありますので、又たくさん探しに行きたいと思います。


     
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★No.14  「なんばヒップス」

所在地:大阪市中央区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 2007年。

     
高松さんの最新作だと思います。なんばに完成した12階建ての複合レジャー施設です。
砂時計をモチーフにしたというユニークな外観は、難波の新たな顔として注目のスポットです。

最大の特徴は、CMでも流れている日本初のビル壁面設置型フリーフォール"ヤバフォ"です。
地上74mの高さから見下ろす難波の街は、一体どのようなものなんでしょう。

     
なんばヒップス1



なんばヒップス2



なんばヒップス3



なんばヒップス4



なんばヒップス5

     
これぞ、高松伸!!という斬新なデザインです。
高松さんの全盛期を知る我々30代にとって、何だかとても嬉しくなりました。

夜になると砂時計の照明が赤や青に輝いていました。その怪しげな感じも結構好きです(笑)
ビルの下では、「ヤバフォペアチケット2人で1000円」のチケットが配布されていました。
1人の私は、無関心を装いそそくさとこの場を後にしました(~_~;)

「キリンプラザ」閉館の後に、新たに生まれたミナミのランドマーク。
時代がまだまだ高松伸の存在を求めているということを、今日新たに再発見できました。



     
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★No.13  「キリンプラザ大阪」

所在地:大阪市中央区   設計:高松伸/高松伸建築設計事務所   竣工 1987年。

    
80~90年代に最も輝いていた建築家。高松伸さんの代表作品です。
独特の装飾や造形・壮大なスケール感でバブル期に絶大な人気を誇った建築家です。

「どんな小さな建築でも世界に向けてメッセージを発信する」というのが座右の銘であり、
とにかく見るものを驚かせる個性的な建築ばかりです。

この建物は、映画「ブラックレイン」の舞台にもなり、サイバー都市大阪の象徴として登場しました。
又、商業ビルとして初めて権威ある「日本建築学会賞」を受賞した名建築です。

そんな「キリンプラザ大阪」が、昨年10月をもって閉館いたしました。
土地売却・取り壊しの噂もあり、何とか一目見ておこうと道頓堀まで走ったのです。

   
キリンプラザ大阪1



キリンプラザ大阪2



キリンプラザ大阪3



キリンプラザ大阪4



キリンプラザ大阪5

    
機能性のない装飾。確かにバブル建築で、否定する方も多いでしょう。
しかし高松建築には夢があり、見るものを楽しませてくれた時代があったことも事実です。

高松氏は現在も活躍中ですが、この時期に存在した独特の魅力は失われつつあります。
しかしこの人の作品ほど「時代を写し出す」建築家は、日本にはいないと思います。

バブル建築を否定的に見ないで、その時代にあった夢を描いてきた高松さんの作品を、
これからも可能な限り追い続けていきたいと思います。

このコーナーは、ある意味高松さんの為にあるといっても過言ではありません(笑)

    
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★No.12  「兵庫県立人と自然の博物館」

所在地:兵庫県三田市   設計:丹下健三/丹下健三・都市・建築設計研究所  竣工 1988年。

    
三田市に丹下建築がありました。フラワータウン駅前にある博物館です。
駅前の博物館だというのに、この建物の存在を知る人は意外に少ないのではないでしょうか。

というのも周辺の道路は、全てこの建物より高い所を走っていてさらに緑に囲まれています。
なので車では、よほど注意して見ないとこの建物の存在に気付くことがありません。

   
人と自然の博物館1



人と自然の博物館2



人と自然の博物館3



人と自然の博物館4



人と自然の博物館5



人と自然の博物館6

    
全長150メートルの横に長い巨大な鏡のような建物です。実はこの建物、屋上が住宅群と
駅とを結ぶ長い歩道橋になっています。

大きな谷にまず橋がかかり、その下部を自然の公園や交流を目的とした博物館にならないかと
丹下さんが提案したそうです。

自然との調和を保つようなるだけ存在感を消す為に、ハーフミラーになっているようです。
確かに下部は驚くほど広くて綺麗な公園。しかし博物館は、平日もあってか人はまばらでした。

休日はもっと賑わっいるんだろうと期待したいと思います。
ちなみに、丹波市で見つかった恐竜の化石は、こちらの人々が調査・発掘に携っておられるようです。


     
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